こんにちは、おうか整骨院川越の高浦です。

 

 

前回のブログの続きですが、五十肩、ぎっくり腰手前、頭痛のナヲさんですが、主犯は五十肩だとしても優先度が高いのはぎっくり腰手前なので、ここはぎっくり腰の治療から入ります。

 

 

ぎっくり腰は急性腰痛のため「怪我」になります。怪我ですから、安静期間が必要であったり、温めるのではなく冷やすが先になったりします。よく「ぎっくり腰は温めるのですか?冷やすのですか?」と聞かれますが、受傷から3日目までは「冷やす」が優先です。3日目以降は温めて痛みが増さなければ血行改善のため温めます。

 

 

入浴は、受傷3日目まではシャワー程度、温めて痛みが増さなければ3日目以降から入浴可です。が、温まってきて痛みやうずきがあったら長湯せず出て下さい。出ても痛みがある場合は10分程度のアイシングをオススメ致します。

*痛みがあるうちはアルコール厳禁です。

 

 

この場合の「冷やす」「温める」は湿布ではなく、実際に患部が冷たくなるもの(氷、コールドスプレーなど)、熱が伝わるもの(カイロ、湯たんぽなど)を使います。湿布は貼った箇所の皮膚温度は変わりませんので、気を付けて下さいね。

 

 

さて、おそらくナヲさんは屈めない状態(前屈制限)だと思います。五十肩と頭痛もあるので、腰~背中、首に張りが出ているでしょう。腰痛ベルト+さらしで体幹を固定すれば楽だと思いますが、骨盤のバランスが合ってないと推測できるので、骨盤調整してから腰痛ベルト+さらしのほうが回復が早いでしょう。ただ、五十肩があると体幹が曲がりやすいので、経過が悪くなりやすいかな~と。

 

 

逆に言うと、ぎっくり腰の治療のため骨盤調整と体幹の軸を真っすぐにすることは、五十肩の回復を早めることにつながりますし、肩回りの筋緊張が改善することで頭痛の軽減にもなります。

 

 

これは、その3にいく長さになってきました(笑)

一応、次の回でナヲさんの件はまとめになる予定です。