俳句ポスト第221回兼題「空蝉」出句自解 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

目にしたことがある題なので取っつきやすいテーマでした。
取っつきやすいだけに平凡になりやすいので困りました。
複数句選の人たちの句はすばらしいものばかりで、先入見をなんとか脱出しようと苦心の跡が見られて、なるほど、こうきたかと、納得させられました。
ウロは3句投句しました。以下の通りです。

●うつせみや街録のレフ影を追ふ
こうきたか、と思ってもらおうと奇を狙った句。舞台をサテライトスタジオに取ったなかのひとつ。6句ほど作ったんですが、そのなかの一番いい句。でも…だが…しかし…

作者はまだ未練たらたら…のようです。作者の声を代弁してみましょう(「影を追ふ」は、第一カメ、第二カメと共にうつせみの目も集録を追っているというところがシュールでスゴイところなんだけどな、選者は忙しすぎなんだよな)。

●うつせみやだんだん日記かんたんに
日記も書かない日のほうが多くなり、今年は去年の日記帳に重ねて書くことにして新しく買わなかったのですが、半年過ぎたのに、結局書かない、一文字も!!!「かんたんに」は、ほぼ、ウソ??

●うつせみや床には古き鎧櫃     「人」位選
オーソドックス、という声もありそうです。確かにおっしゃるとおり、どっこかで見かけた句みたい。

もすこし、伸び伸びとした俳句をつくるよう心がけます!
ご清聴ありがとうございました!!