オッペンハイマー(IMAX) | 大佐ブログ

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「悲しいとき~」大佐だ。もうすっかり春だな🌸春と言えば生配信試合も迫って来ているが、実際に殴り合わないので、今ひとつ気合いが入らない😅
そして今日と明日は休暇と言う事で、ライフワークの映画。今日は2本。
まずはアカデミー賞作品「オッペンハイマー」(IMAX)。もう観た人も多いだろう。原爆を創った科学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画。監督は、日本では全く売れないクリストファー・ノーラン
このロバート・オッペンハイマーさん、ものすごく頭が良くて、四桁の掛け算を一瞬で解く天才理論物理学者。
第二次大戦中、オッペンハイマーは軍と手を組み、ドイツに対抗すべく原爆を発明する。戦争終結後、激しいアカ狩りが始まりオッペンハイマーもアカの疑いが掛けられる……
一言で言うたら、3時間あっという間‼️これスゴい映画やった‼️
オッペンハイマーの科学者としては原爆を創りたい。しかし創ってしまうとどうなるのか…この葛藤は宮崎駿の「風立ちぬ」みたいな、技術者としては零戦を創りたい。でも創ってしまうと、多くの犠牲者が出る。後にオッペンハイマーは原爆を創った事を「後悔している」とコメントしている。
映画では、極秘の計画で原爆の実験をし、大成功を収め「原爆の父」と呼ばれるが、実戦で使うとは…と言うか、落とすのはオッペンハイマーではない。あくまでもオッペンハイマーは軍が求める原爆を創っただけ、まさか日本に落とすなんて……だが、オッペンハイマーをホワイトハウスに招いた大統領は「落とされた日本は創った人を恨まん。落とした人を恨む」と笑顔で「あの弱虫を二度と招くな」。
あれだけ国に尽くし、家族まで犠牲にして創ったのに、国はオッペンハイマーに対し今度はソ連のスパイ疑惑を掛けられる……やっぱりアカンでアメリカって国😅結局、原爆を生み出した事でソ連との冷戦の責任を取らされたと言うか、完全にはめられたオッペンハイマー。必要なくなった人間は潰される。
そしてクリストファー・ノーラン監督ならではの時系列の撮り方と、原爆実験のカウントダウンの緊張感。原爆実験が成功したら、「ほんなら日本に落としてみようか」って、完成してから投下までスゴい淡々としていて、そこがまた戦争に対する恐怖を煽る。もっと怖いのは、原爆投下で戦争終結でバカ騒ぎする大衆。これは我々民衆を表している。
オッペンハイマーの計算では、「広島、長崎で約5万人ぐらいの犠牲者」の予想だったが、実際には22万人😱
昔の日本には古来、武士道があり、「貴様❗名を名乗れ❗」と言ってから斬る。しかし近代兵器が発達し、ボタン一つで名も知らない22万人を一気に殺せるし、もう人すら乗ってないドローンで人も殺せる、戦争もファミコン感覚の戦争になってきている。
調べたんだが、オッペンハイマーは、来日した際、自分がしたこと?創ったこと?の恐怖から広島、長崎には行かなかったそうだ。
ただ矛盾してるのは、原爆は良いけど、水爆はダメって😅何を今更??
この映画は「平和の尊さ」「平和の祈り」ではなく、「戦争の恐怖」を描いていて、戦争とは、動き出したら止まらない。近年まれに見る怖い映画だった。
アカデミー賞総ナメにした作品だが、まさにオールスターキャストで、俺様知らなかったが、ケネス・ブラナーまで出てるやん💦💦アイアンマン。あれはアカデミー賞採るわ❗元々演技上手いからなぁ。でもスゴい良かった❗まさにお似合いのキャラ。意外と良かったのがマッド・デイモン👍「フォード対フェラーリ」も良かったが、やっぱり良い❗
あとIMAXで観る価値?それは、原爆実験のシーンで、爆発からのキノコ雲。数秒遅れての爆風の音が凄まじい❗これはIMAXで体験した方が良い👍
2本目に続く。