小学校4年生頃から、日本の地理的な勉強が本格的にはじまります。それまでに、少しずつ地図をみたり日本ってどんな特色のある国なのかを普段の生活から学ばせてゆきます。前回はごく簡単な、宝の地図や近所の地図を用いて、地図とはどんなものかを知るための方法を紹介しました。さて、その続きです。年長さんくらいになると、どこに住んでいるのかを把握するようになってきます。まずは住んでいる地域(区、市など)の地図で自分や友達の家、公園、図書館、児童館、などの知っている場所を探し目印をします。地図の上を一緒に散歩してみて下さい。いつもの道だよ、ココ曲がるよね、などと話しながら進めてみてください。そして、最初でも最後でも良いので、住んでいる地域全体の地図を見せて下さい。
次に住んでいる都道府県の全体地図を用意します。なるべく、各区や市に区切られているものが良いです。今度はその中で、自分の住んでいる区や市に目印を付けます。そして、小さな区や市が集まってひとつの県(都道府含む)を作っている事を教えます。ここまで、漕ぎつけるには、少々時間がかかります。ですが何度も説明すると、わからないながらも、理解してゆきます。
本題に入ります。次は日本地図です。日本地図は長く使うので、丈夫で且つ特産品などが書き込まれている子供向けの地図が良いでしょう。子供の目に良くつく、親もすぐにココだよ、と話のできる場所に貼る事をおすすめします。よく子供部屋に貼ってありますが、それではいつまで経っても綺麗なまま壁紙の一部にしかなりません。なるべく家族の集まる場所に貼る事で、旅行の話や、テレビで放映されている場所などを教えてゆきます。
やはり日本地図も同様に、自分の家のあるところに印を付けます。顔写真のシールを貼っても楽しいですね。そして、おじいちゃん・おばあちゃんの家、お土産の産地やパパの出張先、家族の旅行先、大好物の取れる場所、毎日買ってくる農産物の産地、などなどを少しずつ書き込んで、日本一周の旅に出かけて下さい。機会があれば、その土地の写真や映像を見せるのも印象に残るでしょう。
この様にゆっくりと段階を踏んで、地図を学習してゆきます。この段階では暗記は目標ではありません。学習期間も長いスパンで考えてください。10歳になって初めて日本地図に触れるのではなく、こうして小さなときから親しんで下さい。学校や塾で習うようになったとき、改めてきちんと理解できる事も、ああこれ知っていると思う事も出てくるでしょう。パパやママに教えてもらったな、おうちでだってできる、という気持ちが子供たちの自学に繋がります。