今回紹介する実写版「幽☆遊☆白書」は、現在ネットフリックスで配信中の北村匠海主演の連続ドラマ(全5話)である。

 

 1990年代前半に週刊少年ジャンプで連載していた人気漫画が原作となっており、同時期にアニメ化もされていた作品でもある。

 日本ではすでに過去の作品となっていたのだが、海外では今でも人気アニメ作品であり、今回実写化されたのは海外での人気が大きな要因であろう。

 

 また登場人物の容姿、妖怪との戦闘シーンなど、この作品は実写化が難しいのではないかと言われていたのだが、今回数年の歳月をかけて実写ドラマ化された。

 

 

 

 

 

 

 

 ・ドラマ「実写版 幽遊白書」を観た感想

 

 個人的採点 ★★★★☆(4点/5点満点中)

 

 主人公である高校生、浦飯幽助は子供を守るために事故で亡くなってしまうのだが、霊界探偵として妖怪と戦うことを条件に生き返らせてもらう所からこの物語は始まる。

 

 ストーリー的には原作漫画の世界観を知らない状態で作品を見てしまうと、理解出来ない部分が出てくると思う。

というのも、いきなり「これはこうなのである!」「これはそういうものなのだ!」と冒頭で強引に設定を押し付けてくるからである。

 全5話しかない作品という事もあってしょうがないのかもしれないが、そういう意味では良い作品とは言えないかもしれない。

 おそらくこの作品を見た人の中には、低い評価を下す人も多く出てくるだろうと思う。

 

 ただ実写化が難しいと思われていた中で、アクションシーンが見事に表現されていると私は思った。

 特に第2話で主人公、浦飯幽助が妖怪と遭遇して戦闘を行うシーンは、息をつく暇もないほどの迫力と疾走感があった。

 

 ネットフリックスでは、同じくアニメを実写化した「ワンピース」も現在配信されている。両者のアクションシーンを比べるとしたら、個人的には「幽☆遊☆白書」に一票を投じたいと思う。ぶっちゃけ莫大な予算をかけたワンピースよりも、予算の安い幽☆遊☆白書の方が迫力があったと思う。

 

 賛否両論があるとは思うが、そういう意味でこの作品を評価したいと思う。

 

 まだ見てない方でこの作品を見れる環境の方がいたら、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 果たしてみなさんはこの作品にどんな評価を下すのでしょうか。

 よかったらコメント欄で教えてもらえたら嬉しいです。

 「グラスホッパー」は2015年に公開された、伊丹幸太郎の同名小説を映画化した作品である。

 私は原作小説を読んでいるのだが、映画版は原作小説とは異なる点の多い作品となっている。

 もちろん実写映像化するとなると、原作通りに作れない事もあると思うので、相違点が多いのはしょうがないのかもしれない。

 

 この作品には3人の殺し屋が登場する。自殺屋の「鯨」、ナイフ使いの「蝉」、押し屋の「槿(あさがお)」という三者三様の殺し屋である。そこに元教師の「鈴木」が加わってストーリーが展開していく。

 原作ではさらに「劇団」と呼ばれる組織が終盤に大きく関わっていくのだが、映画版ではその辺りが大幅に省略・改変されてしまっている。

 鯨と蝉の対決も原作とは違う展開になっていくので、ある意味原作小説を読んだ人も映画を楽しめるのではないだろうか。

 逆に言えば、映画を観た後に小説を読んでも楽しめるわけで、まだ小説を読んたことがないという方は、ぜひ小説も読んでみて欲しい。

 

 

・映画「グラスホッパー」を観た感想

 

 個人的採点 ★★★☆☆(3点/5点満点中)

 

 さてここからはもう少し具体的にどんな映画なのか、語っていきたいと思う。

 この映画は元教師の鈴木と、3人の殺し屋を軸に展開していきます。

 主演の鈴木役は生田斗真が演じています。

 

 ある日鈴木は、交通事故で亡くなった婚約者の死が、ある組織によって引き起こされた故意によるものだったと知る。

 そこで鈴木は婚約者を殺した組織に復讐するため教師を辞め、その復讐相手が関わっているブラック企業「フロイライン」に入社して復讐の機会を伺っていた。だが押し屋と呼ばれる殺し屋に先を越されてしまい、自分の目の前で復讐相手が殺されてしまう。

 鈴木はその復讐相手が殺された現場に一緒にいた会社の上司に、押し屋を尾行するように言われる。そして気づかれないように尾行を続けた鈴木は、押し屋の住居を突き止める。

 果たして鈴木は自分の代わりに復讐してくれた押し屋の居場所を組織に教えてしまうのだろうか。

 

 この続きがどうなったのかは、実際に映画を見てもらえたらと思う。 

 

映画「グラスホッパー」予告(↓のYouTubeで見るクリックしてYouTubeに飛んでご覧下さい)

 

 正直言うと、映画版よりも原作の方が面白かったです。

 ただサスペンス作品は好きなジャンルなので、少々甘目の採点になっています。

 あとメインキャストにジャニーズ所属の生田斗真、山田涼介がいるので、ジャニーズファンの方は楽しめるのではないでしょうか。

 

 この映画を観たという方がいたら、ぜひ感想をコメント欄で教えてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 映画「ノイズ」は、筒井哲也原作の漫画作品「ノイズ【noise】」を映画化、2022年に公開された作品です。

 限界集落で起きた殺人事件と町おこしをテーマにした作品で、私はすでに原作漫画も既読済みである。

 従って今回は、原作漫画を読んだ上で映画について語っているということを、頭の片隅にでも入れておいてくれるとありがたいです。

 ちなみに原作と映画は違う点も多いので、興味のある方は是非漫画を読んでみてはどうでしょうか。

 原作漫画、すごく面白かったですよ。

 

 ※限界集落とは働き盛りの住民が減り、高齢者が人口の半分以上になった集落のこと

 

 

 

 

 

 

・映画「ノイズ」を観た感想

 

 個人的採点 ★★★★☆(4点/5点満点中)

 

 では早速、映画「ノイズ」について語っていきたいと思う。

 原作漫画では、名古屋から車で2時間ほど行った場所にある猪狩町という架空の町が舞台だったが、映画版では愛知県にある架空の離島である猪狩島が舞台となっている。

 

 「黒イチジク」を使った町おこしが話題になっている猪狩島。そんな猪狩島でイチジク農家をしている、藤原竜也が演じる泉圭太の元へあやしい男が求人募集でやってきた。圭太は不審に思って一旦は断って帰ってもらう(後に殺人鬼と判明)。

 だか圭太の幼い娘がいなくなった時に、なぜか圭太のビニールハウスの中にその男が居たため圭太は男と揉め、突き飛ばして誤って殺してしまう(娘は無事に見つかる)。ちょうど黒イチジクで町おこしして盛り上がっていた時だったので、その現場にいた3人の島民は何とかこの事を隠匿しようとする。

 やがて様々な人間がこの騒動に巻き込まれていく姿を描いた作品となっている。

 

 この映画版では原作と違い、とある女性を巡って、より生々しい人間関係が描かれていて、それが私には特に印象に残った。

 他にもかなり原作と違う点が多いのだが、原作を知っている人間が観ていてもそこまで違和感なかった事を付け加えておく。

 

映画「ノイズ」予告編

 

 果たして彼らは最後まで殺人を隠し切れたのだろうか?

 結末は実際に映画を見て確認してください。

 

 さてみなさんはこの「ノイズ」という作品の興味を持たれたでしょうか?

 すでにご覧になったという方がいたら、どんな感想を持ったでしょうか?

 よろしかったらコメントしてもらえたら嬉しいです。