俳諧伝授 -53ページ目

九月にお届けした俳諧の発句&オマケ

秋風の心うごきぬ繩すだれ  服部嵐雪(はっとり・らんせつ)(1654~1707)

|あきかぜの○○|こころうごきぬ|なわすだれ○○|


灰汁桶の雫やみけりきり/\す  野沢凡兆(のざわ・ぼんちょう)( ?~1714)

|あくおけの○○|しずくやみけり|きりぎりす○○|


落鮎や日に/\水のおそろしき  千代女(ちよじょ)(1703~1775)

|おちあゆや○○|ひにひにみずの|おそろしき○○|


秋風を追へば我身に入りにけり  小西来山(こにし・らいざん)(1654~1716)

|あきかぜを○○|おえばわがみに|いりにけり○○|


行水も日まぜになりぬむしのこゑ  来山

|ぎょうずいも○○|ひまぜになりぬ|むしのこえ○○|


行水の捨どころなきむしのこゑ  上島鬼貫(うえじま・おにつら)(1661~1738)

|ぎょうずいの○○|すてどころなき|むしのこえ○○|


虫の音や夜更てしづむ石の中  斯波園女(しば・そのめ)(1664~1726)

|むしのねや○○|よふけてしずむ|いしのなか○○|


鳥わたる梢の底や市の声  堀 麦水(ほり・ばくすい)(1718~1783)

|とりわたる○○|こずえのそこや|いちのこえ○○|


蕎麦はまだ花でもてなす山路かな  松尾芭蕉(まつお・ばしょう)(1644~1694)

|そばはまだ○○|はなでもてなす|やまじかな○○|


餓てだに痩んとすらむ女郎花  炭 太祗(たん・たいぎ)(1709~1771)

|うえてだに○○|やせんとすらむ|おみなえし○○|


鬼灯や掴み出したる袖の土産  太祗

|ほおずきや○○|つかみだしたる|そでのつと○○|


どうあろと先新米ぞうまし国  太祗

|どうあろと○○|まずしんまいぞ|うましくに○○|


浮世の月見過しにけり末二年  井原西鶴(いはら・さいかく)(1642~1693)

|うきよのつき○|みすごしにけり|すえにねん○○|


蔕おちの柿のおときく深山哉  山口素堂(やまぐち・そどう)(1642~1716)

|ほぞおちの○○|かきのおときく|みやまかな○○|


小鳥来る音うれしさよ板庇  与謝蕪村(よさ・ぶそん)(1716~1783)

|ことりくる○○|おとうれしさよ|いたびさし○○|


色鳥や喰こぼす物皆赤し  白芝(はくし)(?)

|いろどりや○○|くいこぼすもの|みなあかし○○|



オマケ、ousiaの俳句です。


爽やかや会釈を交わすへんろ道

|さわやかや○○|えしゃくをかわす|へんろみち○○|


我一歩月また一歩歩みけり

|われいっぽ○○|つきまたいっぽ|あゆみけり○○|


射し交わす影と光や秋の潮

|さしかわす○○|かげとひかりや|あきのしお○○|


朝寒に羽織るものなし夢の中

|あささむに○○|はおるものなし|ゆめのなか○○|


仰向けば我が胸圧す秋の空

|あおむけば○○|わばむねあっす|あきのそら○○|


壜に挿す赤のまんまや島四国

|びんにさす○○|あかのまんまや|しましこく○○|


野仏の細きまなこや曼珠沙華

|のぼとけの○○|ほそきまなこや|まんじゅしゃげ○○|


浅川をよぎる雑魚あり彼岸花

|あさかわを○○|よぎるざこあり|ひがんばな○○|


石積の石に角なし曼珠沙華

|いしづみの○○|いしにかどなし|まんじゅしゃげ○○|


太祗忌やせめて一日の俳三昧

|たいぎきや○○|せめてひとひの|はいざんまい○○|


愚直なる色を今年も唐辛子

|ぐちょくなる○○|いろをことしも|とうがらし○○|


珈琲に作法ありけり秋の夜半

|こーひーに○○|さほうありけり|あきのよわ○○|



スゥッ・・・(ーoー)y゜゜゜