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ウーゴズ・ブログ|kumaのブログ(アート編)

美術館向けの展覧会企画に携わってきたKuma氏が語るアートのつれづれ。

《筆触絵画》と題された先日のイッキ描きブログ:
われらが菊地画伯はモネの旗で飾られた《モントルグイユ街》の部分拡大図の筆触から長谷川利行の筆触を連想して、両者「同じ方向を向いているねぇ〜〜」と感動しきりのご様子でした。


http://blog.livedoor.jp/toyo0722/archives/53348493.html


満艦飾のフランス国旗で彩られた通りを描いたモネの作品としては《サン=ドニ街》も有名です。この2つは良く似ているのでぱっと見では区別がつかないかも知れません。


☆このフランス国旗で飾られた祝賀モードの休日(1878年6月30日)を描いた作品としてはモネの先輩マネの
《モニエ街》という絵もあります。
私が最初に知ったのは実はこちらの絵です。
晴れやかな祝賀モードの街を松葉杖をついて歩く隻脚の男の人の後ろ姿が印象的ですね
 

☆菊地画伯今日の1枚はお休みします。

 

モネ  《モントルグイユ街》  1878年

 

モネ サン=ドニ街  1878年

 

長谷川利行 《カフェ・パウリスタ》 1928年

 

マネ 《旗で飾られたモニエ街》   1878年

6月24日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。

 

第50回 《〜これまで誰も教えてくれなかった〜

『絵画鑑賞白熱講座』》モディリアーニと妻ジャンヌ

 

前回のルドンの様子が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。

よろしければご覧ください。→ こちらから

 

さて、次回はモディリアーニです。

先日、ニューヨークのサザビーズで彼の裸婦の大作が172億円で落札されたことはみなさんの記憶にも新しいことと思います。

モディリアーニの絵はオークションでの高額落札の常連です。高額で取引されるということで贋作の問題も頻繁に起こります。昨年イタリアのジェノヴァで開催されたモディリアーニの展覧会が20点以上の贋作が含まれているとの指摘を受け、会期終了前に中止になるという前代未聞の事件も起きました。

没後100年近く経った今も話題にこと欠かないモディリアーニですが、生前の彼も様々な伝説にかこまれています。伝説の基本は美男子で数々の女性と浮き名を流し、酒と薬に溺れ健康をくずし、極貧の生活の中で35歳という若さで亡くなったというものです。これらの話はたぶんに誇張され、例えば「薬に溺れ」などは根拠がありません。しかし、もっとも悲劇的なのは、彼の死の2日後に、身重の妻ジャンヌが2歳の幼い女の子を残して、窓から飛び降り自殺をしてしまったことです。ジャンヌはわずか21歳でした。

ジャンヌはこの悲劇の主人公としてのみ人々の記憶に残ってきましたが、実は彼女自身も若き才能ある画家でした。彼女が残した作品からは、彼女がもっと長く生きていたら、きっと優れた画家になっていたはずだと確信させるものがあります。

私は2007年に東京のBunkamura ザ・ミュージアムほかで開催された《モディリアーニと妻ジャンヌの物語展》に企画協力させていただく機会を得ました。この展覧会では、それまでほとんど紹介されることがなかったジャンヌの作品70点ほどが展示されました。展覧会の準備過程でジャンヌの作品に接するにつれ、モディリアーニとジャンヌの関係についてそれまで私が持っていた、「奔放な芸術家に翻弄された純真な若い画学生」という先入観は消え、独立した二人の芸術家の交感というものが見えてきたのです。

 

次回は様々なエピソードを交えながら、モディリアーニの芸術の核心にアプローチするとともに、妻ジャンヌの作品の鑑賞にもトライしたいと思います。

 

モディリアーニ

《大きな帽子を被ったジャンヌ》

 

16歳のジャンヌ・エビュテルヌ

 

ジャンヌ・エビュテルヌ

《自画像》

 

ジャンヌ・エビュテルヌ

《中庭》

 

ジャンヌ・エビュテルヌ

《ヴェールの女》

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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。

※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、

    そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。

※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、お気軽にご参加ください。

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講師:  中尾陽一

日程 :  2018年 6月24日(日) 13:00 —15:30

参加費: 4000円

場所 : プロトマニア HP→こちらから

    [東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]

    〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F

    予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。

     e-mail: yoyoa@mac.com

     phone: 090-2469-4450(荒川陽子)

※メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。

※プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますがお電話でお問合せください。

 

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株式会社ウーゴズ

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横浜市港北区箕輪町2-5-25-601 

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菊地画伯のイッキ描きブログ、長谷川利行礼讃は終了したかに見えたけど、昨日も「原田マハの泣ける!印象派物語」で紹介されているモネの絵をだしに長谷川礼讃でした。
長谷川利行展を見た菊地画伯の大興奮はまだ冷めやらぬようです!

イッキ描きブログ

 

菊地理作品集《躍動》からの今日の1枚:
《室内》
油彩/カンヴァス F8 45.5 x 37.5 cm
2012年

 

 

☆イッキ描きブログより
若いころに「絵は説明ではない」と教えられるけど、これって下手な禅問答より難しい。その究極の答えが「絵は筆の喜び」なんだと私は思う。