シャングリ・ラ - 池上永一

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地球温暖化でジャングル化し、殺人的な豪雨や伝染病により、とても人の住むことができなくなった未来の東京が舞台の近未来小説。政府は、山手線よりも大きくバベルの塔のようにそびえ立つ巨大建造物「アトラス」の建築を開始し都市機能を移転、金持ちはその中で優雅に暮らす一方、その他は、スラム化した町で不自由な暮らしをしている。そのスラムに住む少女がスラムの仲間達と共に「アトラス」の権力と戦い自由を勝ち取ろうとする物語です。

ひとことで言うと、ありとあらゆる要素を詰め込んだ壮大スケールの娯楽マンガ小説版といった感じです。政治経済、オカルト、戦争バトルとてんこ盛りでめまぐるしくストーリーが展開されていきます。ある意味ハチャメチャなんですが、構成と伏線の張り方がが巧みなので、薄っぺらい感じがあまりなく、楽しめました。

クライマックスに行くに従って格闘シーンが置くなってくるところなんか、ドラ○ンボールみたいな感じ。しかも登場人物が死なさすぎなところも似ていたりして。とんでもないところでとんでもない人が復活するので、「それはないでしょう？！」と何度叫んだことか。

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<はみだし blog>
知人の会社で、オフィスにバランスボールが導入されたとのこと。椅子の代わりにバランスボールに腰掛けてデスクワークをこなしているそうです。おかげで居眠りが減ったとか。へぇー。次回の打ち合わせの時、会議室までバランスボールだったらどうしよう？！