サン=デグジュペリの「星の王子さま」に出てくる一節です。

先日のラジオ番組「カラフルスタイルラボ」で、パーソナリティ奥田絵美さんと、NPO法人インフォメーションギャップバスター代表の伊藤芳浩さんとご一緒しました。
 
奥田さんが、最後に一言みなさんにどうぞ、と言ったとき、伊藤芳浩さんが言ったのはこうでした。
 
見えないところに大切なものが隠れています。それに気づく優しさが社会を変えます。
 
隣で聞いていて、涙があふれそうになり、あることが心に浮かびました。その大切なものを見えるようにしていこう。大切なものを探しに行こう。易しい優しさから行動しよう。
 
伊藤さんは小学校から大学までろう学校に行かず、普通学級でした。いじめられたことや、助けてもらったこと、仕事でうまくいかなかったときのこと、前向きに働けるようになったこと、伊藤さんでしか体験できないことを隠さず話してくれました。奥田さんはご両親が聴覚障害者です。小さい頃から長女としてご両親の耳と声の役割をしてこられました。CODA(コーダ:聴覚障害者の両親を持つ子ども)として育ち、ご両親の代わりに大人の嫌なところも見てきました。お二人のそうした話を聞いて感じたのは、わたしたちはその同じ辛さを共有することはできないし、共感できても実感できないことです。お辛かったでしょうね、とか、よく乗り越えてこられましたね、とか、簡単に口にできなくなりました。この詳しいお話は、ラジオ番組の録音録画でぜひご覧ください。
 
耳の聞こえる人が、聞こえない人の状況を察することはできないのかもしれません。聞こえない人の辛さを想像することは無理なのかもしれません。聞こえない人の気持ちは全く理解できないままかもしれません。しかし、察してみよう、想像してみよう、理解してみよう、と考えることでしか互いの違いを受け入れることができないのです。違うものは違うもの。理解できなくてもいい。その存在を認めることこそが受け入れるということだと感じました。
わたしに言えるのは、いたって当たり前のことだけです。違うもの、違うこと、違うところを見つけたら、歩み寄ってみよう。行動することで多様性ある社会への一歩になる。
 
正論言うよね~。政治家になるつもり~?そんな声が最近増えてますが、断じて政治家になるつもりはありません。正論は意識して言ってます。「それって正論だよね」というのはわたしの誉め言葉ですのでどんどん言ってくださいね。
 
で、言いたいことはわかったけど、それは例えばどんなことすればよいの?
 
12/26出発『多様な人が共に生き、共に幸せになる未来を』ネパールから学ぶ旅5日間
おかげさまで募集も最終段階です。最低催行人員を越えましたので実施決定しました。定員まであと数名です。時期、内容などリクエストがあれば今後の参考にしますので、コメントやメールでご連絡くださいね~~。

 

ネパールツアーが好調で

わたしは今日も元気です。