回文俳句日記4月24日兼題「苜蓿(もくしゅく)」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  悔ゆし雲のはだかる方は野苜蓿
  ———くゆしくもの はだかるかたは のもくしゆく /

悔ゆし(くゆし):「し」【接続助詞】は、活用語の終止形に付いて前後の句を接続する。強調の意。
苜蓿(もくしゅく):うまごやし。白詰草(しろつめぐさ)。クローバ。晩春の季語。
雲が悔いたのは、行く手前方に大きく立ちはだかっていらっしゃるのが幸せの象徴、クローバだったことです。

本当に悔しかったのは、白詰草というキレイな名前があるのに馬肥しなんてヘンな名前が普遍化してしまったことでしょうね。
「詰草」の名前の由来も決してキレイなものではなく、欧米から高級ガラス製品が送られてきたときに
「詰め物」(パッキング)として入ったものが着床した外来雑草としての命名なのですから。

なお、クローバーマーク(身体障碍者標識)は、実はクローバーではなく、酢漿草(カタバミ)の葉だそうです。

新型流感に気を付けて!