先日丸の内の三菱一号館美術館で見たバーン=ジョーンズ展での印象を書きたい思います。
これまでラファエル前派関連の展覧会でバーンジョーンズの作品はそれなりに見てきましたが、なぜかバーン=ジョーンズという画家の明確なイメージを持てないでいました。
それにはバーン=ジョーンズの微妙な立ち位置(?)に原因があるような気がします。ついつい、「バーン=ジョーンズってラファエル前派だったっけ、違ったっけ?」と思ってしまいます。そして、「たしか、ラファエル前派のメンバーじゃなかったはずだけど、様式とか主題はラファエル前派風だから要はラファエル前派の周辺作家ということになるのかな・・・」でも、「周辺作家というには画家としての名声が確立しているよな・・・」。あるいは、「ウィリアム・モリスと結構仕事をしていたんだよな」と、まずはモリスあってのバーン=ジョーンズという理解になりがちです。
そして、三菱一号館美術館の紹介文によれば今回の展覧会は日本初のバーン=ジョーンズの個展ということですが、これもすぐには納得がいきませんでした。「えっ、バーン=ジョーンズ展ってだいぶ前に見たけど・・・」「あれは、違ったっけなあ?」自分の心の中でこんな問答が始まりました。ちなみに、あとで確認したところ、私が見たのは「バーン・ジョーンズと後期ラファエル前派展」でした。確かに個展ではありませんでした。
ことほどさように、今回の展覧会を見るまで、バーン=ジョーンズについての私のイメージというのはなはだ心もとないものでした。
で・・・、話がまたまた脱線してしまいました。
バーン・ジョーンズの作品についての感想は後日またあらためます。
先週の土曜日、 最終日まで残りあと一日とせまった「バーンジョーンズ展 —装飾と象徴」を見に、丸の内の三菱一号館美術館に行って来た。最終日前日ということで混雑を予想していたが、程よい入館者数で、各作品をじっくりと鑑賞することがでた。主催者的には最終週くらいは満員御礼的大混雑であって欲しいところだろうが、ラファエル前派やビクトリア朝の絵画というのは見応えもあり人気がありそうで、意外に動員力は弱いというのが展覧会業界の通説だ。私の記憶でもこれまで数多く開催されてきたこの種の展覧会で大ヒットしたものはないと思う。
4年前に渋谷のBunkamuraで開催されたジョン・エヴァレット・ミレイ展でもあの《オフィーリア》が来ていたにもかかわらず、そんなに混雑はしていなかった。おかげで、期せずしてラファエル前派稀代の名作を思う存分じっくりと鑑賞することができ、私としては大満足であったが、他方《オフィーリア》でもこの程度の動員力しかないのかと少々寂しい気持ちにもなったものだ。
三菱一号館に話しをもどそう。これまでの展覧会では、本来美術館使用を目的とした建物ではないこの美術館の宿命とも言える、比較的小さくて数の多い展示部屋と複数階にわたる展示フロアの構成が、どちらかと言えばマイナスの印象であったが、今回はそんなことはなく、現在、自分が美術館のどのあたりにいるのかがわからなくなるという、良く言えばラビリンス的な雰囲気が、バーンジョーンズ的世界とうまく感応して、展示室が変わるごとに新鮮な気持ちで作品を鑑賞することができた。
そこで感じたバーン=ジョーンズの作品世界についてはまたあらためて・・・

三菱一号館美術館から見た
丸の内ブリックスクエアの中庭
4年前に渋谷のBunkamuraで開催されたジョン・エヴァレット・ミレイ展でもあの《オフィーリア》が来ていたにもかかわらず、そんなに混雑はしていなかった。おかげで、期せずしてラファエル前派稀代の名作を思う存分じっくりと鑑賞することができ、私としては大満足であったが、他方《オフィーリア》でもこの程度の動員力しかないのかと少々寂しい気持ちにもなったものだ。
三菱一号館に話しをもどそう。これまでの展覧会では、本来美術館使用を目的とした建物ではないこの美術館の宿命とも言える、比較的小さくて数の多い展示部屋と複数階にわたる展示フロアの構成が、どちらかと言えばマイナスの印象であったが、今回はそんなことはなく、現在、自分が美術館のどのあたりにいるのかがわからなくなるという、良く言えばラビリンス的な雰囲気が、バーンジョーンズ的世界とうまく感応して、展示室が変わるごとに新鮮な気持ちで作品を鑑賞することができた。
そこで感じたバーン=ジョーンズの作品世界についてはまたあらためて・・・

三菱一号館美術館から見た
丸の内ブリックスクエアの中庭
エルンスト・クライドルフ:アルプスの自然とファンタジー 展
昨日無事終了しました。
Bunkamuraでのクライドルフの展覧会が大いに盛り上がったこともあり、ウーゴズにも多数の皆様にお越しいただくことができました。ありがとうございました。会期中の関連イベント、絵本の読み聞かせとライアーのセッションや恒例となりつつあるフラワータッチセラピーのワークショップも盛況でした。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた方々、ありがとうございました。
会期中ずっとクライドルフの絵本といっしょに過ごしてきて、彼の自然へのまなざしが本当に身近なものに感じられました。視点を低くして花や昆虫たちの織りなす世界を覗き込む視線から、彼らの世界にはいりこんで、こんどはその自然を内側から感じる視線をもって彼らの世界と自分の世界が同化する世界観に酔いしれました。まさに、センス・オブ・ワンダーの世界でした。
次回の展覧会は9月11日から、
「きのこの森のふしぎな動物たち展」
が始まります(9月22日まで)。
キノコの図譜と手のひらサイズの小さくてちょっと不思議な動物たちがお迎えします。この展覧会も普段の視線を少しかえて、低い視点から、小さきものたちの織りなす世界をお楽しみください。
不思議な世界が動きだすことでしょう。

きのこの森のふしぎな動物たち展
9月11日(火)~22日(土)日月曜休み
昨日無事終了しました。
Bunkamuraでのクライドルフの展覧会が大いに盛り上がったこともあり、ウーゴズにも多数の皆様にお越しいただくことができました。ありがとうございました。会期中の関連イベント、絵本の読み聞かせとライアーのセッションや恒例となりつつあるフラワータッチセラピーのワークショップも盛況でした。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた方々、ありがとうございました。
会期中ずっとクライドルフの絵本といっしょに過ごしてきて、彼の自然へのまなざしが本当に身近なものに感じられました。視点を低くして花や昆虫たちの織りなす世界を覗き込む視線から、彼らの世界にはいりこんで、こんどはその自然を内側から感じる視線をもって彼らの世界と自分の世界が同化する世界観に酔いしれました。まさに、センス・オブ・ワンダーの世界でした。
次回の展覧会は9月11日から、
「きのこの森のふしぎな動物たち展」
が始まります(9月22日まで)。
キノコの図譜と手のひらサイズの小さくてちょっと不思議な動物たちがお迎えします。この展覧会も普段の視線を少しかえて、低い視点から、小さきものたちの織りなす世界をお楽しみください。
不思議な世界が動きだすことでしょう。

きのこの森のふしぎな動物たち展
9月11日(火)~22日(土)日月曜休み