六月に入って梅雨らしい天気が続いています。

 山際に家がある所為か、これまでは、梅雨でなくても、いつも家の中の湿気が高く、特に梅雨時は、ジトジトして仕舞い込んだ物にカビが生えたりとかしていたのですが、今年は、床を直したおかげか、下からの湿度が少ない所為か、それほど不快を感じずに済んでいます。

 これまで、湿度が高かったのは、環境の所為よりも、床が薄かった所為かもしれません。欠陥住宅、、、。

 まあ、これからも湿度が高い日々が続きますが、今年はいつもより、少し快適に暮らせそうです。

 

 

 

 

 さて、M4A3シャーマン火炎放射戦車ですが、まだ、炎の表現で悩んでまして、まったく進んでいません。

 天気も悪いので塗装も乾きが悪いので、やる気が起きずにほったらかしになっています。

 それでも炎を光ファイバーで表現することに決定、ネットを色々、漁って太めの物を発見、発注して到着待ちの状態です。

 そういうわけで、今週は何も進んでいないので、前回書きました仕事にまつわる、模型ではないけどちょっと模型ぽいものをご紹介させていただきます。

 

 

 とあるお寺の仏像です。

 だいぶ傷んでいるので、補修をということで預かりました。

 本来仏像の修復は、プロの仏師さんに頼んで、完全に分解して下地補修、漆塗り替え、金箔押し替え、彩色し直しとなるのですが、当然修復期間も長くかかり費用もそれなりにかかります。

 今回はお寺のご意向で、費用はさておき、修復期間が長くかかるのは困るということで、本格的な修復でなく、痛んでいるところを直す程度で、綺麗に仕上げるのではなく、それなりに経年感のある仕上げでということになりました。

 以前会社勤めの時は、そんな仕事は担当が違うので回ってこなかったのですが、今は下請けの営業支援業、なんでもやりますということで、補修作業開始です。

 作業は、乾式美装(埃払い)→湿式美装(水洗い)→破損部分補修→補彩色→組み立て完了の順番で鷺擁していきます。

 最初に、手や頭部など外れるものは外して状態を確認します。

 今回の御木像の一つには嘉永元年との銘があり約180年ぐらい経ったものと分かりました。

 できれば、完全修復したほうが良いと思いますが、、、。

 しかし、嘉永という年号、最近他でも聞いたような気が。

 さて、気を取り直して作業に入ります。

 金箔と彩色の物では少しやり方が変わるので順番にやっていきます。

 

 

 まずは、金箔押しの仏像と台座

下の丸いのは台座の部品。

台座も分解できるので、大まかに分解して作業にかかります。

 まず毛払いで、埃を払います。

 軸でコンコンすると箔が擦れてしまうので、毛先で優しく払います。

 汚れている部分に半紙を当て、上から水を含ませた刷毛で撫ぜるように、濡らしていきます。


 半紙の上から布やティッシュで、ポンポンと押さえるようにして汚れを半紙に染み込ませていきます。

 半紙に汚れが移ってます。

 汚れの程度によって、これを繰り返します。

 汚れが取れたのであとは自然乾燥させて完了です。

 金箔が擦れていますが、そこだけ直しても艶が合わず、全面押し直ししないとそこだけピカピカになるので、今回はそのままにします。

 

 金箔がしっかりしていて、直接擦っても大丈夫な場合(見極めが難しい)は、直接刷毛で水をつけて汚れを落としていきます。

 水分は布かティッシュでたたくようにして吸い込ませて、拭き取り。

 うまく汚れが取れれば、金は変色しないので金本来の輝きが戻ります。

 

 次は彩色された仏像類。

 彩色がだいぶ傷んでぽろぽろと剝がれてきています。

 

 あまり濡らすと、彩色が浮いてくるので、半紙の上から刷毛で薄っすらと濡らして金箔の時と同様たたくようにして水を吸い込ませて拭き取りそのまま乾燥させます。

 

 乾燥後、パテで割れを補修、再び十分乾燥させます。

 傷の部分だけでなく、禿げたところや汚れの落ちなかったところに、アクリルガッシュを筆塗り。

 調色には慣れているので、塗料を混色して色を作り、周りになじませて終了。

 あとは、再び組み立てて完成です。

 

 

 とまあ、趣味の模型製作の技術が、こんなところで役に立ってます。

 これ以外にも、仏具等の補修なんかの依頼もあり、これらについても、またお話できたらと思います。

 次回は、何とか火炎放射の炎を形にと思うのですが、お陰様で、このところ仕事が何やかやと有って、週末以外まとまった時間が取れず、気合を入れて模型が作れていません。

 頭の中では、あれこれとシミレーションしてはいるのですが、次回は、何とか実際手を動かして形に出来たらと思ってます。