世界遺産の街
道の駅 平泉
の周辺観光第2弾です。
前回の「柳之御所遺跡」から平泉駅方面に向かう途中の住宅街の中にある
「伽羅之御所跡(きゃらのごしょあと)」
です。
「三代 藤原秀衡」が「鎮守府将軍・陸奥守」に任ぜられたことに伴い、「初代 藤原清衡」の代から居館していた「柳之御所」が「政庁・平泉館」として大改修されたために建築されたものです。
「吾妻鏡」では「三代 藤原秀衡」の常の居所と記されていましたが、「四代 藤原泰衡」の時代にも使われていたようです。
現在は説明板が立っているだけです。
ここから北へ向かうと
「無量光院跡(むりょうこういんあと)」
へ行けます。
5つある世界遺産の構成資産の1つです。
「初代 藤原清衡」は「中尊寺」を、「二代 藤原基衡」は「毛越寺」を造営し、「三代 藤原秀衡」が先代に劣らない寺院をと建立したのがこの寺院で、宇治の「平等院鳳凰堂」を模した寺院の跡地です。
鳳凰堂より大きな阿弥陀堂があったことが分かります。
建物の中心は西に位置する「金鶏山」(上部写真の中央やや右に見える山)に結ばれており、山の稜線の上に沈む夕日に極楽浄土をイメージさせた、浄土庭園の最高傑作と言われているようです。
お隣の奥州市にある「えさし藤原の郷」には「伽羅御所」と「無量光院」が再現されています。
「伽羅御所」
「無量光院」
こちらは別の機会に改めて紹介したいと思います。









