宮下君遅くなってごめんなさい。井上(6回)です。
新入生も入ってくるし、
糞がつくほど暇な大学生活の一部を活用して、たくさん試合を見てください。
DFについて
海外ラグビーの試合などでは、
あとは個々の選手のタックルもしっかり見てほしいですね。
参考までに、一番阪大のしていることに近いDFをするのは南アですかね。DFの良い選手をあげるとしたら、宮下も好きだといっていたConrad Smithと僕の一番好きな選手アイルランドのBrain O'Driscollを挙げておきます。
スクラムについて
医学部ラグビー界において、スクラムは軽視されがちです。今も練習に関しては怠っているといっていいでしょう。スクラムを何故組むのか、それは僕も知りません。ただスクラムの重要性は良く知っています。スクラムとは「力比べ」です、腕相撲みたいなもんです。男なら、それに負けるという意味がよくわかるはずです。スクラムに勝てば圧倒的な精神的有利ができます。ビデオでスクラムに押し負けたFWの表情を見ればよくわかると思います。ゲーム全体に影響することもあります。それは5mルールがあろうとなかろうと同じことですよ、宮下くん、前田くん。
スクラムに関してはまったく無知なので、宮下くんが良い参考コメントをしてくれるでしょう。
キック処理について
ラグビーを始めたてで、よくWTBで出されることが多いと思います。キャッチは基本はノーバウンド、してもワンバウンドです。ラグビーボールにはイレギュラーバウンドというものがあるからです。キックのキャッチはできるようになったけれども、その後どうすればいいかわからないという人はいませんか?ビデオをよく見ていればわかると思いますが、でたらめにやっているわけではありません。大体は2パターンだけです。それがどんなものかは自分で確認してみてください。
参考までに、個人的に好きなカウンターするのはEngland代表のBen Fodenです。要チェックを。
ランについて
ではじめたばかりの一年生はもちろん、ほとんどみんなランニングがいけていません。FWのランはおいておいて、BKなかでもWTBのランについてにしぼろうと思います。基本だけ、1、ボールはトップでもらう2、トライラインの端っこを狙う3、タッチラインを味方につける、でしょうか。ステップなんかは急にできるものでもないですし、センスもいります。なんやかんや言っていても仕方がないのでビデオでみてマネしてみましょう。参考までに
Chris Ashton(England)→ボール勘、ランニングが非常に良いです。パワーもあります。
Drew Mitchell(Australia)→オールラウンダーです。目立たないところでも良い仕事してます。
Shane Williams(Wales)→天才
SHSOについて
SHSOはゲームメイクにおいてとても重要です。今村と信にはそのことを頭にいれてもっともっとチームの中で発言力を持ってほしいですね。ここはこうするとか、こうなったらこうだとかいうのは先輩に言われてやるものではなく君たち二人が中心になって考えるものです。チームそれぞれに特徴はあるもののそうそう奇抜なことをするチームはトップリーグの試合でもワールドラグビーでもありません。定石は決まってるのです。奇抜なことをする必要はなく堅実なのが一番です、世界の大選手は堅実なプレーヤーが多いです。試合をたくさん見て研究してください。
流れについて
みなさん、試合の流れは読めますか?慣れてくると感じれるようになります。このプレーが流れを引き寄せたとか、このプレーで流れをもっていかれたとかよく言いますが個人個人それを理解できるようになってください。そうすれば一人ひとりの責任感も芽生えてくるでしょう。流れを引き寄せるプレーをするには仰山練習しないといけませんが、流れをもっていかれるプレーは誰でもできちゃいます。試合を漫然とみるのではなく、「ここのこのプレーが肝やったな。」と翔平さんのようにいえるようになってください。
長々と書きましたが、国内ラグビーをほとんど見ないので海外の話ばかりになってしまいました。試合を見てレベルが高すぎて参考にならないと思うかもしれませんが、それはスーパープレーばかり見ているからで基本はみんな同じです。みんなには、医学部ラグビーの枠にとらわれないもっと高いレベルを目指してほしいですね。
おわり