或る入試 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

短編映画を一本見せて感想を問うというのがその学校の入試問題だった。

答えも一字で、というユニークなものだった。

  ――受験生も工夫してきた。

正解は、「!」だったが、合不合はこれを問わない。

「○」「×」はありきたりで、一応ペンディング。他の答案を見て決めるという鷹揚なものであった。
ハート」というのもあったが、これはココロがあるとして合格。
「☆」は☆ひとつの意味であろう。ウロ監督の動画がホシひとつなんて、どうかしている。で、不合格。

「?」。 ――問題はこれをどうするかに絞られた。
理解力がない、考察力がない、つまり、批評する力が未熟であるのか、批評を批評しているという高度な判断力と解するか?

出題者が逆に試されている。

この短編も結末をどうつけたらいいのか、困っている。

誰か教えてください。