回文俳句日記3月18日兼題「二(ふたもじ)」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  二を欠かさぬ性か食しもタフ
  ———ふたもじを かかさぬさがか をしもたふ /

二(ふたもじ):韮(にら)。二文字。「女どもは韮を二文字と云ふぞ」(玉塵抄28)。古名ミラ。強壮野菜として知られ、俗称「起陽草」と言われている。仲春の季語。
食(を)す:【動詞】四段。①食べる、飲むなどの意の尊敬語。めしあがる。②着る意の尊敬語。めす。おめしになる。③治める意の尊敬語。統治なさる。しろしめす。 

いつも韮をたべておいでですってね。食べ方も豪快でいらっしゃる。

ネギを「ひともじ」、茎を「く文字」と称し、いずれも女房詞。葱(ねぎ)のことを古語で「き」と一音で言っていたことによる。「一(ひともじ)」は、最も短く最も字画の少ない季語(冬)である。
  一の北へ枯れ臥す古葉哉    蕪村

今日の掲句は、兼題〈二〉に寄せた句だとすれば、この兼題を連句では「一文字題」という。つまり、漢字一字を題としたもの。蕪村の句は、「一」という一文字題で季語「晩冬」ということになる。
 最も長い季語は、12月8日のブログ、下に再録します。

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  日々は祈りと無心。讒言あり魔意成調と/蝕みはじむ/童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日
  ———ひびはいのりとやんおのいざんげむありまいせいてうとむしばみはじむどうていせいまりあむげんざいのおんやどりのいはひび

わかりやすいように区切り(。/ )を入れました。
童貞聖マリア無原罪の御孕りの祝日(どうていせいまりあむげんざいのおんやどりのいわいび):聖母懐胎の日。12月8日。最も長い季語だそうです。私もまさかこのまま回文になるとは夢にも思いませんでした。季、仲冬。『絶滅寸前季語辞典』(夏井いつき著)より。最も短い季語は、3月18日参照。2番目に長い季語は、10月8日参照。

已む己の意(やむおのい):考えることを断ち、無心になること。

日々の怠らぬ祷りと心頭滅却の座禅、心は浄化されてゆくが、悪魔に唆されると、その端から潰え蝕まれてゆく。懺悔の一日、聖胎日です。
この日、旧暦臘月八日は、釈迦が悟りを開いた成道の日。臘八(らふはつ)。冬の季語。