今日の月
昨夜は狼男に変身\(\o-)ヘン~(-o/)ゝシンッ!!\(`O´)/ガオ~!してましたぁ、よって人語を解することができず、ブログを更新できまへんでした。(←ウソです)
仲秋の名月、いかがでしたでしょうか。
俳諧・俳句の詠題としての「名月」には、以下の傍題(ぼうだい)があります。
十五夜・中秋節・芋名月・今日の月・今宵の月・三五夜(さんごや)・三五の月・端正(たんじょう)の月・名高き月・望月・望の月・満月・明月
せっかくですから「月見」の傍題も挙げておきましょう。
月見団子・稲草祭・菅ぼうず・芋の子誕生・団子突き・観月宴・月餅・観月・賞月・月祭る・月の宴・月の座・月供え・月見酒・月見台・月見舟・月見茶屋・月見茣蓙・月の宿・月の主・月の客・月の人
詩歌を詠んで名月を観賞する、というのはChinの風習が平安時代の貴族によって取り入れられたそうです。
“月見が風流な観月宴となったのは、大陸の影響であり、シナでは月餅を供えるが、日本で初物の芋や団子を供えるところに日本古来の風を残している”
〔山本健吉『最新俳句歳時記』(文藝春秋刊)〕
“中国の行事と詩歌が輸入される前に、日本人は信仰的な意味から、この日を大事にした”
〔山本健吉『基本季語五〇〇選』(講談社学術文庫)〕
以下〔山本健吉『最新俳句歳時記』(文藝春秋刊)〕から、月見の風習を拾ってみましょう。
“宮城県名取郡では、名月際を「稲草際」と言って、苞(つと)に赤飯を入れて枝豆を挿し、狐のいる山へ以て行く”
“紀州でも、稲穂を結びつけた芋を庭先に高くかかげる”
“九州阿蘇でも、月の数だけの稲を抜き、これを作神様に「ほかへる」と言う”
“信州北安曇郡では「菅(すげ)ぼうず」と言って、二メートルほどもある藁繩(すげ)で、一束分は他人の物を取ってもよいとされる”
“伯耆(ほうき 今の鳥取県の西部)では「芋の子誕生」と言って、芋の子を掘って来て、小豆飯といっしょに神に供える”
“南九州から南島にかけては、この日綱引きをやる”
まあ、べつに民俗学をやろうと云うのではありませんが、こういうのが日本古来の風習の名残なんでしょうね。
廃れずに、今も行われているのでしょうか?
また、
“十五夜の晩は、芋を始め、誰の畑の作物を取っても構わないという風習が、諸地方にあり”
なんていうのもあります。
この話は、子供の頃に耳にした覚えがあります。
こうして見ると「月見」とその傍題は、雅俗の入り交じった詠題なんですねぇ。
すごく俳諧らしい題です、雅俗の調和。
ガオー!(←あれ?また狼男に変身?)
えーとですねぇ、もし天気が悪くて名月が見られなかった場合はどうなんでしょう。
はい、もちろん、そういうときの題も、ちゃんとあります。
無月
曇ったり降ったりして、名月を見ることができないのを言う。「曇る名月」。雨が降ったときは「雨月」とも言う。「雨名月」・「雨の月」。(「」内は傍題)
〔山本健吉『最新俳句歳時記』(文藝春秋刊)〕
無月・曇る名月・雨月・雨名月・雨の月、このどれを使っても“曇ったり降ったりして、名月を見ることができないのを言う”ことになります。
「雨月かな」なんてやると、名月を見られなかった残念な感じが響くということになります。
名月の発句をご紹介しておきましょう。
名月やからす羽いろに海の上 支考
|めいげつや○○|からすばいろに|うみのうえ○○|
各務支考(かがみ・しこう)(1665~1731)の句です。
海上の名月を、「からす羽いろ」という色彩によって描いたものです。
からす‐ば‐いろ【烏羽色】
黒く青みのあるつややかな色。また、黒色。烏の濡羽色。からすば。
[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
空の満月はもちろんですが、その月光に輝く海の色が美しいですね。
では私も。
街はいま箱庭めきぬ今日の月 ousia
|まちはいま○○|はこにわめきぬ|きょうのつき○○|
今夜は、もう十六夜なんですけどね。
スゥッ・・・(ーoー)y゜゜゜