答えも一字で、というユニークなものだった。
――受験生も工夫してきた。
正解は、「!」だったが、合不合はこれを問わない。
「○」「×」はありきたりで、一応ペンディング。他の答案を見て決めるという鷹揚なものであった。
「
」というのもあったが、これはココロがあるとして合格。「☆」は☆ひとつの意味であろう。ウロ監督の動画がホシひとつなんて、どうかしている。で、不合格。
「?」。 ――問題はこれをどうするかに絞られた。
理解力がない、考察力がない、つまり、批評する力が未熟であるのか、批評を批評しているという高度な判断力と解するか?
出題者が逆に試されている。
この短編も結末をどうつけたらいいのか、困っている。
誰か教えてください。