前回のソチオリンピック。
ちょうど、うちのおばあさんが入院してた時と重なっていました。
いつ容体が変わるかもしれないということで、
10日ほど、私が夜もそばに付いていた時でした。
早朝、4時前だったと思いますが、
看護婦さんがいつもの通り、体温・血圧を測りに来られました。
まあ、当然目が覚めて、
「あ、そやそや沙羅ちゃんどうやったかなあ?」
そうです、たしか同時間にはジャンプの高梨沙羅ちゃんが飛び終わって、
結果が分かるころだ!」
と、おばあさんが眠っているのを確認して、
テレビ(NHK)をつけた。
と、女性のアナウンサーがなんとも暗い表情でしゃべっていた。
「金じゃあなかったのか?銀?まさか銅?」
と、アナウンサーを見てると、
「期待された高梨選手は、4位でした・・・・・・。」
その時、ホントのこと言うと、
「うそー。何やってたん」
と、怒ってた。
今回のピョンチャンオリンピックは、
今までないないくらいゆっくり見た。
高梨沙羅ちゃんが出た、女子のジャンプ。
放映権のせいで深夜12時放送。
その日は眠くて、主人に任せて先に床へ。
うとうとしながら、「沙羅ちゃん銅やった。よかった。」
という主人の声を聞き、眠りに落ちる。
次の日の朝6時、すぐにテレビをつけると、
ちょうど銅が決まった瞬間の沙羅ちゃんが映っていた。
目にはいっぱいの涙をためながら、
沙羅ちゃんは、
応援してくれた人たちに対する感謝を語っていた。
その様子を見て、
その瞬間にやっと気づいた。
「この小さな体で、4年間、どんなにか辛かっただろう。
大変だっただろう・・・・・・・・」
いろんなことを言われ、
ものずごいプレッシャーの中で、戦い続けてきただろうこの4年間。
4年間はあまりにながーい
その無責任な一人に私もいたことを、
深ーく恥じ入った瞬間でした
オリンピックを目指す数々のアスリート。
当然国内ではほとんど敵なしの一位、二位の選手たち。
彼らが世界で3位以内を、目指すのがオリンピック。
この熾烈な闘いは、身体と心の闘いだ。
その大変さのほんの少しを、
この舞台を観戦するだけで感じる、私たち観客。
たとえ20位以下でもオリンピックに出られたというだけで、
恥じることはないと思うが、
メダルをもらった選手と、4位以下の選手がテレビでの扱われ方は、あまりに違う・・・・・・・・。
それがオリンピックと言われたら、返す言葉がないが、
明日の日本の冬の競技の進歩ために、
4位以下のみなさんも、
頑張ってください