回文俳句日記3月12日兼題「春灯」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  しも取るはもつぱら恥づも春灯
  ———しもとるは もつぱらはづも はるともし /

しも取る:シモ(排泄物)の世話をしてもらう。
もっぱら:モハラの促音化。①ひとつの事物だけを対象とするさま。ひたすら。②一番大切なこと。
春灯(はるともし):朧夜の明かりは潤んでいるようで、華やぎだけではない春の愁いの趣がある。春の季語。「春の灯」「春の燭」

年と共に体が不自由になり、他のことはともかく、しもの世話をかけることが、やむを得ないこととはいえ、こんなに恥ずかしいことはない。

おふくろのしもの世話をしましたが、今はわが身。こんなにつらかったのかとしみじみ思う昨今です。