こんにちは、おうか整骨院川越の高浦です。

 

 

週刊誌に出ていた「熱中症と勘違いで、じつは脳梗塞」(女性自身7月16日号)について一言書きたいと思います。

 

 

まずは➀「脳梗塞」は夏(6月~8月)に多いということです。寒い時期に多いという印象だと思いますが、ちょうど今時期が多いです。この時期に多いと認識していれば「もしかして脳梗塞かも??」と思って対処ができます。

 

 

次に➁「脳梗塞」も「熱中症」も脱水が原因になるということです。特に就寝時の脱水に注意が必要です。脳梗塞の4割は就寝中といわれ、心臓が原因で起こる脳塞栓も朝起床時の時間帯に多いことから、寝る前の水分補給と夜トイレに起きた時の水分補給は必須と言えます。

 

 

➂は「脳梗塞はスピード勝負」ということです。血栓を溶かす点滴「tPA治療薬」は「発症から3時間以内」という時間制限があります。脳梗塞特有の症状(次に書きます)が出ている場合は、迅速な対応がその後の経過に重大な影響を与えます。

 

 

➃熱中症の症状(頭痛やめまい、ふらつきや吐き気など)に加えて、

*片側の手足に何らかの症状がある。

*表情に左右差が出ている。

*顔や腕に麻痺がある。

上記が当てはまる場合は、「脳梗塞を疑う」ということです。熱中症も重症の場合は命の危険がありますが、先ず「脳梗塞ではないか?」と疑ってみる必要があります。

 

 

脳梗塞が今の時期に多いこと、特有の症状が頭に入っていれば「安静にして様子を見ればよい」のか、「迅速な対応で処置をしなければいけないのか」は検討がつくと思います。「#7119」救急医療電話相談(15歳以上)を活用されるのもよいでしょう。*子ども医療電話相談は「#8000」

 

 

炎天下の外出は控える、外出時は水筒を持参する、室内にいてもこまめに水分補給をする、汗が出る状況なら水分+塩分の補給も必要、保冷機能付きの服装をする等の用心は必要です。今年も酷暑になるとの予報ですので、用心をしながら元気にお過ごし下さい。