皆さん、こんにちは。
本日ブログ担当のあずまです。
いよいよ年度末。
年末の行く年来る年とはまた違った感触で、感謝や寂しさ、不安と期待が絶妙に混ざりあい、心をにじませるこの時期。
アンサンブル・おっとっとは、ある一つの活動に区切りを迎えました。
ファミリアプリスクール夙川園。
今からちょうど3年前に、ひょんなことからご縁をいただいて、週に一度のミュージックの時間に通うようになったこの園。
私たちおっとっとにとっては、グループとして子どもたちの保育の現場に定期的に通い、週ごとにプログラムを受け持ってその教育の一端を担う、初めての機会となった場所でした。
自分自身の小さい頃の記憶に、なにくれとなく密接に結びついている、かわいくて温かい「ファミリア」の世界が、そのまま子どもたちの目の高さに再現されたかのような空間。
毎週、訪れるごとに表情をかえて玄関先で出迎えてくれる子ども達の作品群。
併設された厨房から漂ってくるおいしい匂い。
先生方の、子どもたちのテンポや目線を尊重した柔らかな言葉遣い。
柔らかな心の幼児期を過ごす子どもたちに、食や言葉、身体、アートや音楽などの多種多様な切り口からアプローチする現場は、いつもいつも居心地が良いものでした。
2021年度内の閉園が決まり、いよいよ先週のプログラムが最後となりました。
3年前にはまるまるとして、よちよち歩きだった子どもたちは、今や頼もしいお兄ちゃんお姉ちゃん。
その後に続く小さな子どもたちもまた、一人ひとりの性質や心を素直に見せてくれる様子に、「ファミリア」という世界の中で守られ、培われる子どもたちの、生まれもった美性の発露を見るようでした。
まだあまり口のまわらない時期から、子どもたちは私たちを「先生」と呼んでくれましたが、週に一度のミュージックの時間の中で、彼ら一人ひとりの素直なエネルギーと成長が、私たちグループにとって「先生」になり、多くを教え、与えてくれたように感じています。
皆さん、本当におめでとうございます
そして、お互いにたくさん成長して、いつかまた会えることを楽しみにしています。