皮膚の腫瘍摘出 | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

病院内での出来事や新潟の情報などを
気まぐれにupします

ちょうど1ヶ月前、うちのワンの左ひざ内側にあるこぶを取る手術をしました

前からありましたが、11月15日から2月15日は猟犬のお仕事期間

これが終わって落ち着いたら取ろうと話をしていました

 

昨年の11月26日 川で泳いできたのでシャンプーして室内にいたと思います

室内で熟睡中、布やタオルを敷くとそこで寝ます、これは父の古着でしょうか

左ひざにピンク色のこぶが見えます

 

あの1月中旬の大雪の日から、夜は室内で寝かせてもらえると思っているようで

毎晩20時位になると吠え始めるので、つい家にあげてしまいます

父が「今日はどこからか血が出ていた、傷口は分からないが」というので見てみると

 

結構舐めているので表面が赤くなっていましたので、そこから出血したのでしょうか?

 

2月20日手術当日

まず検査をしましたが問題なし

年齢のせいもあるのか、麻酔も予定量より少なめで利き、至って安定していました

 

術前の足、ちょっと大きくなった気がします、変な色ですし、はち切れそうなくらいパンパン

 

切除したのが

 

右の小さいのは左耳裏にあったダニの様に見えたイボも一緒に取りました

術後、膝関節から粘着包帯でぐるぐる巻き、そのあと靴下も作り外さないようにしていました

 

翌日には普通に歩き、食欲も旺盛

普段外ですが、暖房の効いた室内でぬくぬくしながら入院生活を送っていました

 

10日後抜糸をし、病理検査の結果が来ました

ひざ裏 アポクリン腺由来の良性腫瘍

耳裏  アポクリン腺由来の嚢胞で腫瘍ではない とのこと

 

よかったです、安心しました笑い泣き

 

実は大きい方は脂肪の塊だと思っていたのですが血管だらけで

ちまちま血管を結紮しながらかなり時間をかけて切除しました

悪いものかも・・・ガーンととても不安だったので、本当に良かったです

 

1ヶ月経ちました・・・がまだ傷口を舐めます

もちろんもう傷口が開くことはないですが時々赤くなっています

違和感がまだあるのかなとも思います

 

去年1年間東洋医学を勉強していました

その中でカッサのセミナーを受けた時に

「体に悪い所や弱い所があるとおできができる」と聞きました

ひざ付近には脾と肝と腎の経絡があります

 

うちのワンは昔から目が赤く涙焼けも多いので肝系は弱いと思っていました

高齢なので腎も弱ってきているでしょう、目も白く耳も遠くなっていますから

 

↑の様なことを少し気にして毎日マッサージやフードにトッピングしています

 

5月で14歳、今年の冬もまだまだ元気に活躍できるようにケアしていきたいなと思っています