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ようやく夜から朝まで眠れた。でも3時間おきくらいに目が覚める。熟睡できてないんだな…
朝の診察は内診あり。もう散々陣痛中に内診されたとはいえ、これはこれで憂鬱。裂傷の縫い痕が引きつれるように痛みはするけれど、傷痕は特に化膿もなくきれいにくっついてるとのことでひと安心。
この日の午前中は退院指導ということで助産師さんのお話が一時間強。先代の院長の卒業式は説教めいた話が長くて相当鬱陶しそうだったが、まあ実用的な話で良かった。
そのあとでまた乳房マッサージ指導。助産師さんのマッサージは痛いんだよな……あう……
午後は沐浴指導。慣れてないからドキドキする。ほんの10分ほどの作業なのに汗だくになってしまった。
この日は朝から3時間おきに授乳。18ccから最大32ccまで出るようになった。

それにしても3日目にして今さら疲労感が襲ってきた。
なるべく時間を見つけて横になるように心がける。
退院までに少しでも体力を取り戻さないと……
結局あまり熟睡できないまま夜があけた。
うーん、もうちょっと眠りたい。
しかし午前中から乳房マッサージ指導やらフットマッサージのサービスやら色々行事があって眠れない。
昼食後、初めての授乳タイム。
まだまだ滲む程度しか母乳は出ないのだけど、娘は健気におっぱいに吸い付いてる。なんだか感動だ。
体重測定の結果、初めての授乳では4ccだけ乳がでてたらしい。夕方も4cc、夜は8cc出たとのこと。
うーん、しかし本当に出産すると乳が出るんだなあ。母体の神秘……

腰はサラシとトコちゃんベルト2をダブル巻きしたら劇的に楽になった! 階段もゆっくりとなら歩けるようになったし。
思わずトコベルに向かって「あなたが神か…」と呟いてしまった。
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朝5:30に起床、検温。6:00から診察。しかし早起きだなあ…
はずれそうな腰をさすりながら外来に降りると、他の妊婦さんたちはケロッとした顔ですたすた歩いてる。信じられない……こんだけ骨盤緩んでるのは私だけなのか……
しかも会陰裂傷の縫い痕もちくちく痛む。いやはやもう満身創痍だ。
内診台の足が開く瞬間、恥骨に激痛が走って思わず「止めて下さい!」と絶叫してしまった……はうう……
あまりに歩くのに苦労する私を見かねて、看護婦さんが車椅子を持ってきてくれた。なんだかすみません……

朝食を終えてぼんやりしてると母乳マッサージ指導に呼ばれる。さすがに産後すぐなので刺激すれども母乳はでない。まあそんなものらしいけど。
部屋に戻って一休み。とりあえず横になって休養。
昼食の後、許可もでたのでシャワーを浴びることに。実に6日ぶりのシャワーか……。腰痛のため靴下やパンツを脱ぐのにすらひと苦労しながら、なんとかシャンプーを済ませた。陣痛中の塩素っぽい匂いの汗をすっかり洗い流したら、心底生き返った気分になった。思わず風呂上がりに牛乳一気。
少しだけ元気がでてきたので2階の売店まで歩いてみる。
自分へのごほうびにアイス買ってしまった。ああ美味しいなあ……
しかしこの日も妙に寝つきが悪い。
眠りたいんですが……
ベッドのままリカバリー室に運ばれ、5分ほど旦那さんと面会。
面会終了後。ようやく眠れる、とは思うのだけど、体は疲れ切ってるはずなのになかなか眠れない。これが産後ハイというものなのか…
そうこうするうちに夕食タイム。なんてことないおにぎりが涙でるほど美味しい。なんだかものすごく久しぶりに炭水化物たべた気がする…

出産から6時間後、入院する個室に移動。
しかしびっくりするほど腰がガタガタでまともに動けない。
産後すぐに固定のためのサラシは巻いてもらったのだけど、それをはずしたら歩くことも出来ない……
慌ててトコちゃんベルト装着。伝い歩きすらひと苦労な上、ほんの10センチ程度の段差すら越えられない。どうしたものか…

ただまあユニットバス付の個室が取れたのでひと安心。トイレもあるし、エレベーターのすぐ横なのもラッキーだった。
それにしてもまだハイ状態が続いてるのか、なかなか寝付けない。うーん。
予定日 8月29日
出産日 9月8日
時刻 12:59
体重 3466g
身長 53センチ
性別 女の子
分娩時間 5時間2分


分娩時間5時間……ですか。
陣痛が10分間隔になったところからを計測するらしいので、最終日の促進剤をはじめたあたりからの時間なんだろうけど……なんだかこれだけ見るとすごい安産みたいですね……。
実際にはその前4日間も数分おきの陣痛に苦しんでいるわけなんですが(涙)
そして身長53センチ! すでにこれ成長曲線からはみ出すサイズなんですが大丈夫でしょうか。
まあ予定日10日遅れだからそんなものかなあ。
私自身、予定日2週間前に生まれたにも関わらず3300gの52cmだったから、まあそっちのほうが実際には大きかったのかも。
そして結局ほとんど眠れないまま5日目の朝を迎える。
7時前の院長の回診のときに「もう体力が残ってません……」と泣きながら訴えたものの、「子宮口が全部開いたら吸引とか色々方法はあるから、もう少しがんばろう! ね!」と言われる。
あぁ、ここまで来てもやはり帝王切開という選択肢はないんですね……。
朝ご飯を食べる余裕も体力もなく、促進剤再開。

少し途方にくれた後、昨日の孤独感に耐える自信がなくて旦那さんにヘルプメールを送る。仕事は忙しく、今日は休みにくい会議があるのもわかっていたが、もう独りで乗り越えられる気がしなかった。
「調整します」と返信が来て、ほどなく本人登場。わーん、良かったー!
すでに陣痛が始まっていたので、その合間合間に旦那さんに色々お願いする。

・陣痛で呼吸を忘れるので、「ふーーうっ、ふーーうっ」と声をかけてほしい。

・陣痛の最中に目を閉じていたら目をあけるように指示してほしい。

・陣痛が始まったらおしりをグーで下から押して欲しい。

・陣痛の合間は腰と足をさすってほしい(足は痛みの緊張でこわばってしまうので)

・家からもってきたゼリーを食べさせて欲しい

とお願いしたところ、助産師さんにほめられるくらいの献身ぶりを発揮してくれた。
後できいたら一緒に呼吸してるだけで酸欠になりそうだったとのことだけど。
2時間ほどいい感じの陣痛に耐えたところで子宮口は全開になったらしいが、まだ分娩室には行けないとのこと。なんでー!?
「もう少し赤ちゃんが降りてきて見えないとお手伝い(吸引)できないのよー」とのこと。気が遠くなりながらさらにしばらく痛みに耐える。

促進剤のペースアップは今日は早めですでにMAX値の120まで来ているのに、11時すぎたあたりでまた陣痛が間延びしてきた。なんでー。
痛みが間延びするので身体は楽になるのだが、お産が後退してる気がして泣きそうになる。でも11時半くらいか、内診してくれた助産師さんが「そろそろ分娩室行こうかー」と言ってくれた。マジすか!
「分娩室あいて片付いたら行くからもう少し待ってねー」と。
急にゴールが見えた気がして、朦朧としていた意識がはっきりする。
しばらく待って待望の車いす登場。いままで何人の妊婦さんがこの車いすにのって陣痛室に運ばれて行くのを見送ったことか……。
なんとか車いすに搭乗、分娩室へ。

旦那さんはもともと立ち会いには及び腰だった上、吸引になると聞いて「たぶん助産師さんが腹の上に乗ったりとか壮絶な感じになると思うから立ち会わなくていいよー」と、待ち合い室で待っててもらうことにする。
そして待望の分娩室。もっと緊張感漂う雰囲気かと思いきや、私の陣痛が間延びしていることもあってかまったりした空気。
しかも看護婦さんも「それ、いま聞くこと!?」みたいなことを分娩台の上で股をひろげた状態の私に聞いてくる。
「××さんの×(戸籍上は旧字体)の字って、この字でいいのかしらー」
とか
「入院するお部屋の希望って決めてあります? ランクがいくつかあるんですけどー」
とか
「入院したあと院内で使う小物入れのポーチが紺とベージュの2色あるんだけど、どちらがいいかしらー」
とかとか。
「それ、分娩台でこれから出産する妊婦に聞くことですか?」
と、内心思いながらも
「出生届けだけ保険証通りに書いてもらえればあとは普通の字で大丈夫ですー!」とか
「バストイレ付きの個室でお願いしますー!」とか
「紺でいいですー!」とか答える私も私だが。
正直、もう後は吸引でなんとかしてもらえると思ってるので割と冷静で元気。

3回ほどいきんだところで産科医と小児科医が呼ばれて吸引分娩決行。
「あと1回か2回いきんだら終わるからねー!」と言われて「えっそんなに早いの!?」と耳を疑う。
会陰切開をするというお医者さんに看護婦さんが「ソフトですかハードですか」とか聞いていて「なんだかよくわかんないけどソフトでお願いします……」と思ったが、医者は「うーん、ハードかな……ハードで」と言っててがっかり。
まあ結局、ちくっと注射で局所麻酔してから切られたから痛みとかわかんなかったけど。
助産師さんが台にのりお腹を押しながら吸引決行。
なんかものすごい機械の吸引音が聞こえたがどんな機械なのかは見えなかったなあ……。
2回いきんだところですぽーん!と出産。
わー生まれた! と思ったがしばらく泣き声が聞こえず不安になる。
まあ実際にはほんの数秒で、「あー、あー」と泣き声が聞こえてほっとしたけれど。
横を見ると小児科医の先生が抱いた赤子が手足をぱたぱたと動かしている。
「ああ、良かった! 生きてる!」と思って泣きそうになった。

あとは産後の処置。お腹を押されたりして胎盤がにょろーんと出てくる。
ちらっと見えただけだけど、なんかでっかいレバーみたいだったなあ……
会陰切開したとこ以外にも相当裂傷が激しかったらしく、ちくちくちくちくちくちくと縫われてるのがわかる……
だんだん針の感覚がわかって来たので「痛いです……」と訴えると笑気麻酔をかけてくれた。でも縫ってる感じはわかるなあ……。10針20針というレベルじゃなかったので「何針縫いましたか」と医者に聞いてみたけれど、「面倒で数えてないよ!」とあっさり。つまり相当縫ったってことですね……。

赤ちゃんはきれいに拭いてもらって体重や体長を測られ、ようやく自分の胸に抱くことができた。
これがお腹の中に入ってたんだなあ……と思うと不思議な気分に。
真っ赤なふやけた顔ではあったけど感慨深いなあ……。
ツーショットを産院のサービスで写真や動画を取ってくれた。

結局、分娩室に入ってから出産までは1時間足らず。
待合室にいた旦那さんはどうやらもっと長くかかると思ってたらしく「仕事でもするか……」とパソコンを立ち上げたところで「生まれましたよー」といわれ「早っ」と思ったらしい……。
月曜なので院長先生の診察。内診が痛くてめげる。
なんとか朝ご飯を口に押し込み、7cmから促進剤再開。
果てしなくダウンな気持ちのまま陣痛に耐える。
さすがに昨日までよりは早いペースで陣痛が来るので昼ご飯も食べられず。
午後3時の回診でなんとか8~9センチまでは開いていたが、この時にはすでに心身ともにかなり疲れきっていた。
「ここまで痛くてまだ9cmか」「この調子では今日も産めないんじゃ」
「いま10cmまで全開になっても分娩台でいきむ気力がない」と、不安要素がいっぱいでめげそうになる。
呼吸法も時々忘れて思わず叫んでしまったりも。
診察の結果、なんとか今日中に産ませようということなのか、促進剤を別の種類のものに変えることに。
喘息の症状がないか聞かれ、アトニンではない促進剤に変えられる。
さらに子宮口の緊張をやわらげるため、と筋肉注射を一本打たれる。
その状態で2時間ほど経過したが、むしろ促進剤は効かず陣痛も間延び。
筋肉注射をさらに一本追加されるも結果は変わらず。
しばらく助産師さんについてもらい呼吸をあわせてもらったり、さすってもらったりするものの、「また来るからちょっと待っててね」と、取り残されたまま40分が経過。
あまりの不安と孤独感でパニックになりかける。
夕方18時、さすがに心身ともに限界値を迎え、「もう無理です」「せめて薬を止めて休ませて下さい」と懇願し、促進剤の点滴を切ってもらう。
1時間ほど放心状態で陣痛に耐えた後、旦那さんと両親にメールで今日もダメだった旨を連絡。夕食にも手を付けられない状態なので点滴を増やされる。疲労困憊でトイレにも行けないのでカテーテルで導尿されるなど、もはや散々な状態。
促進剤を切った後も弱い陣痛が絶え間なく続き、20~30分に一度、maxな痛みで3分くらいの陣痛が来る。

「どうして産んであげられないんだろう」
「どうして当たり前のことができないんだろう」
と、不安と情けなさと絶望感でいっぱいになり、しばらく泣き続ける。

夜もほとんど眠れず、導尿のカテーテルも腹圧で入らなくなってひどく痛い。
お腹に子供がいなかったら自殺したい、病院から逃げ出したい。
身体の痛みも酷いが、精神的な辛さで死にたくなる。
でもお腹の子供を産んであげないとこの痛みは終わらない……
昨日の夜は旦那さんが朝まで付き添ってくれたが
狭い陣痛室で寝るのはいかにも体勢がつらそうで申し訳ない気分に。
最初は待合室のソファで寝てもらったのだが
「寝る場所じゃありません」と看護婦さんに追い払われたらしい。
うう、寝かせてあげるくらいいいじゃないか……とは思うが
土日のせいかなぜか陣痛を迎えた妊婦さんも多く、
たしかに陣痛室前の待合室を占拠するのはいただけなかったらしい。

朝、子宮口は4cmから促進剤(アトニン)の再開。
2日目の夜はやや不安でナーバスになっていたが
3日目の朝を迎えるとなぜか前向きな気分になっていた。
陣痛の合間には「よし来いっ」と心の中で呟いたり
モニターが大きく波打つと「よしっ! イイ陣痛!」などと
思うくらいには元気だった。昼ご飯も多少は食べられるし。
促進剤も昨日までは96がMAX値だったが今日は120までアップ。
午後には再び旦那さんがお見舞いに来るが、なぜか昼以降は
やや陣痛が間延び気味。安心してしまうからだろうか。
子宮口も7cmまで開いたので「今日はひとりで頑張ってみる」と
言って、旦那さんを家に返す。
いくらなんでも今日の夜は家で寝かさないと気の毒だ。

しかし7cmの段階からなかなか進まず、この日も18時にタイムアップ。
促進剤を打ち切られる。いよいよ4日目突入ですか……。
朝のハイな気分から、一気にモチベーションがダウン。
促進剤を切られても間延びした陣痛がしばらく続き、なかなか眠れない。
しんどいなあ……。
なかなかお産が進まずついに3日目突入。
さすがに心身ともに余裕がなくなってきたので中継もここまでにしておきます。
お産に集中するどー!
まさか陣痛室で2日目の夜をすごすことになろうとは…
今日もかなり耐えたのだけど、結局子宮口が全然開かず仕切り直しに。
もう心が折れそう…
今日は旦那さんが付き添ってくれてるのが心の支えだが。
明日はどうなることやら…