第184回俳句ポスト365兼題「探梅」に出句した13句です。
お笑いになっちゃいけませんやね。こちとら大真面目なんでげすから…
●辿り着く一樹の梅に汲む由来
兼題が入っていませんが、いい句でしょう? 自画自賛ここに谷まれり。
●探梅をまわって地熱発電所 「人」位選
ウチの田舎の山にも温泉の熱水源があり「地獄」と呼んでいます。
何十年も昔から地熱発電をどこかの大学と共同研究しているみたいなのですが、パットしません。
近くに開拓村があり、地元との交流はありません。
「イットッタッネアゲモンガ…」これがそこの人たちのつかっているコトバです。翻訳すると「一ときおたづね上げますが…(ちょっとお尋ねしますが…)」となります。懐かしいイントネーションは「西郷どん」で聞くことができます。こりゃまた脱線失礼さん!
●梅探るはな高きひとどこのひと
俳句がソッポ。くちを四角にしてしゃべるところをみると北米のトランプくんかね。
●まだ蕾辿り着きしが梅探る
梅は見つけたが花いまだし、なので、そこでまだ「お~いお茶」しないでまだ探しているという健気というか「手抜きをしない」実直さというか、出世しないタイプというかのスタンバイ風景。これもいい句のうち5本にはいる。
●探梅や未だつぼみの数をきく
これは前の句のベツバージョン。「数をきく」というのは、ヒトに聞いたのではなくて、自分で探したということ。
●梅探りあてこりこりと梅酒梅
この句あたりからクダラナくなっていきます。回文俳句をヤッテいるとこういう症状がでるという事例です。
●深海魚鉱夫のように梅探る
●深海魚一生探梅していろ
「コメント」をお断りしております、というておるような句であります。これ、365俳句ポスト穴ねらいの句であることが明らかであります。5さいのママ真似をさせないでくださいネ!
●探梅行いつしか人家の庭つづき
●探梅にさき追ふ鴉白きかな
マトモな俳句の三つ目と四つ目。これいいでしょう?よくない?あ、そ。次行きましょ。
●海月の珊瑚林に探梅に
Watts! ま、箸休めってとこかな。
●梅見っけ鬼北病みし指のさき
鬼北(おにぎた):陰暦二月に北から吹く強い風。畿内や中国地方の船人の言葉。
だそうです。ふか~いイミをもたせたつもりだが、考えるとバカバカしくなったので、イミ、公開ヤメーっ。
●探梅行見返る少女はゆきしひと
まじめな俳句のラスト5番目~っ! 切手の見返り美人図? そう、そうだけど、「ゆきしひと」は「逝きしヒト」。結構ゾットしない? しない? しない?