コクシジウム | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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最近子猫の診察が増えてきました

下痢や軟便が続く子猫から

コクシジウムという顕微鏡でやっとわかる原虫が見つかることがあります

ゆで卵の断面のようなものがコクシジウムのオーシストです

免疫がしっかりしていない子犬や子猫では

重度な下痢が続き弱ってしまうこともあります

 

以前は人用のシロップや錠剤を使っていました

ただ、子猫に大きな錠剤を毎日飲ませ続けるのは大変

(投与期間は検便で陰性になるまで続けます14日~)

 

そこで犬用の液体が発売され使ってみました

ちょっと味見・・・少し薬ぽい味はしますがまずくはないです

 

0.5キロの子猫に飲ませてみました

意外とスムーズにいきました

1回、または2回飲ませると陰性になります

 

ただオーシストが含まれている便を

口にしてしまうと再感染してしまいますので

排泄物の後始末や消毒をしっかりして繰り返さないようにしましょう

(一般的な消毒薬に耐性がありますので熱湯消毒をお勧めします)

 

※人には感染しませんが猫同志犬同志で感染します