こんにちは、おうか整骨院川越の高浦です。

 

 

フリーキャスターの木場弘子さんが自身のブログで、3カ月続く手首の痛みについて書かれています。「腱鞘炎の痛みが取れず」の後に「TFCC損傷とのことです」との記載が・・。え?TFCC損傷?腱鞘炎とは別物ですが・・。しかも痛いの両手首ですよね??ちょっと心配になったので、この件について述べます。

 

 

TFCC損傷ですが、三角繊維軟骨複合体の損傷を言いますが、詳しい説明はリンクを貼っておきますので、そちらを参考にして下さい。このTFCC損傷は必ず痛みが出るわけではなく、痛みが出ている場合は損傷部に異常な血管が増えていて、この血管と神経の異常増殖が原因とされています。これは難治性と判断されるため、手術の適用も視野に入れていくことになります。

 TFCC損傷の症状、病態について(参照)


 

つまり、木場弘子さんの手首の痛みの原因がTFCC損傷で、強い痛みが出ているのであれば、それは難治性の可能性が高く手術を視野に入れる必要があるということです。しかも両側のTFCC損傷は、なかなかないと思いますよ。もしかすると片側は腱鞘炎の症状かもしれませんが。

 

 

腱鞘炎とは全く違うものなので、この後の治療方法や経過の判断も変わってきますから、「ちょっと心配になった」わけです。このままでいいのかな?と。腱鞘炎だと思った痛みがTFCC損傷だったというのはありますが、その逆は聞いたことがないので、どこかで情報が錯そうしてしまったのかと思います。

 

 

症状と治療方法は合っているからこそ効果が期待できるのであって、違った治療方法を続けていても経過は改善しないと思います。木場さんは坐骨神経痛の症状も出ていると他のブログでも書かれていますので、早期の症状改善のためにも経過の見直しが必要ではないかと思いますよ。大丈夫かな~木場さん・・。