いよいよ家を引き払う日。

最後の掃除などがあるので、

妻が昼に来る予定だったのだが、

昼になっても来ない。

電話すると、今出るところ、と。

因みに、新しい住所は教えてもらってない。

俺がストーカーするとかバカバカしいことを言う。

でも、ひょんなことから新住所は判明してるのだ。

妻には言わないが。

元々引っ越す予定だった、K区で、

例の医者の所に近い。

店の近くに住むと思っていたのに、残念である。

(掃除以外に)なにしに来んの?

いろいろ。


まただ。

いろいろって?

役所関係…転出届とか…


まただ。

離婚届をいよいよ出すと言えばいいのに、

戸籍謄本の時みたいに、言葉を濁す。

離婚届の保証人、誰がなったのかを知りたいと

前々から言っていたが、

それも教えてもらえずに、

自分を、自分の意思に反して地獄に突き落とした人間さえ知らずに、

いつのまにか席が抜かれているなんて嫌だ!

そう、強く感じた。

そして、

妻より先に役所に行かなければ、と、

急いで役所に向かった。

転出届を書き、

ついでに、

「不受理願」を出した。

離婚届が勝手に出されても、受理されないように。

俺がサインするよりも以前に、

勝手に離婚届を出されることを警戒して調べていたのだ。

だから「不受理願」のことは知っていた。

勿論、サインした時点でもう、そんなことする気はなかった。

ある意味、衝動的だった。

ご無沙汰してます。

もし、コレを読んでる方がいらっしゃったら、

のお話ですが。

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前回の更新が5月2日。

それから、

どう過ごしたか思い出してみる。

多分、その2、3日後には

離婚届にサインをした。

「これは、紙切れだけの話だよね?」

と念を押して。

二人が終わるワケじゃない。

完全に縁が切れるわけじゃない。

「お互いの為に、一旦離れる」

そういう言い方をする妻。

どういうつもりなのか

わからない。

いっそ「一生かかわりたくない」の方が

絶望できる。

すんなりサインする代わりに、

もうギスギスするのやめよ?

今度の俺の誕生日、最後の思い出になんかくれよ。


なにが欲しいの?

いや、なんでもいいんだ。

それから、食事くらい一緒に行こうぜ。


いいよ。たまには奢ってもらおうかな?

それから、ディズニーランド行きたいな。

う~ん…それはちょっと無理。

今は、そんなところではしゃいだりするテンションじゃない。


ま、そうだね。


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K市の、二人で住む家は引き払う。

妻は、Y市で一人暮らしをする。

妻が、俺に何の相談もなしに勝手に不動産屋に行って、

勝手に話をつけてきた。

それで、

I市のTさん…

俺の勘違い。実際にはN市だった。

N市のTさんとMが住む家に居候するしかなくなった。

俺は仕事も変えなければならなくなった。

職も、住むところも奪われた。

妻は貯金もあるし、引っ越す準備もできていただろうが、

俺は金がないから、

とりあえずは居候しなければならないし、

予定外の引っ越しで、

準備も、引っ越し費用も一切ない。

「無一文で放り出される」ことになった。

それから、

大変だった。

K県に住んでいながら、T県で仕事を探す。

面接も、片道60㎞を運転して、

燃料も高速代もしこたま使って、

Tさんの家に泊めてもらいながら、だ。

で、なかなか決まらない。

なんとか「土、日、祝だけ」の仕事だけは確保した。

妻は「冷蔵庫と電子レンジは持って行く」とか

「やっぱり持って行かない」とか

LIVE週間の前までに片付けろ とか

LIVE週間の時点で冷蔵庫とかなくて食べ物とか困るから

やっぱりLIVE週間の後で とか

コロコロ意見を変えた。

それにふりまわされて、

大量の荷物と不用品の処分に困って途方に暮れた。

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誕生日、妻は何もくれなかった。

一緒に食事に行く話もなくなった。

誕生日のことを言うと、

今まで俺に使った金を、

ちょっとずつでもいいから返せ、と言ってきた。

別に、借りた覚えはないのだが。

で、ちゃんと毎月決まった日に、決まった額を返せば、

それをしばらく続けたら、

誕生日のプレゼントをやる、

と。

離婚届にサインさえもらっちまえばこっちのもんだ、

とでも言わんばかりに

後から要求をしてきた。

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引っ越しはとても大変だった。

日程を合わせるのが難しく、

大量の荷物をほぼ一人で運んだ。

大きな荷物はレンタカーのトラックを借りて、

知り合いのリサイクルショップに持ち込んだ。

処分を業者に頼むとお金がかかる。

自分で持ち込めば、知り合いなら、

年式の経ったものでも

いくらかはつけてもらえる。

'96年製の洗濯機なんかは、もう引き取ってもらえないから、

処分場まで自分で運んだ。

リサイクル料を払った。

朝から晩まで、ほとんど寝ずに

ひたすら荷物を運び、

なんとかレンタカー代くらいはペイできた。

それでも、持って行く荷物は自家用車で運んだ。

何往復もした。

ほとんど寝ずに、

2階の部屋から荷物を降ろし、

3階の部屋に荷物を上げ、

これを、ひたすら一人で繰り返す。

全身が筋肉痛になった。
妻が携帯を機種変していた。

俺の名義だから、

簡単に機種変なんてできないはずだが、

なんと勝手に名義を分けたらしい。

引き落としの口座なんかも、2つに分けたそうだ。

俺の同意なく、そんなことできるのだろうか?

携帯ショップのスタッフは売上さえあげれば、いいんだろうな。

とにかく、

もうNoロックも解除できないし、

通話明細も見ることができないワケだ。

そこまで必死に、何を隠したいのだろう?

話し合いをした。

妻が用意していた「離婚届」を突きつけられた。

別居して様子を見る、じゃイヤなんだそうだ。

とにかく、保険?とかそういう縛り?がイヤなんだと。

「お互いの為を想って」

「また好きになったら、あたしから頭をさげる」

なんて、まだ言い張る。

だったら、今すぐ籍を抜かなきゃ、なんて・・・

早くすっきりしたい。

これ以上、男を下げないで。嫌いになるよ。

消えてしまいたい。

この日、

あたしがあっちの部屋に行くか

○○くんがあっちの部屋に行くか、

どっち?

と。

ついに、

一緒の布団で寝ることは

なくなった。
土曜日、

「予定は?」とメール。

温泉旅行、で、

日曜日の夜帰る、と。

お決まりのパターン。

日曜日は練習だった。

夜中12半頃帰ると、妻は既に帰宅していた。

が、

帰宅したばかりの様子だった。


「ただいま」

「おかえり」

この、挨拶だけは何故かちゃんとしてくれる。

「ゴハン要らないだろ?」

妻はうなずく。

まぁ、外で食べてきているだろう。予想はつく。

「もう寝るだろ?」

妻はうなずく。

妻は風呂に入る。

風呂の前で、しばらく悩んだが、

「入るよ」

一応、声をかけた。

嫌とは言われない。

が、

ほどなくして妻は風呂を上がった。

俺が嫌なのか、

元々上がるつもりだったのか。

わからない。

温泉旅行に行ってきたのだから、

家の風呂は軽く入るだけだったのかもしれない。

こんな夜中に、

妻はずっとメールしている。

誰と?気になる。

床についてから、

「いつ、話できる?」

と聞いた。

もう眠そうな声で、

「明日は仕事は?」

「しばらく休むと伝えた」

そこで、妻は猛然と怒り出す。

当たり前と言えば、

当たり前だ。

俺の仕事のことが大きな原因のひとつだから。

なんで?

と。

話をしないと…

それだけじゃないでしょ?

追及してくる。

いろいろ。

妻のマネをしてみた。

いろいろって何?

自分は「いろいろ」と言って逃げるくせに。

要は、

簡単に休むな、ということだ。

あたしは、日銭稼ぐために、熱出ても仕事行ったりしてた、と。

ごもっともです。

しかし、

戸籍謄本を見てから、

仕事なんか手につかないのだ。

M町に住むことになったりしたら、

もう、今の職場は遠すぎて通えない。

2時間半運転して、

12時間半働いて、

2時間半運転して…

無理だろう。

だから、

どうするのか、どうなるのかを

ある程度決めて行動したいのだ。

まず、どこに住むのか?

それさえわからない。
メールで、

友人女性に色々と相談に乗ってもらっていた。

彼女は不倫していて、

旦那さんとは

愛情はないが一緒に生活している。

旦那さんが一流企業で働いていて、収入は安定。

彼女は専業主婦。

だから、その収入のために一緒にいるというと悪いが、

そんな感じだ。

もう、5年もセックスレスだという。

彼女が言うには、

旦那さんと一緒の布団で寝ているという。

ごはんも毎日作っているし、

最近は一緒に風呂に入らないけど、

セックスレスになってからも

一緒に入ったりしていたと。

少しだけ、俺が希望の光と思っていた部分、

毎日俺の作った料理を食べてくれるところ、

一緒の布団で寝たり、

一緒に風呂に入ってくれたり、

洗濯してくれたり。

そんなのは、

少しも期待の持てないことだったのか。

がっくり来た。

「同じ空気も吸いたくない」くらいに嫌いになったのなら、

料理を食べたり、一緒の布団で寝たり・・・しないだろうが、

家族だから。ということだ。

「まずは、働いてみなよ、見てるから」

様子見る、と。

そう言ったのは、「悪者になりたくないから」

最初っから答えは決まってて、

無駄な努力をさせた。

色々ゴタゴタ続いたら、

「もっと早く言ってくれたら」

ってなるけど、

最初っからそれを言っても

納得しないでしょ?


確かに。的を射ている。

俺自身も、

なんだか「覚悟」が出来てきた気がする。

最悪の事態、それを想像できるようになった。
朝8時半頃、ようやく妻からの返信。

週末出かけるので明けてから話しましょう。

あたしもずっと悩んで考えて決めたことだから。

ここ2か月ぐらいのあなたの態度もみせてもらっての決断だから。

ネックレスは気持ちだけで十分です。
受け取ったら気がはれますか??



もう、

決まったことのような内容だ。

ネックレスも

喜んでもらえなかったみたいだ。

午後13:00頃、妻が起きる。

つられて俺も目が覚めるが、寝たフリ。

リビングで、猫なで声で話す妻。

誰と喋ってるか知らないが、

ついこないだまで俺と喋る時もきっとそうだったんだ。

悲しくなる。

いたたまれなくなって、家を出た。

目指すはS区。

正規輸入代理店では、

全く手が出なかった商品も、

この、並行輸入?激安店なら買える。

本物であることは間違いない。

偽物の場合は全額保証だそうだから。

フランスの有名ブランド「C」のネックレス。

気に入ってくれるだろうか?

妻には見事に「要らない」と言われたけど、

意地だな。意地。

気に入ってくれるかよりも、

自分の意地だ。

何としてでも、初給料で妻に何か買いたかった。

こんなもので気を引こうなんて気はない。

どうしても、

嫌だった。

妻にプレゼントもできない自分が。

愛してやまない妻に、

プレゼントひとつできない自分が。



妻にメール

ちゃんと話し合おうって。

返信してくれ、と。


夜は、

Mの店で呑んだ。

気持ちよかった。

常連さんとも仲良くなって、

居心地がよくなった。


返信は無い。

虚しい。

解り易すぎる。


戸籍謄本が気になった?時は

妻から

メール

電話

あったのにね。
「アクセス解析」によると、

RSSに登録(そういう言い方をするのか?)してまで

わざわざこのブログを読んでくださってる方が居らっしゃるらしい。

有難いことだ。

その人が

「奥様との関係改善」を期待しているのか、

また、その逆なのかを別として。



とにかく、

この数日間、気が狂いそうになりながら、

いや、

この1か月、

何かに逃げながら過ごしている。

話し合いも、

遂に決定的な一言を言われるのが怖くて

今一歩踏み出せない。


LIVE後、

家に帰って来て、

即、床につく。

話し合いは後日にしたいとメール。

当然のように返信なし。


リビングの物音で

何回も起きてしまうが

寝ているふりをする。

それに感づいてるかのように

ガチャガチャとうるさい物音をたてる妻。



とりあえず話し合いは

避ける

仕事場には、

暫く休ませてくれと言った。

今のこの状態じゃ

きっと職場に迷惑を

かけてしまう。

意地になっていた。

妻に

「何もいらない」と

言われたから、

金だけ渡す、ってのは嫌だった。

妻より早く起きて、

Y市に向かった。

目指すのは、某有名ブランド。

妻が以前、

そのブランドのサイトを見ていたような

あいまいな記憶が頼りだった。

そこのネックレスなら、

喜んでくれるだろうか。

しかし、

半月の研修で稼いだ8万円ほどでは

手が出なかった。

その後も質屋等を見るが、

リングならまだしも、

ネックレスには手が出ない。

凹む。

とりあえず保留。

なにか、別の策を考えよう。

明日もLIVEだ。

今日も先に寝ると告げて、

妻との話を

何とか今日まで逃げよう。
LIVEを終え、

家に帰る。

深夜時2過ぎだった。

箱根土産?

の黒たまご?

なるものがテーブルに置いてある。

箱根に行った証拠というワケか。

まぁ、

「同僚のKちゃん」と

箱根に「だけ」行ったかどうかなんて

ずーっと尾行でもしない限りわからないのだし、

そんな暇もないから、

本当に箱根に行ったのね、と飲みこむしかない。

これは俺に?

まさか。俺に土産なんかあるワケないか。違うよね。

俺が作っておいた

ポテトサラダ、その他、食べてあった。

戸籍謄本の入った封筒は

通帳や大事なものが置いてある場所にあった。

3時40分頃、

今日はもう寝ます、とメールした。

その直後、4時頃妻が帰って来た。

色々考えて眠れなかった。

相変わらず、布団に入ってくる。

あと、幾晩、こうやって一緒の布団で眠れるのだろう?