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『だれでも書ける最高の読書感想文』
著者:齋藤学
出版社:角川文庫
●感想
*期待以上の内容だった。中古で100円台だったので、コスパがよかった。
*本選びから、文の読み方・書き方もアドバイスがありよかった。
*ハッとするような具体的なよいアドバイスがあり、定期的に読み返すことで、感想文の技術の向上につなげられる内容だった。
*語り口調で書いてあるので、かなりスラスラ読めた。時間のコスパもよい。
*文章の中に、さりげなく、筆者の推薦図書が織り込まれている。しかも、読み手が、「これ、読んでみようかな」と、興味を自然に持つような流れで文章に織り込まれている。この話の流れの持って行き方はすごいと思った。
●具体的な箇所
*「自分だったら、こういう場合にどうするだろう?」と自分に引き寄せて読んでみると、その本の世界がグッと自分に近いものに思える。その「自分だったら」という思いを書けば、誰とも似ていない感想文になる。君だからこそ書けたものになる。P38
:このテクニックは、特に物語や小説で使えそうかもしれない。と、最初は思ったが、政治や経済や自然科学に関する教養書でも、自分の身近な何かと引き寄せて、そこから色々頭で考えて感想を書くのもいいかもしれない。
*ひとつ、いい方法を教えてあげよう。参考にしたいときは、その部分をカギカッコでくくって「引用」するんだ。P45
:学術論文だけではないんだな、と思った。感想文でも何でも、「引用」というのは大事なスキルなんだな、と改めて思った。
*その本を読むことになったきっかけ、齋藤さんの表現だと「出会い方」も、感想文の一つの重要なネタになる。これも、使えるテクニックだと思った。P54
*読む前からいつも「この本のことを人に伝えよう」と意識しておく、ということです。P56
:確かに、感想文に限らず、営業のセールストークでも、人に説明することを前提に情報を頭に入れると、なんとかうまく説明できる。筆者は、話せれば書けるとも言っている。その通りかも。
*筆者も、本は書き込むものであるという立場だ。私も同じだ。励みになった。P72
*読む前と読んだあとで「自分の心がどう動いたか」にポイントを置く P88
自分の心の動き、変化に着目すると、思考停止に陥らない。 P89
ものの見方が変わったり、広がったりすることは読書の大きな意味だ。 P92
:これは、今まで思いもつかなかったテクニックだ。ぜひ、取り入れたよう。ビフォーアフターの変化に着目するか。なるほど。
*印象的な場面や、大事な場面だけをクローズアップして、切り取って書けばいいのだ。話の流れを説明しよう、説明しようとしてうまく伝えられないくらいなら、象徴的な場面をスパッと「本文引用」するほうが効果的だ、と僕は思う。P96-97
:これも、今まで思いつかなかったテクニックだ。いつも、ある場面の切り取りや状況説明・情景描写にてこずっていた。本文引用は、目からうろこだ。
*出だしの書き出し方について、5つの実用的なテクニックを紹介している。これは、覚えておきたい。
・自分が一番疑問に思ったところから「なぜ?」と切り込んでいく
・自分がグッときたセリフを引用する
・自分と主人公の対比をする
・最初の印象から入る
・自分の話から始める P157-159
*いいタイトルだと、それだけで人の心を動かす。タイトルというのは、いわばその文章の顔だ。P182
:文章の中身だけでなく、タイトルも工夫するべきであると、筆者は言う。確かに、タイトルについて、いつも「○○を読んで」の手抜きタイトルばかりしか、感想文のタイトルには思いつかない。もう少し、読み手の関心を、最初からつかむようなセンスを磨かないといけない。
*「もしも○○だったらどうだろうか」という問いを自分に投げかけて考えてみると、とても書きやすい。P201
:筆者いわく、王道的な手法らしいが、今まで思いつかなかった。文章のシナリオや筆者の主張のIFの部分を思い描いて、自分の文章を書く。これもまた、使えるテクニックだな。
●ビジネス
*社員教育で本を読ませて、感想文を提出させる場合、まずはこの本を読んでもらうのも良いかもしれない。感想文自体、多くの人間がかなりブランクがあるかもしれない。この本で感想文の書き方をおさらいできる。
●学問
*学術論文やレポートでも使えるテクニックが書いてある。定期的に読み返して、思い出した方がいい。
□その本を読むことになった経緯
このブログで、本・映画・展示会・博物館の感想を書いている。
それにつき、感想文の書き方を、本を通して誰かにアドバイスしてほしかった。
本書は、Amazonで3冊購入した、感想文の書き方に関すると思われる本のうちの一つ。
□あらすじ
宿題、試験、レポートなどで、読書感想文に頭を悩ませている人は少なくない。本選びで迷ってしまう、そもそも読書がきらい、文章を書くのが苦手―理由はさまざま。でも、感想文はコツさえつかめば、どんな人でもスイスイ書けてしまうのである!身近な話題の活用法から、「もしも」ではじめる発想法、NGワード、タイプ別お薦めの本までやさしく丁寧にレクチャー。「読む」「書く」前に必読の指南書。







