イロハを1回遣った現代詩です。きょうはその2回目。難しさを楽しんでいます。原詩は振り仮名付きのタテがきです。
居囃子
朝霧(あさぎり)、つゆをむすぶ
公(こう)ゑんのわにとかめ
日向(ひなた)よ真(ま)穂(ほ)色(いろ)———
えも寝(ね)られぬぞ——
〽生(お)へて閲(けみ)せる……
———くち居囃子(ゐばやし)
居囃子(いばやし):地謡と囃子方が着座のまま略式で演奏するもの。対語「舞囃子」。
朝、霧が草の葉に露を結んでいる。もう、秋なのかな。
公園の池ではワニとカメが仲良く甲羅干し。日の当たっているところは、てらてらと地肌の物体色です。
ゆっくり転寝(うたたね)もできないぞ。
〽生へて閲せる…ほら始まった。主人の日課のお稽古が———
現代詩というより、仮名遣いからみると、近代詩なのかな。「ゐ」の熟語が極端に少ないので、辞書びたり、です。
ひさしぶりにDVD「海の牙」を観ました。あと、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラーの「哀愁」を見る予定です。