今日は保育園の子供達も
散歩姿が楽しそうで
秋の陽気を味わっているように
通り過ぎながら感じた。
世界の報道はイスラエルを眺めて
結果だけ伝える方針に傾いている。
ダブルスタンダ-ド以前に
アンタッチャブルの地位を認めて
いるようだ。
ハロ-ポップスの時代は
もろにベトナム戦争の時期と重なる。
そこから流れてくるニュ-スは
戦争の現実に素で向き合う姿勢が
今と違ってそれぞれの人が
それぞれの価値観で判断することが
普通だったように思い出す。
僕は一応信頼できるニュ-スソ-スを
持っていると思っていたが
最近その姿勢に疑問を感じる事が増えた。
ビ-トルズのマジカルミステリ-ツァ-
発売されたのは1967年だったか。
僕がアルバイトを初めて始めたのが
1972年。
その給料でレコ-ドを買おうと決めていた。
店に行ってビ-トルズの輸入盤コ-ナ-で
どれにしようか相当迷った。
どのアルバムも良かったのは判っているし
何を根拠にすればよいか随分手に取って
クレジットされている曲名を眺めて
いつまでも決められない時間を過ごした。
アルバイト代で買えるのは一枚。
本当に大事に大事に考えた結果
ある曲が入っていることから決めた。
それが今日紹介する
ザ・フ-ルオンザヒル。
丘の上の馬鹿。
ハロ-ポップスのDJは歌詞の解釈を
ときおり織り交ぜながら番組は続いていた。
この曲もそのひとつで
一体この馬鹿と言われている対象は
キリストなのかジョンレノン自身なのか
あるいは人々の心の中に存在する
普遍的なある感情を持つ人の姿か。
そんな話だった記憶があった。
ジョンレノンは最後のアルバムに
ウォッチングアホイ-ルという
フ-ルオンザヒルと対になるような曲
発表したのだけど
ビ-トルズのファンに共通する
社会を牛耳ってるある種鼻持ちならない
人々を冷めた目で見ると言う
スタンスは小学生だった僕にも
伝わってきた。
それよりなにより良い曲だった。
セルジオメンデスがカバ-したのも
直ぐ後の事だったか。
ハロ-ポップスというと
僕にとって忘れられない一曲。
Beatles The fool on the hill