令和6年7月17日(水)大阪市会 2025年大阪・関西万博推進特別委員会から、田中ひろき委員(自民くらし)の質疑を書き起こしました。

 

万博、大丈夫ですか(局長答弁)

仮称「大阪ウィーク」のだんじりイベントについて

選定等の役割分担

地域の事情

最低参加人数

関係者パス

警備

キャンセル

費用負担

オリジナル法被の制作

出展決定後のバックアップ

要望

機運醸成(市長答弁あり)

空飛ぶクルマ(市長答弁あり)

空飛ぶクルマの運行計画

なんか生き物せられへんかな

凍ったマンモスと空飛ぶチンパンジー

 

動画はこちら

 

5:24:09~

万博、大丈夫ですか(局長答弁)

◆田中ひろき委員:自由民主党の田中です。万博特別委員会、めちゃくちゃ長いね。これ、今年初めてなんですけど、これ長時間にわたってね、この万博の課題を散々聞かされたんですけど、ちょっともう一年切った中で、ほんまにこれ、うまいこといくんかないう、ちょっと不安が感じるようになってきたんですけども、局長、冒頭ちょっとお尋ねするんですけど、大丈夫ですか。

 

 

◎万博推進局長:本日ですね、こういった機会を設けていただきまして、午後1時からですね、現在にわたるまで、各委員の先生方におかれましてですね、様々な課題の指摘につきまして、ご議論させていただきました。その中でもですね、当然道筋のついている課題もあればですね、当然今検討中という課題も散見されているといった状況でございますけれども、とはいえ、博覧会協会とともに、これからですね、開幕が、まあまあ、あと8ヶ月強、9ヶ月ということで迫っているんですけれども、なんとか乗り越えて多くの方々に楽しんでいただけるような万博が開幕できるように、万全の準備を進めていくという決意で日頃から取り組んでいるところでございます。以上です。

 

 

◆田中委員:局長、突然の指名申し訳ないです。ありがとうございます。

 

仮称「大阪ウィーク」のだんじりイベントについて

◆田中委員:では早速ですね、私の方から先ほども質疑あったんですけども、仮称「大阪ウィーク」について質疑をさせていただきます。

 

選定等の役割分担

◆田中委員:これはですね、府内の43市町村が、それぞれの地域の魅力をですね、世界へ発信させるべく、会場に集ってイベントを行うということなんですけれども。

 

特に春のですね5月9日からの3日間ですね。府内のですね、だんじり・やぐら・太鼓台などが集結をして、展示そしてパフォーマンスを行うということが予定をされているんですね。

 

この出展についてはですね、各区の意向を調査されたということなんですけれども、まず最初にそちらを確認させていただきます。

 

 

◎参加調整担当課長:お答えいたします。各区へは、本年4月に、仮称「大阪ウィーク」の参加意向調査を行った上で、6月には改めてご指摘の春のイベントにつきまして開催概要をお示しして出展意向を照会した結果、まだ調整中ではありますが、現時点で13区からだんじり、布団太鼓、みこし等の出展意向が示されているところでございます。以上でございます。

 

 

◆田中委員:委員の皆さんもお聞きになられた通りですね。参加意向の13区で、だんじり、布団太鼓、みこし等の出展意向が示されたということなんですね。

 

あれ?大阪市はどの区もだんじりでと聞いてたんですけども、これちょっと違うのかな。課長、そこんとこどうですか。

 

 

◎課長:お答えいたします。この春のイベントにつきましては、だんじりのみならずですね、だんじりややぐら、太鼓台も含まれた出展のイベントとなっております。以上でございます。

 

 

◆田中委員:私年寄りになっちゃったんでね、耳悪なったんか分かんないけど、なんかそんな風なことをちょっと聞いてたんで。私が耳悪なったのかな。

 

まあええわ。次ね、平野区よう聞いててね。私の地元である平野区からもですね、これ出展意向があったというふうに聞いてるんですけれども、この出展するだんじり等の選定について、どのような役割に基づいて行われていたんでしょうか。

 

 

◎課長:お答えいたします。仮称「大阪ウィーク」におけるコアイベントでは、万博推進局が主催者として全体の実施・運営・進行管理やプログラム構成・演出等のプロデュースを担当し、府内市町村や大阪市各区はコアイベント内の様々なステージやブース等で行います各プログラムの実施主体としての役割を担っていただいております。

 

こうした役割分担の考えに基づき、区として地域の事情を踏まえて出展するだんじり等を選定し、出展の意向を示されているところでございます。以上でございます。

 

地域の事情

◆田中委員:今の答弁にもあった通りですね。区として地域の事情を踏まえて出展するだんじり等を選定ということなんですね。これ「地域の事情を踏まえて」の、これ「地域の事情」というのはどういうことかな。課長答えられます?「地域の事情」。

 

 

◎課長:お答えいたします。「地域の事情」ということに関しましては、各区においてだんじりの台数とかですね、状況が違いますので、その状況に合わせて区において選定いただくということでございます。

 

 

◆田中委員:その「地域の事情」は、例えば平野区でも結構なだんじり数があるんで、まあまあ一概に局としてここを選定しましたというのはできないと思うんですね。やっぱ地域に、各区に任せるという判例だと思います。

 

その各区は「地域の事情」を踏まえて選定するということなんですけれども、平野区ではですね、このだんじり等の選定について、どのように進めておられるんでしょうか。

 

 

◎まちづくり推進担当課長:お答えいたします。平野区では、だんじりを保有している団体に対し、6月25日に区役所にて説明会を開催する旨説明し、当日は説明会時点で分かっている出展条件などご説明の上、7月4日まで出展を募り、7月17日の19時の時点で複数の出展希望者があれば抽選を実施する予定となっています。以上でございます。

 

 

◆田中委員:まさにですね、この今日もう19時なんで、もう7、 8分後になるんですけども、その時点で複数の出展希望があれば抽選を実施するということなんですね。

 

これ抽選ということなんですが、この選定方法、なぜそういったことになっているのか理由を聞かせていただきますか。

 

 

◎平野区長:お答えいたします。平野区におきましても、複数のだんじりがございまして、それぞれに歴史でありますとか「地域の事情」も異なります。

 

ただ、それぞれ思いは持っておられますので、だんじりすべての団体にお声掛けをして、その上で今の現状での出展状況をご説明の上、それぞれの地域で手を挙げるかどうかを判断いただいて、その上で公開の抽選という予定でございます。

 

複数の希望がなければ抽選をする必要もないかとは思いますけれども、はっきりその状況がわかる前に区役所出てまいりましたので、ちょっと今の時点での状況は分かりかねますが、そういう状況で公開の抽選といたしました。以上でございます。

 

◆田中委員:それぞれの歴史があるので公正公平に抽選を行ったということだと思うんですね。やっぱり長い歴史を有するだんじりもあればですね、そうでもないもの、これ実際平野区であるんですよ。

 

平野区ではですね、この9町、九つのだんじりが曳行する平野郷夏祭りというのがあるんですけれども、これがですね、ちょうど先週7月12日、13日、実際4日間、祭り自体はあるんですけども、7月12、13が、だんじり9台曳行されておりました。聞いたら、区長も見に行かれたんですね。本部席で見学をされたと思います。

 

これがですね、30万人の見物客を毎年訪れて見ているんですけれども、これはですね、大阪市内でも有数のだんじり祭りとなっております。

 

当然ですね。これ歴史を重んじるのであれば、この9町のうちの1台が選ばれるんかなと思ってたんですね。

 

今回ですね。この説明会に参加しただんじりの中にはですね、申し訳ないけれども、20年30年ほどの歴史でしかないと言ったら申し訳ないけども、実際そうなんだよね。よそから、しかも払い下げただんじりを曳行されているところもこれあるんですよ。

 

聞くと、そのだんじりを地域で曳行していると言うんだけれども、実際、曳行参加してる人間の8割がね、これ大阪府内南部の助っ人なんですよ。実際、その8割の助っ人が、そのまま平野区のある地域のだんじりにやってきてやってるんだけども、地元の人らからすると、なんかもう、手伝いに来てくれた人にやっぱ賄いをせなあかんとかね、これ何のための祭りやっていう、ちょっと今、問題になったりもしてるんですよ。

 

こういう事情もあるんでね、そんな、区長ご存知でした?これ。

 

そもそもこれ、説明会にいらっしゃった、だんじりの団体、いくつかあったと思うんです、平野郷の9町以外に。そのだんじり、ご覧になったことありますか。

 

平野区長:お答えいたします。説明会にいらしただんじりについては、基本的には全部、昨年度見に行かせていただいたものになるかと思います。

 

委員おっしゃるように、様々な、最近ご購入なさったところもあれば、長い歴史をつないでこられたところもございます。

 

ただ、私自身が本当にすごいなと思いますのは、実際にそのお祭りに関わっておられるだんじりの関係者皆様が、自分のところのだんじりのことも本当に大切にされていますけれども、他の地域のだんじりや、そこに関わっている人たちに対しても、本当に尊敬の念をもって、お互いに一つ一つのお祭りを長く続けていこうという思いで頑張っておられるというのが、地域を支える上ではとても大切なことだと考えておりますので、区役所といたしましては、いろんな思いはもちろん皆さんお持ちではありますけれども、今回、公平公正な抽選ということを最初に考えさせていただいた次第でございます。以上でございます。

 

 

◆田中委員:公平公正ということなんですけれども、平野区に他だんじりあるよ。別**呼んでないとこも。これって公平公正になるの。今日はもうちょっとそこまで突っ込まないけどね。これさっき地域の事情を踏まえてという答弁あったんですけれども、これまさにこの歴史や伝統を尊重するということではないんかな。

 

資料1、ご覧になっていただきたいんですけど、皆さん、タブレットで。これ平野郷夏祭りのこのパンフレット、しおりなんですよ。これ毎年発行されてるんですね。この中には。横山市長ご挨拶、平野区長ご挨拶っていう具合に、毎年これ寄稿していただいてるんですよ。

 

もう一枚の方はですね。私もそうなんですけども、今日いらっしゃる吉見委員と永井委員も実行委員会参与として名前連ねられてるんですね。議員が。これをです、本当に長い、もう20年も30年もこうやって取り組んでいる祭りって、これ大阪市でもそうそうないんじゃないかというふうに考えておるんですよ。

 

実際、さっき区長がお答えになられたように、公正公平というのは、聞こえはいいですよ。ただ、実際あんま言いたくないけど、やっぱり声かかってない団体もこれあるんですよ。

 

もっと言うと、説明会の時に説明された内容っていうのがちょっとね、まずいよ

 

今日これ以上言わないけどね。そういうことをしっかり考えていただきたいんですよ。

 

最低参加人数

その先ほど説明があったんですけれども、平野区の説明会においてね、6月25日、これ人手について区役所の方から話がありました。

 

一通り話をした中でですね、3日間行われるんですけれども、一日100人で3日間で延べ300人必要だと考えてください、というふうな説明をされているんですね。

 

この300人という数字というのは、これ局の方で何かそういう設定あったんですか?

 

 

◎課長:お答えいたします。最低参加人数につきましては、万博推進局において人数を定めているということはございません。以上でございます。

 

 

◆田中委員:ほな、これ100人ってどこから出てきたん。平野区、勝手に言うてんの?この100人という数字でね、一日100人で延べ300人というのが、平野郷夏祭9町九つのだんじりでも結構ざわついてるんですよ。

 

木曜日の夜に会場に搬入をして、金曜日朝から晩まで、土曜日朝から晩まで。金土がメインやけども、金曜ってほぼほぼみんな仕事なんですよね(※来年の5/9~11は金土日の誤り)

 

そんな中で若衆、だんじり曳行するのは、だいたい40人、50人ぐらいかな。そんなもん。大体そんなもんです。

 

100人といえば100人必要なんかもしんないけど、これ一つのだんじりで100人、延べ300人ってこれ大変なんですよ。

 

平野区、これ300人って言ってるけど、どこから出てきた数字なんですか答えられます?

 

 

◎区長:お答えいたします。説明会当日に、人数のお話をさせていただきましたのは、その数が必要だという趣旨ではなく、他の区でそれぐらいの数を見込んでおられるところがあるということをお聞きしましたので、それについて説明をさせていただきました。

 

必ずしもその数が必要という趣旨ではございません。

 

もしも、参加団体でその趣旨が十分理解できていないということでございましたら、説明会の際のご説明が不足していたかもしれませんので、それについては後日、出展希望の団体にはお伝えをしたいと思っております以上でございます。

 

 

◆田中委員:そうですよね。やっぱりその人数が具体的に言われるとね、なかなか、じゃあ揃わなかったらできないんだっていうぐらいなってるんです、実際。

 

ちょっとね、説明がですね、あまりにも杜撰だったなということは、お伝えをしておきます。

 

関係者パス

◆田中委員:続いてですね。次。関係者パスについてなんですけれども。

 

これまあ、今、平野区は100人とおっしゃったんですが、実際、だんじり曳行しよう思ったら40人、50人。実際40人50になり、これ100人の、これ関係者パスというのがきっちりと支給されるんでしょうかね

 

 

◎課長:お答えいたします。催事関係者の入場にかかる対応については、現在、博覧会協会において検討が進められており、今後示される方針等を踏まえながら、関係者の万博会場への入場について調整を進めてまいります。以上でございます。

 

 

◆田中委員:まあ、あの100人必要だと言って、まあまあ100人集めて、けど結局、関係者パスで入れるのは50人までですよと言われて、あと50人じゃあ自腹で入らなあかんのかというふうにならないようにですね、これしっかりとその点はやってください。お願いしておきます。

 

警備

◆田中委員:続いてですね。このだんじり関係者が非常に懸念をされているのが、このだんじりの実際展示をした時の、この警備なんですね。

 

で、あのまあ7時過ぎたんで、まあまあもういいと思うんですけども、おそらくこの参加するだんじりは、これ安政3年だったかな、江戸時代のだんじりなんですよ。これ170年のだんじりなんですけども、これまあ言うたら地域の文化財なんですね。

 

地域の文化財を万博会場に持っていくんだけれども、これやっぱりそれ持っていってですよ、1日、2日、夜通しで置いておくということに関して、非常にこれ神経質になってるんですよ。

 

実際ね、例、これこの5月に中国人が靖国神社でなんかスプレーで落書きをする事件があったんですけども、これ大勢の観光客、外国から来た時に、こんなことやらかしたら、これ大変なことなんでね、その警備についてはどう考えているんでしょうか。

 

 

◎課長:お答えいたします。万博推進局としてコアイベント全体の実施運営振興管理を担う立場から、実施会場について必要な警備体制が取れるように対応する予定でございます。以上でございます。

 

 

◆田中委員:しっかりとその点はですね、詰めてやっていただきたいと思います。

 

キャンセル

◆田中委員:次にですね、この関係者パスについてもそうなんですけれども、あと人手についてもだとかですね、あと運送費のことに関して後々決定したことに関して、だんじり団体としてちょっとそれは承服できないなと、キャンセルしたいなというふうになった時はですね、これどういった扱いになるんでしょうか。

 

 

◎課長:お答えいたします。今回のだんじりイベントの出展者は大阪市各区となるため、委員御指摘のような状況で、もし辞退が出た場合につきましては、各区が出展団体と相談して調整を図っていくこととなります。以上でございます。

 

 

◆田中委員:はい、分かりました。

 

費用負担

◆田中委員:続いて先ほどちょっと触れたんですけども、この費用負担なんですけれども、この運送費については万博協会の方から出されるということなんですけれども、これ具体的にいくらぐらいって決まってるんかな。今のところ。

 

 

◎課長:お答えいたします。現在、運搬費の負担にかかる積算の考え方などをまとめるために、万博推進局において運搬費について事業者と調整を進めているところでございます。以上でございます。

 

 

◆田中委員:おそらく7時で決まっただんじりがですね、20年ほど前、御堂筋パレードに参加してるんですよ。先日その話を聞いたら、御堂筋パレードに出展をする際には運搬費でだいたいね約15万円ぐらいかかってたんですって。今だったら当然、時代も時代ですし物価も高くなっているので、当然それ以上の費用が見込まれるんですけれども、このある程度自腹でお願いしますねっていうのは絶対ちょっとやめていただきたいなというふうにお願いをしておきます。

 

オリジナル法被の制作

◆田中委員:続いてですね。その平野郷夏祭りで、もしだんじりを出展するということになったら、ちょっと自分たちでですね、その大阪・関西万博、我々が生きている間もう二度とないと思いますので、大阪・関西万博を記念して法被(はっぴ)を作ろうかいなということを何か話し合っているそうなんですね。

 

この法被を作成することについて、この商標権等を確認させていただきます。商標権ね。

 

 

◎推進課長:お答えいたします。2025年日本国際博覧会、大阪・関西万博、エキスポ2025など、本博覧会を特定する一切の名称や公式ロゴマーク、公式キャラクター、キャラクター名称、デザインシステム等は、博覧会協会が財産権を有しております。

 

そのため、こうしました協会IP(知的財産)の使用にあたりましては、博覧会協会のホームページに掲載されている2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィス」に条件等を含めお問い合わせいただき、使用の手続きをしていただくことになります。以上でございます。

 

 

◆田中委員:はい、分かりました。

 

今日もですね、石川委員がいろいろミャクミャクグッズを持ってきてはるんですね。確か、去年この万博特別委員会でミャクミャクのポシェットみたいなのを首から下げてたようなそういう記憶あるんですけれども、純粋に商品としてあるんかなっていうと、ないんですよね。なんか自分で改造したらしいんですけども、勝手にこのミャクミャクのデザインを使って商品作るっていうのは、これもうアウトやっていうのはわかるんですけども、この石川委員みたいに、これ改造して持つのは、これは大丈夫なのかな。これ紐くくりつけてね。

 

 

◎課長:お答えいたします。博覧会協会のホームページを確認しましたところ、先ほどお答えいたしました協会の知的財産等につきましては、無断使用及び不正使用ないし流用は法的に罰せられることが注意事項として掲載されております。

 

委員お尋ねいただきました事例につきましては、協会のホームページに掲載されていないことから、法的に罰せられる行為ではないものと考えております。以上でございます。

 

 

◆田中委員:おもんないな。

 

出展決定後の区のバックアップ

◆田中委員:最後に、平野区長、ごめんね遠いとこ。本間申し訳ない。

 

ここから、平野区からですね、一台だんじりが参加することになるんですけれども、平野区としてですね、だんじり選定しました。はい終わり。ではちょっと困るなと思ってるんですね。

 

実際、人手の問題等もあるでしょうし、経費の問題等もあるんだけれども、なんか区役所としてですね、バックアップできる、そういうことを考えてはるかなと思うんですけど、その点いかがでしょうか。

 

 

◎平野区長:お答えいたします。出展団体の決定後、出展に関する具体的な条件等が決定されていく中で、より詳細なやり取りをしていくことになると思いますけれども、出展団体が出展に際しまして困った状況に至るようなことがあれば、平野区としても出展に向けての調整が円滑に進むよう、可能な限りサポートをしていく所存でございます。以上でございます

 

 

◆田中委員:平野区長、松本課長、**課長、ありがとうございました。もうこれ以上言いません。

 

要望

◆田中委員:最後なんですけれども、要望としてですね、この大阪ウィークのだんじりのイベントについてはですね、この出展台数や展示手法、これから本格的に検討していくことになると思うんですけれども、その各行政区でですね、2台目出したいとかいうところもあったりも聞くんですね。そういったことは可能なんかどうか。

 

つまり、木曜日の夜に搬入をして金曜日一日パフォーマンスをして、金曜日の夜に搬出して新しいのが金曜日の夜にまた搬入されると。こういったことがですね、可能であるのか。そういったことも聞かれるんですけれども、できるだけですね、各行政区、多くのだんじりを出展させていただければというふうに思います。以上です。平野区長、ありがとうございました。

 

 

機運醸成(市長答弁あり)

◆田中委員:続いてはですね、市長ありがとうございます。

 

先週、7月8日に東京に行ってまいりまして、それは何やというと、北朝鮮による拉致問題。この拉致被害に関して、大阪・関西万博で世界の人に何か周知していただける。そんなことはできないかということで、内閣官房の万博の担当の参事官と話をさせていただきまして。その中でですね、この大阪・関西万博について、ちょうど本日この7月17に、各都道府県や政令指定都市等の教育委員会に対し情報を提供する、そんな説明会が行われたということなんですけれども、教育委員会が把握している情報についてお伺いをいたします。

 

 

◎主席主導主事:お答えいたします。文部科学省を通じて内閣官房国際博覧会推進本部事務局及び経済産業省大臣官房総務サービスグループ博覧会推進室より、令和6年7月1日付事務連絡にて、修学旅行等における2025年日本国際博覧会、大阪・関西万博の活用に関する説明会の開催についての周知がございました。

 

内容といたしましては、展示等の内容の紹介や基本情報として、来場申し込みの方法、交通アクセス、出入り口、食事休憩所等について説明がなされるとのことでございます。また、会場内の安全対策として、医療施設、熱中症対策、メタンガス対応、防災計画等も示されるとのことでございます。以上でございます。

 

 

◆田中委員:確かにその参事官と話をしていると、やはり全国的にはこの大阪・関西万博についてネガティブなイメージを持っているというふうに感じておられたんですね。

 

今回、そのような学校関係者へ説明会を行っていくということなんですけれども、確かに、この大阪や関西では、このメタンガスによる爆発事故や海外パビリオン建設の遅れ、また海外の撤退など、こういったネガティブな報道が流されたとしても、市長や知事が積極的に今テレビに出られておるので、この万博に対してみんなで取り組んでいこうという、そういった機運も一定あるのかなというふうに考えています。

 

しかし、関西以外の全国では逆なんですね。その大阪・関西万博での関西の人が持っているイメージはちょっと全国的にはですね、なかなかみんな厳しいんじゃないかというふうな話も参事官としておりました。

 

この点、全国的な機運を盛り上げるために、市長としてどのように取り組んでいかれるのか、お答えをお願いいたします。

 

 

◎横山市長:お答えいたします。開幕までいよいよ9ヶ月を切った中で、関西だけではなく、全国で万博の機運を高めていくことが重要と認識しております。

 

全国的な機運醸成につきましては、大阪府市といたしましても、博覧会協会、経済界などと連携しながら、これまでもさまざまな取り組みを進めてきたところでございます。

 

私自らも、指定都市市長会会議の場を通じまして、万博の取り組み状況の紹介や盛り上げに対する協力を求めてきておりまして、引き続き、こういった機会を捉えて、全国に発信してまいります。

 

また、吉村知事においても、全国のブロック知事会議や現地のメディア出演を通しまして、万博PRを重ねてきております。

 

今後も関係者と連携しながら、全国的な機運醸成に取り組んでまいります。

 

 

◆田中委員:一昨日、全国ネットでモーニングショーでしたっけ、吉村知事が出られてたんですけれども、横山さん一緒に出られたらよかったですよ。玉川さんとバトルして。大きなチャンスやと思いますので、ぜひ積極的に全国ネットの番組に出てアピールしていただきたいと思います。

 

 

空飛ぶクルマ(市長答弁あり)

空飛ぶクルマの運行計画

◆田中委員:続きましてですね。この空飛ぶクルマなんですけれども、予算委員会でもですね、市長に質問をさせていただきました。

 

今日、理事者から説明をいただいた資料を見るとですね、この25ページに、この次世代モビリティについて、(1)空飛ぶクルマということで、これ4行のみ記載をされているんですね。これおそらくというか、3月の委員会からこれ変わってはないんですよ。

 

なので、4、5、6、7、4ヶ月経ってもこの状況なんですけれども、そんな中でですね、先日、スカイドライブ社が、万博時は商用運行断念をしてデモフライトで、お客さんを乗せない運行になったというふうな報じられ方がしておりました。

 

昨年かな、確か吉村知事がですね、万博の時には大阪のベイエリアを普通の人が自転車に乗るみたいに空飛ぶクルマに乗ってぐるぐる回っているのを万博でやりますと発言をされていたんですけれども、これ一年もうないですけど、こんなんあるんですか。

 

 

◎整備調整課長:お答えします。万博時の運航計画につきましては、国、博覧会協会、運航事業者、府市などからなる「大阪・関西万博空飛ぶクルマ準備会議」で検討が進められております。

 

運航計画を決定するためには、

・機体開発の進捗状況、

・会場外の離着陸場の整備や飛行経路における課題、

・コスト面の制約

など様々な課題を解決する必要があるため、運行計画の策定に向けましては、現在も関係者間で調整を進めているところと聞いております。以上でございます。

 

 

◆田中委員:いろいろお答えいただいたんですけれども、端的に言ってね、空とぶクルマがぐるぐる回ってというのは、これあるのかどうかというのを、課長、答えて。

 

 

課長:お答えします。繰り返しにはなりますが、ただいま運行計画。こちらの方を各運行事業者の方が決定するべく様々調整しているところでございます。以上でございます。

 

なんか生き物せられへんかな

◆田中委員:課長、本当ごめんね。まだ運行計画が策定をされていないということなんですが、少なくともですね、このスカイドライブについては、一般の方を乗せないデモフライトになるということは確定をしたんですね。

 

この空飛ぶクルマというのは、これ万博の目玉っていう風な捉え方をしている人って非常に多いと思うんですよ。

 

来社会の実験場を体現する代表的な取り組みであるとされてたんですね。

 

お客さんも乗せずに、この飛んでいる姿を観覧するんですね。

 

しかもこれスカイドライブは、操縦士が操縦するんじゃなしに、なんかこう無人で飛んで、リモコンで操縦するんですか、なんかそんな話もちらっと聞いたんですけども。それって、みんな見たい思います?ただ大きいドローが飛ぶだけなんですよ。それってワクワクします?

 

これね、ちょっと私、娘、小学校4年生なんですけど、その話をしたら、全くそんなん興味がないと。ラジコン飛んでるだけなんでね、それ興味はないやろと思うんですけれども。

 

ただですね、このデモフライトで人を乗せることができないのであればですよ、これ、なんか生き物乗せられへんかなと思ったんですよ。

 

ちょうど昔ね、宇宙開発や何やいうときに、犬やら飛んでたんですけれども、この人の代わりに、これチンパンジー乗せることってできないんですか。お答えお願いします。

 

 

◎課長:お答えします。空飛ぶクルマにつきましては、現在、世界中で開発や検討が進められており、我が国では平成30年に空の移動革命に向けた官民協議会が設立され、日本として取り組んでいくべき技術開発や制度整備などについて、官民が一体となって協議が進められております。

 

官民協議会が取りまとめた文書「空飛ぶクルマの運用概念」におきましては、空飛ぶクルマの将来的なユースケースが示されており、主に人の移動や物資輸送の手段としての利用が想定されております。

 

なお、先日報道のありましたスカイドライブ社からは、万博時のデモフライトで動物を乗せた運行を実施する予定はないというふうに聞いております。以上でございます。

 

 

◆田中委員:今、お答えあったようにスカイドライブに尋ねていただいたみたいなんですけども、動物じゃなしにピンポイントでね、チンパンジーて聞いてくれました?ちょっとお答えお願いします。

 

 

◎課長:お答えします。スカイドラブ社に聞くにあたりましてですね、幅広い選択肢も踏まえて、一応「動物」ということで聞いております。以上でございます。

 

 

◆田中委員:万博開幕までですね、9ヶ月を切った中で、具体的な運行計画が出揃わないところを見るとですね、これ他の事業者についても非常にこれ商用運行厳しいんじゃないかというふうに考えております。

 

結局、全部がデモフライトになるんじゃないかなというふうな危惧をしているんですけれども、スカイドライブはですね、このチンパンジーを乗せるという計画はないんですけれども、これ私、娘に言ったら、チンパンジーが空飛ぶんだったら見たいって言ってるんですけど。市長これどうにかなりませんか。

 

 

◎横山市長:お答え申し上げます。万博時にスカイドライブはデモフライトを行うことになりましたが、他の事業者も含めまして、詳細な運行計画の策定に向け、引き続き関係者間での調整を進めているところでございます。

 

空飛ぶクルマは人々の生活や町に新たな価値観と活力を与える将来のモビリティとして期待されておりまして、万博後の本格展開を見据えまして、引き続き関係者と連携して取り組んでまいります。

 

 

◆田中委員:チンパンジーって、別に冗談で言ってるわけじゃないんですよ。これ宇宙開発の時に、一般的には宇宙に行った最初の動物って皆さんも、先、犬やと思われてるんですね。その当時、ソ連のスプートニック2号で「ライカ」っていう犬が飛んだんですけども、実はそうじゃないんですよ。宇宙に行って軌道に乗った最初の動物がその犬なんですけど、実は一番最初に宇宙飛んだんが、なんか猿らしいんですよ。アカゲザルっていうアメリカの。決してねこれ冗談で言ってるわけじゃなしに、ちょっとでも目玉になるもん、別に法的に問題ないと思うんですね、この猿が飛ぶっていうのは。予算市会の時でも、市長にお願いをしたんですけれども、平野区にですね、空飛ぶクルマの発着場整備できへんか言うたら、まあちょっと軽くスルーされたんやけれども、市長が言うたらですね、チンパンジ乗せることできるんちゃうかなと思ってるんですよ。

 

実際ですね、今そのペットを連れて万博を訪れるようにできるようにいうことで皆さん取り組んでおられるんですけれども、これ確か松井前市長がですね、猫が非常に好きで、ペットと一緒に万博いけたらいいんじゃないかというのが、多分、発端やと思うんですね。

 

市長がですね、声を大にして、このチンパンジー、空飛ぶチンパンジー実現すると言えば、絶対できると思うんですけれども、どうでしょうか。

 

 

◎横山市長:現在ですね、関係者間で運航計画の策定に向けまして調整が進められているところではございますが、現在の動物の取り扱いについては想定されておりません。

 

私、個人としましても、まあこれ本日伺いましたもので、まず委員がですね、このデモフライトになって、より盛り上がるためにどうすればいいかというご提案をいただいたことに関しては、僕はまず敬意を表したいと思います。

 

どうしたら盛り上がるかというアイデアをいただいた。ちょっと過去からですね、例えば動物の権利だったりですね、いろんな議論が残る中で、もしこのスカイドライブ社のデモフライトで無人になった場合、中にチンパンジーだけ乗ってしまってちょっと間違ったボタンを押したりですね、いろんなリスクも想定されたり、大変議論としては建設的で前向きな議論とはお見受けするんですが、現在時点ではこの動物の取り扱いについては想定されておりません。

 

引き続きですね、万博全体が盛り上がるように、これはいろんな手段を検討していきたいと思います。

 

凍ったマンモスと空飛ぶチンパンジー

◆田中委員:今、真摯にお答えいただいたんですけども、チンパンジーが、ドローン、ドローンちゃうわ、この空飛ぶクルマの中にいて間違ったボタンを押してっていうことをおっしゃってたんですけどね、これ実はこの1949年に最初に宇宙に行ったアメリカのこのアカゲザルって、「アルバート二世」君って言うんですって。貴族みたいな名前ですけど。この「アルバート二世」君、空に飛んで宇宙に行っちゃったんですけども、結局ね、パラシュートの故障で宇宙に行って帰ってくる時に地面に激突して死んじゃったんですよ。

 

ただ、ただですよ。そもそも空飛ぶクルマがそんなことになったら偉いこっちゃじゃないですか、そんなん。そらもうそれこそ万博大失敗と言われるんでね、ぜひそのチンパンジー乗せてほしいんですよ。

 

で、私あの、この予算委員会の時に、愛知万博に行った際の話をしたんですけれども、これ実際ですね、目玉が冷凍マンモスやったんですね。

 

凍ったマンモスと空飛ぶチンパンジー。これどっち見たいですか。市長、答えてください。

 

 

◎横山市長:率直にそのご質問に答えるのはなかなか難しいんですが、非日常を体験できるようなものを見たらですね、非常に刺激を受けると思います。

 

繰り返しになりますが、このデモフライトに関しましては、ちょっと本日伺ったという点もありますし、そもそもですね、今はデモフライトで想定されてまして、動物を乗せるという議論は想定されておりませんので、そのご答弁に尽きますが、繰り返しになりますが、委員が盛り上げようとしてご提案をいただいているというご質問等内容に関しましては受け止めたいと思いますし、これからも多くの人がワクワクしてもらえるような内容を考えていきたいと思います。

 

 

◆田中委員:市長、再度のですね、真摯なお答えありがとうございます。

 

本当にこれね、チンパンジー乗せたら本当ちっちゃい子、喜ぶと思うんですね。まさに、子どもたちの未来のためにですね、市長、残り9ヶ月切りましたけれども、チンパンジー、空飛ぶクルマに乗せることができるよう取り組んでいただきたいと思います。以上です。

 

※次の委員の質疑に続きます。

(※誤字脱字、聞き間違いはご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。)