ホモトキシコロジー ~犬の腎疾患に使ったら~ | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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病院内での出来事や新潟の情報などを
気まぐれにupします

私が一番驚いたホモトキ体験


☆従来の治療の場合 

うちの一代前のポインターは腎不全でした

下の写真は戌年の年賀状に使いました

左が今のセッターで右がポインター



H19年1月 ぐったりして元気ないため検査

    1月       2月       犬の正常値
PCV 37       右矢印33          35-55

BUN >140(143.4) 右矢印>140(279.6)   30以下  

CRE 3.2       右矢印3.1        1.5以下

( )は希釈して測定した値


1ヶ月入院して治療したにもかかわらず

数値は高くなりましたが、食欲は出たので

食事療法で3倍長生きする!!

という内科の先生のお言葉を信じて

腎臓用の食事とサプリを与えました

食欲もあり歩けるうちは外に散歩にも行きました

最後は口内炎ができ食欲が落ちて4月末に旅立ちました


☆ホモトキシコロジー使用の場合

H23年9月 コッカースパニエルが嘔吐と食欲不振で来院

(見ただけで前より痩せたし、皮膚が白っぽく貧血もありそう)

検査をしてみると


PCV 16        

BUN >140(156.6)  

CRE 5.4         


貧血がうちのよりひどいし長く頑張れないかもしれないなと

点滴、食事、内服薬などご提案させていただきましたが

「無理はしたくないので」ということで

皮下点滴と胃薬+腎臓のホモトキシコロジーを注射をし

処方食のサンプルがあったので差し上げました


帰宅後電話があり

「注射したら元気が出たのか

 サンプル食べましたので注文しますビックリマーク

食事だけ定期的に購入されていました

年末から連絡が来なくなり・・・


翌年5月フィラリア予防前の血液検査に来院されましたラブラブ!

採血をした時に腎臓の値だけ測定してみると


   去年        今回

PCV 16        右矢印16

BUN >140(156.6)  右矢印56.3 

CRE 5.4         右矢印1.0 


貧血は変わりませんが、数値は下がり調子よいようですが

処方食は食べなくなり、普通の食事を与えていたそうです


その後9月末に食欲が落ち嘔吐があり

外来で前回同様の点滴注射をしましたが

10月上旬に自宅で旅立ちました


ポインターとコッカーでは種類も年齢も病態も違い

単純に比較はできませんが

ホモトキ1回の注射と処方食で私の予想に反して

1年以上も頑張ることができて驚きました


個体差がありますので

効果がある場合とイマイチ反応が鈍い場合もありますが

前ブログで西洋医学の限界を身をもって知っていますので

このような代替療法も追加しながら

少しでもお役に立てたらいいなと思いますニコニコ