第210回俳句ポスト兼題「鮃(ひらめ)」出句一覧 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。


今回は4句出しました。

●われはヒト厚ぼったいひと鮃焼く
  ヒラメから見たら、ニンゲン何故3次元的な図体をしているのだろうと思うだろうなと思ったら、なんとなく可笑しくなりました。

●張込み中砂地私服の寒鮃
  刑事ものが好きでドラマをよく見ます。砂にへばりついているヒラメの旦那に声を掛けたら「シゴト中!」、としかられてしまいました。

●伏シテ待ツ再拝頓首寒平目
  こんな昔風の手紙を書きそうな、クソ真面目なご面相の寒平目クン。そのエグイ目元が好きだぜ。

●砂のなか瞼険しき平目たり     「並」位選
  世の中ヒラメほど無精なヤツはいないだろうね。くびを回すのが面倒で、とうとう寄り目に「進化」するほど無精を通し切ったのだから。その頑固さは賞賛すべきだ。それなのに、ニンゲンはヒラメ社員・ヒラメ課長と悪口のタネにする。たしかにヒラメは上目遣いで上司の顔色ばかり窺っているようにみえる。しかしそれはわれわれは生きる手段として…サラリーマンも生きる手段であることにマチガイはない…まだまだ談義は続きそうですがこの辺でしつれいしましょうか、われわれは。

今日も素晴らしい選句が並びましたね。明日の金曜日もどんな句がでるのやら、楽しみですね。
がんばろう!