パ・パ・パ | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

   寒気団の大襲来ですね。

流感の注射は打ったのですが胃腸をヤラれ、吐いたりしました。

きょう、やっとこさ起きて、ともかく年内には済ませないといけない病院巡りを終え、疲れきってだら~んとしているところです。


皆さんも風邪のひとのところは近づかないで、避けるようにしましょう。


俳句をつくるひとは、季語〈虎落笛〉が好みのようで大抵一度は使ってみるようです。

エーと、653ページ「天文」〈虎落笛モガリブエ〉。虎落とは、枝の付いた竹の物干し・垣根をいい、これを吹き抜ける風音をいう、のですが、
―――わたしは、この季語が嫌いなのです。

こけおどしのような漢字づらと汚い音感が十七字中五文字を占めるのが許せないのです。

年寄りはこらえ性がなくなって、なんともはや、しょうがないものですね。
おまけに、「もがり」のニホンゴの意味、「かたり・ゆすり」。「もがる」は、「かたりゆすりをする」。

破れ障子の障子紙を張り替えないで年を越す、という貧乏くさい話ですが、母子家庭の我が家が正にそうでした。

北風が強いと、破れ紙に風切り音が猛り、物悲しく哭くのです。
    
    ―――ヒュウパタパタ・・・パパパ、パパパ

モーツァルトは最も有名な喜歌劇『魔笛』で、パパパ・・・と、うたいました。
(K620~第2幕)

何度も何度も歌いました。

少年は何度も何度も首筋が寒くなりました。


   パパパパパ魔笛奏すや北障子    ウロ


   マンフレート・ヘム&バルバラ・キル二重唱『魔笛』から「パ・パ・パ」————