大浦まさし「1月16日、人を追い込む受験は悪か?それは違う」 | 和泉市議会議員 大浦まさしの日記

和泉市議会議員 大浦まさしの日記

和泉市の市議会議員であり、魚釣りのインストラクター、市政と魚に対して熱い情熱を持って取り組んでおります。
(平成24年 
和泉市議会議員選挙
において初当選)

今日は昨日も少し触れた内容ですが、受験で追い詰められて犯行に走った事件に対して、どなたか分かりませんが昨日の私のblogを見てお電話を下さった方がいらっしゃいまして、お名前は伏せますがその内容も公表して良いと言う事でしたので、その事を今日は書きます。




先に被害に遭われた受験生や70代で被害に遭われた方には本当に大変な思いをされたと思います、お察し申し上げます。




その電話の内容ですが、

「受験は親が子供を追い込んでしまう事がある、競争社会が問題だ」と言うご意見でした。




確かに「過度な期待や、決めつけなどで追い込まれているケースは私も聞きます」と申し上げた上で、競争社会は受験に限ったことではなく社会に出ればずーっと競争ですし、国レベルで考えても世界とも競争なので問題だとしてもそれを経験すること自体が必要な事だと思います。

とお返事させて頂きました。




この加害者は医者になりたいと言っていたそうです。

本人が本気で思っていたのか?親が過度に勧めていたのかは分かりませんが、この事件は「医者になる」と言う事をどう捉えているのか?がカギになると思います。




ただ単に、「儲かる、金持ちになれそうだから目指している」のか?

それとも「人助け」として医者を目指したいのか?によって違います。




前者なら医学部医学科に入学しないと困るでしょう。




しかし、そう言う考えで医者になられても私らは困ります。




しかし、人助けと言う観点で大学受験を考えるなら範囲が広がります。




例えば医療に関連する事で言えば医学部生命科学科や看護学科でも良いと思います。




また最近の手術は機械(ロボット)で行う事を考えれば工学部も良いと思いませんか?




病気に薬は付き物ですから薬学部はどうでしょう?薬で人助けもできます。




農学部生命機能学科であれば動植物の「タンパク質」から病気を治す研究と言うのもアリでしょう。




それであれば理学部生命科学学科もアリではないですか?




このように医療研究色んな角度から人助けはできます。




そう考えると、医学部医学科でなければならない理由にはなりませんし、視野が広くなります。




ですから本人、もしくは本人が気付けなければ親がそう言うアドバイスをしてあげれば、今回のように追い込まれることは無かったかも知れません。




と言う話をさせて頂きました。




人に傷をつける時点で医者との正反対の行為ですし、どうしても医学部医学科に行きたいのであれば多浪する覚悟やメンタルを持てない時点でダメだと思います。




この件へのコメントは今回で最後にしますが、もっと視野を広げて追い込まないアドバイスができるように親が子供のために勉強や研究をするべきだと思います。




そこまで出来ないのであれば、子供に口出しをせずに本人の意思に任せるべきでしょうね。