回文俳句日記6月21日兼題「ホトトギス」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  好きと杜甫聞きなし鳴きき時鳥
夏至
  ———すきととほ ききなしなきき ほととぎす /

杜甫(とほ):中国盛唐の詩人。李白とともに愛される。
聞きなし:①【動詞】四段。聞いて解釈する。②【名詞】。聞き取り方。自分の思いに引き付けて聞く結果。鶏が「東天紅」と鳴く類。ここでは、「天辺かけたか」。
時鳥(ほととぎす):カッコウ科の鳥。全長約二八センチメートル。背面は灰褐色で、腹は白地に横斑がある。尾羽が長く、白斑が混じる。カッコウによく似るが、はるかに小さく、腹面の横斑は幅が広く、数が少ない。中国東北地方からヒマラヤにかけてと、インドネシアおよびマダガスカルに分布し、北方の鳥は南アジアで越冬する。日本には五月に各地に渡来し、八~九月に南方へ去る。山林に単独ですみ、自分で巣は作らないでウグイスなどの巣に五~八月頃托卵し、仮親に育てさせる。古来、春のウグイス、秋のカリとともに、夏の鳥として親しまれ、文学にもよく登場する。あやめ鳥・いもせ鳥・うない鳥・さなえ鳥・しでの田おさ・たちばな鳥・たま迎え鳥・時つ鳥・夕かげ鳥など、異名もすこぶる多い。現代では、鳴き声が「テッペンカケタカ」「特許許可局」と聞こえるとされる。中国では、蜀王杜宇(望帝)の霊の化した鳥とか、冥土との間を往来する鳥とか、種々の伝説や口碑も多い。因んで、杜宇・田鵑・沓乞・催帰・蜀魂・帝魂などがある。中国の聞きなしは、「杜鵑du4juan1」が名前の由来であり、同じく、「不如歸去bu4ru2gui1qu4」も俳句では、ほととぎす、と読む。それはど鳴き声がきわだって特徴的である。
季・夏。

トトギスが、聞きなしている通りにプウルウクイチイと鳴いたのがおもしろいな。

解説、こんなに詳しく知っているわけはないんで全て本の丸写し。ゴメンナサイ。
それにしても寒い「夏至」ですねえ。ウロなんざ靴下にジャンパ、冬山の登山の格好ですよ。