そしてことしも十二月 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  
調べてみたのですが、「師走」の語源。これがはっきりしないらしいですね。
神官や僧侶や先生が走る、というのは俗説で、したがって「師走」は当て字らしい。

「為果つ」とか…
 語源がはっきりしないのなら、ウロは、「市爆ず(シハズ)」説でも主張しましょうかね。
「年の市」の「市」。

  押合(おしあい)を見物するや年の市     曽良

詩人なら、「詩爆ず」でしょうか? 「詩」がポップコーンのようにはぜている…

中国語には、まったく共通するところががない、純粋ニホンゴとのことです。

因みに大陸では、腊月(せきがつ)ラーユエという。もちろん「十二月」は共通、アチラでも十二月ですが…

(らあ)」は、どこかでみたことはありませんか?

そうです、そうです。
(ろう)」が本字なのです。「臘梅」の「臘」なのです。

梅の先駆け。いい香りがする黄色い上品な花「臘梅」。中国語でラアメイ、旧暦12月ごろ咲く梅。

つながりましたね。わかってみれば、日本でも、「臘月(ろうげつ)」とも「極月(ごくげつ)」ともいうのでした。

手紙文で「旧臘」もありますね。〈旧臘はひとかたならぬお世話に相成り…〉(昨年の12月にはいろいろと…)、年賀状はテンプレートの常套文のひとつですね。

中国では、冬至後第三の戌の日の祭りを「臘」。
その月を旧暦で「臘月」、これがニホンゴの「師走」に相当します。

そういえば来年の干支は「戌」ですね。

「戌」というとウロあたりは、「岩田帯を〆たとさ。ヨイヤサノサッサ」をすぐ連想します。

また、ハナシが糸の切れた凧のように、首輪のはずれた犬のように、はたまた、ジョージ・ハーバートの〈砂の綱〉のように、放浪しだすので、ここで〆ましょう、

ヨイヤサノよいやさ ヨイヤサノサッサ…


恒例の月名雅称詠み込み回文俳句で閉じることにしましょう。

   師走にてのべつ頬っぺの手にす箸

    しはすにてのべつほつぺのてにすはし
正月料理の準備が始まると、リンゴのような頬っぺたの小娘が、つかんだ箸を離さない。
ねらいは、黒豆かな?卵焼きかな?