スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48) 竹内 一正 経済界 2008-05 売り上げランキング : 9720 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
アップルのCEO、スティーブ・ジョブズの伝記ものです。アップル創業からの成功と挫折、そして復活という歴史の中で、彼の人となりを裏側のエピソードを中心に紹介しています。ジョブズのスピーチやプレゼンのすごさは有名で、私自信もアップルのキーノートなどをインターネットで見るのを楽しみにしているひとりなので面白く読みました。
表舞台では穏やかに聴衆を魅了する彼が、裏では、目的のためなら手段を選ばず、裏切りや横取りなんでもありとは。変人というレッテルも有名でしたが、本書を読んで驚くことばかり。やはり、これくらいの正邪混在のカリスマの存在意義というのは大きいんだろうなぁ。日本の大手製造業も創業者が退くと、とたんに光を失っちゃったりしてますからねぇ。
本格的にジョブズを紹介する本は他にもいろいろあるようですが、入門編として軽く読むのにうってつけでした。各章末に、松下幸之助とか本田宗一郎が発した金言をまとめたようなコラムがついていて、こちらも以外とよかった。
<はみだしblog>
ポストに自治体から配布された災害対策資料が入ってたけど、タイトルが「減災マップ」。この間まで「防災」だったと思ったけど。災害って防ぐことができなくて、減らすことしかできないってことですかねぇ。