降ればどしゃ降り CAT&DOG -2ページ目

降ればどしゃ降り CAT&DOG

『青の軌跡』萌え語りメイン
時々、二次創作。多分にBLネタを含むのでご注意ください

が来月発売のリンクスで開始になるらしい。

2018年のフェアでは残念なことに番外編の掲載は見送りになってしまったけど今年はどうなのかな……
 久能先生の健康次第ということになるのか……虫のいい話だけど2018年分も纏めてドーンと収録にならないかな……一番は令和元年から新シリーズ開始なんだけど。

 新たな軌跡が始まる     っていうラストだからまた船に乗って欲しいけどカイは政治の世界の住人だからな……うー厳しい。

 

 何はともあれフェアの詳細を座して待とうっと。

ちるちるの投票の締め切りが過ぎたということで、記事を削除します。

 

とはいえ、結果が気になりますよね。バディで恋人で家族になった三四郎とカイの順位はいかに。

 

 ということで結果発表を待って記事をアップします♪しばしお待ちを。

 

私信・ろねさま

呼びかけありがとうございました。おかげさまで私も無事投票することができました。

 

暑ーい!!
 毎日、暑い日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

私は全身汗疹まみれです……特につらいのが目元。目の下の部分がピリピリヒリヒリでファンデーションが辛いどころか目まで染みるように痛いという……

 ところで痩せている方は鎖骨の窪みに汗が溜まって汗疹になるというのを読んで思ったんだけど

 それってちょっと色っぽくないですか。

 三四郎とカイはどうなんだろう♥

 二人とも痩せているし汗まみれで頑張っているのは周知のとおり 笑
 正面座位で頑張るカイの鎖骨の窪みに溜まった汗を三四郎が猫のように舐め取ってもイイ!頑張ったあと脱力したカイが三四郎の首に流れる汗を舐め取りながら鎖骨に辿り着いてもイイ!
 あるいは騎乗位で頑張った後、倒れ込んだカイのそこから零れた汗が三四郎に降りかかるのもイイ。

 

 やはり汗はかく人によりけりなのである。

という書き出しで書き始めて幾星霜……秋の気配が感じられる今日この頃orz
 あ、汗疹はまだ元気ですよ ( ;∀;)

 

 ところで、話を替えて先日締め切られたちるちるのアンケートにおける青のジャンル……

 

スリリングな『恋』……

 

完結?した今であればアレがもしや恋の始まり、と思えないこともないとは思うけど果たしてシリーズ第一作目の三カイを恋と言っていいんだろうか。

 むしろ『愛でもなければ恋でもない』と作中に散々説明されてきた『バディの絆』はスリリングな恋と呼んでいいのかw

 

 さて原作者様は三四郎とカイに子どもを迎えるという結末を以前から考えていたと後書きで書かれていたけど、だとするのならなぜ『愛でもなければ恋でもない』繋がりだと幾度どなく繰り返したのか……
 逆説的に言うと子どもを迎える為に『愛であり恋でもある』繋がりに変えたということになりかねない……

 

 なんかモヤモヤしちゃうのね、『ガキの本当の家族は俺だ』と言った三四郎のやっていることが黒幇の女に丸投げしていた藍の養育をカイに変えただけだということが。
  家族のカタチが違っていてもいい、というのは正論だけどそのカタチを三四郎だけが決めてしまうのはなんか違うというのか。

 

  藍が本当の家族は俺だ、とするなら黒幇に戻るという道も三四郎にはあったと思うの。黒幇に戻れば女たちに命を狙われること負債を抱えることもなかったわけだし。

 ここで思い出すのは自分の生き方をを変えられないという理由で三四郎がイシスを育てるのを断念してること。多分、藍の存在を知った三四郎はイシスの時と同じことを考えたんじゃないのかな?
 カデンツァ7で三四郎は

 『あんたが慣れない育児に困っているのが見たいし、ガキがどういう風に育つのかも見たい』

と言って『一緒に育ててくれるか』とは言わなかった、つまり最初からオール丸投げする気で自分で育てる考えは全くなかったということになる……。

  結果的に返済のため傭兵を続けることになったとしても、一緒に育てていくためにパティクルー経験を生かして連邦軍への仕官を一瞬くらい迷ってもいいと思うの。
 イシスを凱に任せようとした時とやってることは同じに感じる。もっともイシスはその三四郎に『どうして自分で育てるって言わないの』と訴えているんだけど。

 藍とイシス、三四郎が『その時』感じていた愛情のウエイトはどちらが重かったのか……
 俺じゃ駄目だと言わしめた
イシスの方が愛されていたような気がしてならない。
 リリアンは藍の為に三四郎は危険度の高い契約を結んでいるのだというけどそれは絶対に違うと思う。

 三四郎は藍の為ではなく自分が見たいもの、欲しいもののためにローンを組んだにすぎない。
 こうしてみると藍ってすっげー可哀想!!そしてイシスほどに三四郎を必要としてないのも納得……

 真面目な話、カイと藍が『親子になる』よりも『三四郎が藍の家族になる』という問題の方が大きい気がする……ぶっちゃけ、ジュール・ヴェルヌ乗船時のセカンドクルー(除く凱w)の関係の方が『家族』という形態に近いと感じる私は、『愛でもなければ恋でもない』絆で結ばれた二人が『家族』になるというのも、アリかな、と思ったりする。

 

 ところで凱に『私の心は三四郎を選びました』というカイのセリフは

『私はあなたに発情しないのです』

が正しいと思うw

 
 

 小冊子を申し込まれた皆様のお手元に続々カデンツァ6のカバー表紙と同じイラストのポストカードが届いているようです。
 SSが読めなかったのは残念ですが こちらと年季の入ったMなので今年度のリンクスフェアに期待して待つw

 と、同時にカデンツァ7で三四郎の帰還が3年ぶりだとなっていたのでちょうど3年ぶりにあたる来年あたり新章が開始されると嬉しいと思うの

 

 でさ―思うわけ。

 カイにオイタをした禿ガッパもといエロガッパ・スティーブンを三四郎はそのままにしておくだろうか、と。

 

 黒幇は戦闘集団であると同時に犯罪集団でもあって『暗殺』も引き受けるとタイトロープで説明されていた。そんな黒幇と『今も』行動を共にする三四郎が、その技術を自然と身に着けていたとしたら……?

  グイド・リーにしたような陰湿なやり方で復讐しない可能性はないと言い切れないと思うの。

 

 スティーブンの悲惨な死に不審な点は見られない、些細な判断ミスが招いた不運にしか見えない。しかし、訃報を届いた直後に三四郎が帰還したのは本当に偶然なのか。

 グイドがキプロス号に与えた仕打ちを忘れなかった三四郎がスティーブンの死に無関心なのは妙だ、そう疑ったカイはへらへらと取り合わない三四郎と激しい口論になる。

 傭兵の三四郎が決して潔白な人間ではないのは承知している。法で正しく裁こうものならルナ・プリズンに収監されてもおかしくない身だどいうことも理解している。

 それでも自分の驕りが招いた結果の為に手を汚して欲しくなかったカイと、カイが理由ではなく自分の腹が治まらなかったからだという三四郎。

 

 そういう話が読みたい…

と、いうのは簡単だけど自分でやるとなるとすっごく面倒な展開だと思うの。

 

 おそらくアホ息子のスティーブンくんはその後、父親の庇護という厳重な監視下で適当な見栄えのする肩書と遊ぶに不自由ない収入を与えられ、ふしだらな生活を地球で送っていると思われ。

 しかし評議会議長の父親の存命中はカイにとっても利用価値はある、しかし溺愛する父親が死ねばカイにとっても、スティーブンの一族にとっても不用品。

 というワケで一族の警護が緩んだの知った三四郎は、地球で請け負った仕事のついでにスティーブンを手に掛ける。
 という展開に持ってくると、必要な設定は三四郎が請け負った仕事と、スティーブンの居住地、殺害方法だけでなく兄弟との関係とかステイタスとか面倒なもろもろ、そしてカイとの和解理由も。

 

 ヤダ、面倒。

 と思いつつ、消し方は設定できた 笑

 夏だから海!にしよう。

 南の白い珊瑚でできたなだらかな夜の砂浜、波は比較的に穏やかだが潮の満ち引きにより激しい離岸流が起き易い地形でもある。その砂浜の沖合に生きたままぽーい。

『ほら街の明かりが見えるだろ。頑張れば岸まで泳ぎつけるぜ。生きて帰ればこれであんたのしたことはチャラだ』

ゴムポートの上で屈託もなく笑って海の中のスティーブンに言ってのける三四郎。

『風もないし波も穏やかだ。この場で俺にいま殺されるより自力で泳ぎ切った方がマシだろ』

どうすると眼差しで尋ねた三四郎に顔を強張らせたスティーブンが大人しく泳ぎ始める。その遠ざかる水音を聞きながらフィットスーツのファスナーをおもむろに下げ三四郎は放尿を始めた。

 南の海には大型のサメが生息している、彼らの嗅覚はとても鋭く数キロ先の血のニオイどころか尿のそれにも敏感に反応する。
 岸を目指すスティーブンの水を掻く音は水中でもよく通るだろう。
『頑張れよ』

 

こうして公式にはスティーブンは離岸流に攫われた沖合で不幸にもサメに襲われたということになる……

 

『俺はなーんにもしてねえ、少しばかり海に小便しただけだ』

 サメうようよの海を泳ぎ渡るというのはキューバからアメリカに密入国する手段をヒントに設定してみた。

久能先生、お大事にしてください。
 ソースはこちら↓

公式HPより転載

 

『リンクスプレミアムマガジン2018』掲載内容変更についてのお知らせ       

 

平素より「リンクス」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
本日発送を完了いたしました秋のリンクスフェア2018応募者全員サービス「プレミアムマガジン2018」につきまして、久能千明先生の体調不良により、掲載予定でした「青の軌跡」番外編の掲載を見送ることとなりました。 楽しみにしてくださっていた読者の皆様方には、ご期待に沿うことができず、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。
お詫びと致しまして、ご応募いただきました全ての方に、シリーズイラストレーター・沖麻実也先生のスペシャルポストカードを同封させていただいております。
掲載内容が変更になりましたこと、また、お知らせが発送と同時になりましたこと、併せて深くお詫び申し上げます。
今後もより良いサービスのご提供に努めてまいりますので、引き続き「リンクス」をご愛顧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

 

2019年7月18日 リンクス編集部

 

Twitterのフォロワーさんから教えて頂いた……

前しっぽのうた……

しっぽで良かったwほーけーじゃなくて 爆

 

 

このダンスをちんぽけスク水でやられたらすっごいイイ腹筋トレーニングになると思われ。

 

しかしダイミダラーってすごいタイトルのアニメですね、

大淫らー

なんだ月人のことか

 

ネットの海で見つけた驚愕のあまり声を失ったブツ

 

 ビレバンってこーゆーセンスなのかと愕然としつつ
釈然としないのが
『おとこの娘』用スク水という商品説明。

なんで?なんで?どっからみてもでっかいブツがご自慢の攻めさま用だと思うの。

 ぞーさんの鼻が腿までくるってそーとーのような気が……と思ったワタシがうっかり妄想したのが

 

 オトコにゾウさんポケ付きスク水を着させおもむろにイチモツを握るイシス

『……安物のエビフライみたいだね、衣ばかりで身がどこから入ってるかわからない』

 

 

いとこがいるかもしれない 
 デリラのねーちゃんのザナに子どもがいたらいいなーとふと思った。
黒幇に雇われた仕事でザナと再会し、藍に合わせろと凄まれる三四郎。

 

『あたしは藍の伯母だよ、血が繋がってるんだ。そしてこの子たちとあの子のいとこだ』
そう言って同じ作戦に加わっていた4,5人の黒幇を顎で指すザナ。

 タイムリープのせいで三四郎とほとんど同年代のものから初々しい戦闘初心者まで年齢も様々なザナの子供たち。

『特にこいつは藍と一緒に故郷で育ってたんだ、兄弟みたいなものなんだ』

ザナによく似たブルネットの少年の頭をぐりぐりと乱雑に愛撫した彼女は高らかに言い放つ。
『だから合わせろ』

 

 カイが月人として過ごした幼少期を『黒歴史』としているのなら、藍にとって月に来るまで過ごした8年はどういう時間になるのか。

 「いとこ」といっても、三四郎の兄弟姉妹の子どもたちのように正規の教育を受けている訳でもなく、父親の素性も不明、社会常識も教養もない       カイの薫陶を受けた藍はその再会を喜べるのか。
 
そしていとこで幼馴染でもある藍の変化をザナの子どもたちはどう感じるのか。

 銀角にしろバサラにしろ、そしてカイや凱、ロード一家を含め藍は『三四郎の子ども』なんだけどザナにとっては『デリラの子ども』なんだよね。

 

 黒幇の女として、デリラの姉として忘れ形見の藍を可愛がっていたと思われるザナが語る三四郎やカイの知らない藍の乳児期の思い出話。

『尻にデカイ痣があってさ、向こうで酷い目にあってたんじゃないかって心配したんだ。そうしたら銀角が蒙古斑っていう赤ん坊の印だって教えてくれたのさ』
『私もあれには驚かされました、ケツが青いという言い回しが本当だというのを初めて知りました』
『三四郎に連れ去られた時はまだ子どもだったからねぇ……もう、蒙古斑は消えたのかい?』

藍の尻談義を和やかにするザナとカイを見てみたいのは私だけ? 笑
 

 いつもSSを書くたびに入れたいと思って入れそびれちゃうのが藍の『目』の設定。三四郎そっくりの容姿だけど『目』だけはザナのように瞳孔が縦長で暗闇では丸くなる猫の目を持っている      赤外線が見えるのではなく僅かな光を網膜が増幅させるタイプの目にしてみたいのだ。
 

 ああ早くリンクスフェアの小冊子が届かないかな♪

何度フリーズすれば気が済むんだっ!  

お久しぶりです!

三四郎並みの放置プレイの乙都です。
 

もう6月、そうですね、2018秋のリンクスフェアの小冊子が発送される予定の月です!

予定通りに発送されればいいのですが……

全く余談ですが昨年、発売一ヶ月後に注文したジムニーがようやくラインに乗りそうです ( ;∀;)
小冊子が来るのが早いか、ジムニーの納車が早いか……w

 

と、いう書き出しで5月に書き始めた訳ですがw

小冊子の発送は7月下旬、そしてジムニーは約11か月待ちの7月5日に納車が決まりましたww

なんてこったい……

 

 

以下の記事

 

 

 もし乳児の頃にカイの手元に来たとしたら、泣きぐずる自分に手を焼いたカイは胸を吸わせてくれただろうか、太一君の親ばかぶりにうっかり淡い望みを見出してしまう藍。ところが勘の良い三四郎にあっさりとそれを見抜かれ呆れられてしまう。

 

 『なんだオヤジの乳首吸ってみたかったのか』

『冗談じゃない、オヤジ・……どうして三四郎なんだ、ろくに月にいもしないで僕をカイに丸投げしているあんたが赤ん坊の世話なんかやるわけないだろう』

DNA上の父親であっても『父』と認める気のない藍のあんた呼ばわりも三四郎は気にしていない。見下したような物言いを咎めもせず、言外にカイの乳首を吸いたかったと自白していることに気付かない藍を面白がっていた。

『乳首吸いたかったなんてカイに言うなよ、電撃かまされるぞ。まあ俺もそこまで赤ん坊相手にパニくってるカイなら見てみたいけどな』
そう忠告し軽く眉を上げた。

『こう見えてもおふくろの代わりに紅子の世話をしてた時もあったから赤ん坊の世話は経験してるんだ。ミルク作るのもおしめの世話も手慣れたもんだ』

切れ者と名高い上官の思わぬ過去に藍色の目が丸くなった。今の彼女を知る彼には火のように泣き叫ぶ乳児の紅子・マキノの姿が想像できなかった。否、子どもの顔をした彼女さえ想像の範囲外だ。
『……』

何とも言えない表情で視線を泳がせた藍の顔を面白そうに眺めていた三四郎が不意に真顔になった。子どもっぽく映るおおらかな笑顔はほんの少し口元を引き締めるだけで信じられないほど大人びたそれに変わる。その変化に戸惑いを浮かべた我が子の頭を幼子を宥めるように柔らかく叩いた。

『カイの乳首より、間違いなくおまえにおっぱいを吸わせていたデリラのことを思い出してやってくれくれないか』

デカいバストでなく、乳首でもない、『おっぱい』という表現を使った三四郎は父親の顔をしている。

『俺はともかく、おまえのおふくろはデリラなんだからさ』

泣き叫ぶ藍に乳を含ませたいと彼女は最期まで願い続けていたはずだ。
『赤ん坊のおまえが欲しがっていいのはデリラのおっぱいだけだ』

 

 「捨ておいて今更あんな風に言われても」
憤懣やるかたないというように口を尖らせて訴えた藍をカイは困ったように見詰めた。
 三四郎のデリラへの愛情を感じ取ったことのあるカイにとって三四郎の言葉は納得のいくものであると同時に、藍のわだかまりも理解できた。それ故にすんなりと肯くことができないのだ。

「父親ヅラされるのも御免だけど、死んだ母さんを今でも好きみたいに言うのは許せない」

きつい視線で床を睨んでいた藍が顔を上げ態度を決めかねているカイの目を覗き込んだ。そこにあったのは期待していた赤ではなく戸惑いのブルーグレイだ。

 三四郎とよく似た吊り上がった眦が更に吊りがった。

「なんで怒っていないの、カイがいるのに他の女を好きだって言ってるのも同然なのに」

 三四郎を『父親』と認識しないように、記憶のない『母親』を藍は実感できていない。そのために血の繋がる両親を見る彼の目は他人行儀だ。藍にとって最も親いのは養育者のカイなのだ。それ故に彼は本気でカイのために腹を立てている。

 しかし両親に愛され『幸せな子ども』を自認するカイは自分がそうだったように、両親の愛情を藍に感じて欲しいと望んでいる。定期連絡を三四郎に課したのは彼の為だけではなく、黒幇で幼少期を過ごした藍に少しでも『親』の愛情を知って欲しかったからだ。

 正直なカレイドスコープアイズに銀色の翳りが挿した。

「カイ?」

藍色が目を見開く。

「この件に関して私には三四郎に怒りを感じる理由がありません」

「どうして、浮気と同じだろ」

「三四郎は浮気はしません」

きっぱりと言い切って顔を顰める藍を正面から見つめ返すカレイドスコープアイズに翳りはなく、いつもの美しいオパールブルーの煌めきを取り戻していた。
「三四郎は常に交際相手に対して本気です、それがたとえ一夜限りだとしてもその時の気持ちに偽りはありません」

「……」
カイの唇に不思議な柔らかな微笑が浮かんでいる。

「三四郎は目の前にいる相手のことしか考えられない男です。あなたの実母とは別れることになりましたが間違いなくあなたは愛し合う二人の間にできた子供です」
穏やかな優しい口調は藍の憤りを宥めるというより三四郎の恋を喜んでいるように聞こえた。

「目の前の人間のことだけしか考えられないのなら私はそれでいいと思っていますし、そうであって欲しいと願っています」
幼い頃、羽毛よりも軽い気持ちでその場限りの付き合いを繰り返してきたカイは、そういった恋愛遊戯が心を満たさないことを知り尽くしていた。飽くことがないのではない、満たされないから繰り返せるのだ。その虚しさを知るからこそ月を離れた三四郎が過ごすであろう真摯な気儘さも否定しない。

 軽薄な恋などして欲しくない、時間と距離の向こうで起きる三四郎の恋愛事情に嫉妬はない。

 相手のために自分の命も顧みないという他愛的なバディの側面が彼らのありように少なからぬ影響を与えているのだ。

 三四郎の背を追う切ないような瞳の色と全く異なる、複雑な色調で瞳をきらめかせ微笑むカイを藍は憮然とした目で一瞥し鼻を鳴らした。

「そういうのって心変わりっていうんだろ。浮気よりタチが悪い」

「そうでしょうか」

心変わりではなく、一つ好きなものが増えたに過ぎないと考えるカイは不思議そうに首を傾けた。藍の視線が強くなる。

「いい加減でだらしなくって、ここにいる間はガキみたいに散らかしてその辺で寝てるか、酒飲んでるかでカイだっていつも怒ってるじゃないか。それなのに他所でオンナに夢中になってるのは許せるって、変だろ。そんな奴のどこがよくって何年も待ってられるのか解からない」
今まで目にした人間の誰よりも美しく、誰もが認める聡明で明晰な月の若き元首がなぜ、苛立ち険しい表情でここにいない三四郎を睨んだ藍は、一瞬だけカイのブラックオパールの瞳が濁ったのを見逃がさなかった。

「カイ……?」

優しい微笑こそ浮かべた顔がこれまでになく悲し気に見えた。

「三四郎はあなたの言うように欠点の多い男です。あなたをああならないように私は育てました」
「僕も育ててくれたのが実の親じゃなくてカイで良かったと思っているよ」

あの三四郎と黒幇の女に育てられたとしたら自分は全く違う人間になっていた、本心そのものの藍の言葉にカイは僅かに唇を引き上げただけだった。

「ありがとう、そして私のために三四郎に怒ってくれて」
心の中を色にしたスコープアイズは藍の期待に反してただ煌めくばかりだった。

 

 

 士官学校の寮に戻って来た藍の塞ぎ込んで口を噤む様子にリリアンは軽く眉を上げた。いつもであれば煩いくらい久しぶりに会ったカイのことを喋り続けるというのに今回は不気味なまでに静かだ。

「どうしちっゃたの、三四郎に邪魔されて除け者扱いされたの」

性の多様性が容認される世相を反映し、寮は中庭を囲むようにそれぞれに別棟が割り当てられいる。彼らの交流は中庭とそこを取り囲むように設えられたラウンジホールでもっぱら行われていた。

 カイが託した小さな贈り物をいつも落ち合うベンチで受け取った彼女は藍の消沈ぶりに好奇心を隠さない。

「三四郎は月をさっさと出て行った、僕が戻るよりずっと前から月にいたらしい」

「……なるほどね」

滅多に会えない恋人たちは二人だけの時間をたっぷりと取ってから藍に連絡を寄こしたのだ。

「だから拗ねてるの」

「違う!そんなことじゃない………」
目を伏せ項垂れて尻尾を下ろした子犬の風情にリリアンは彼が口を開くのを辛抱強く待ち続ける。言いたくないことがあると分っているが、ここで素直に退いてやるほど彼女は善人ではない。

 何よりも感情感応者のカイが藍の動揺に気付かないはずがない、彼女の懸念は本人よりもカイの受ける影響にあった。

 無言で隣に座り続けるリリアンをちらりと横目で睨んで藍は深い溜息を吐いた。彼もまた長い付き合いから優秀な狙撃者でもある彼女が標的を撃ち取るまで動かないことをよく知っていた。

「カイを……傷付けた」

「は………?」

一瞬、あらぬ想像をしかけた彼女を一睨みし彼は吐き捨てる。

「笑っていたよ、いつもと同じ。でも目が違ったんだ、あんなのは初めてだ」

どうして、どうして、何が間違っていた?             なんど思い返しても考えても間違ったことは言っていない、唇を引き締め手入れの行き届いた芝生を藍は睨む。
「僕は三四郎みたいないい加減な人間になりたくないから、三四郎と黒幇の女じゃなくてカイに育てられてよかったって言ったんだ。カイだってありがとうって言った……!」

でも少しも喜んでなかった、口を尖らせた少年の顔をまじまじと見上げたリリアンの肩が溜息と共にがっくりと落ちた。

 

 地球と月のタイムラグはほとんどないと言ってよかった、なによりも高性能の通信装置は距離が作る微妙な画像と音声のズレを自動修正し、まるですぐ傍に相手がいるように3D画像を等倍率で投射してくれる。そのためまるで直に向かい合っているような感覚を与えた。

 そして今、月面政府官邸のプライヴェートリビングには自宅の書斎で寛いでソファに座るロードが映し出されている。

 ロードの姿がこの場所に投射されるのはこれが初めてではない。場所も時間もバラバラに過ごすかつてのセカンドクルーは三四郎を除いて時折この方法で連絡を取り合い旧交を温めてきた。
 科学の進歩が彼我の距離をかつてよりずっと縮めていた。

「リリアンにいつもありがとう、今回もすごく喜んでいたよ」

藍に託した品の礼を述べたロードにカイは軽く頷いた。

「礼には及びません、娘のいない私が手元に置き続けていても仕方のないものばかりですから」

「君のお母さんの形見の品を使っているんだろ、それをいくつも譲ってもらって君はいいのかい」

「形見と呼べる品は本当のところそんなにないんです」

カイの苦笑の意味を察してロードがほっと息を吐く。

 娘に届けられた高価な天然貴石で作られたアクセサリー類がカイにとって思い入れのないものだとわかったからだ。

「では遠慮なく受け取っておくよ」

リリアンの婚約者は三男とはいえ名家の出自だ。伴侶になるリリアンにはそれなりの支度が要求されることになる。もちろんロードの社会的地位も決して低くはないが差が開きすぎているのだ。それを知るカイは母の求愛者達が贈った宝飾品をリメイクしリリアンに譲ってきた。

「リリアンには大佐と幸せになって欲しいですから。協力は惜しみません」

8才からの初恋を頑固に貫き通した娘に対する複雑な思いに苦笑したロードが見慣れたハイチェアーに背筋を伸ばして座るカイに物のついでのようにこの通信の本題を切り出した。

「そのリリアンが気にかけていたよ、藍と少し食い違いがあったんだってね」
一瞬、引き結ばれた唇がらしくない溜息のあと、乗船時代には絶対に口にしなかった弱音を吐きだした。

「……三四郎の欠点を藍に蔑まれたのは堪えました……」

さんざん三四郎の欠点を叱責し、『事実だ』と言って擁護もしてこなかったカイにとって先日の藍の言葉は衝撃的だった。
 他の誰が、たとえ同じ遺伝子同じ組成で構成された凱であっても三四郎を蔑みどう非難しようとこれまで気にしたことはなかった。言葉通りそれは『事実』だったからだ。しかしそれを藍に言われたのは鉛を飲み込まされたような気分だった。

「欠点ばかりが目に付く三四郎ですがそればかりではないとあの子も分かってくれていると思っていたんです………」

途方に暮れたように告白したカイは自嘲気味に続けた。

「……分かって欲しいというのは我儘でしょうか」
乗船勤務が長く共に過ごす時間が限られた中でサンドラはしっかりとリリアンと親子の絆を結んでいる。彼女たちに淡い憧憬を抱いているカイは、それを可能にしたロードに自分の取るべき指針を求めてフォログラムを見詰めた。

「そうだね……確かに藍に三四郎を『父親』だという認識はないと思う、それは一緒にいる時間が足りないんじゃなくて月の文化がそうさせている部分があるんじゃないかな」
月育ちだからだ、という指摘にカイは表情を強張らせた。

「勘違いはしないでくれ、そういう意味じゃなくて君の視点が藍に対しても君のままで変わらないっていうことだよ」

「私の視点……?」

顔を強張らせたまま眉を寄せたカイに軽くロードが頷いた。

「僕もサンドラもお互いを呼ぶときは名前で呼び合うけど、リリアンに対してはパパとママだろ」

「………」

「君は藍に対して三四郎をパパとは言わない、藍の視点になって三四郎を表現していないってことだよ」

考えてもみなかった指摘にバイザーの下で大きくカレイドスコープアイズが見開かれる。

「名前を大切にする習慣のせいかな、月の住人は親子でも名前で呼び合うだろ」

喉で笑ってロードは顎を引いたままのカイに微笑む。

「リリアンが平均よりも知能と精神年齢が高いことが分かった時、サンドラと話し合って決めたんだ。僕たちはどんなことがあっても彼女のパパとママであろうって」

子ども扱いしないで、と一人前の女性扱いを求めた彼女に対してロード達は『子ども』として接していた。

「いつか彼女が僕たちを追い越してロード、サンドラと呼ぶ日が来ても僕たちはパパとママでいる……そういうことだよ」
穏やかな、しかし、固い決意を覗かせる言葉は不思議なほどカイの心の深い部分に納まった。そして、今は亡き養父の『君は自慢の息子だよ』という言葉の重みを知る。

「ふ………そんな風に考えてもみませんでした」

親子の概念を頭が理解していてもカイの心は未だ追いつていないのだ。

「君は藍と三四郎より親いからね、君の三四郎に対する厳しさを受け継いでしまったんだろう。そういう点では間違いなく藍は君の息子だよ」

「そのようですね」

自分のようにはなって欲しくないと願っていたカイは苦笑するしかなかった。

「とはいえ、あの男のどこを褒めたらいいものか……」

平和な環境にある三四郎はだらしのない怠け者に過ぎない、嘆きに近い自問にフォログラムのロードが破顔した。

「無理に褒めなくてもいいんじゃないかな、君がどれだけ三四郎が好きかっていうことを解ってもらえればいいんだから」

「私に藍相手に惚気ろと言うんですか!?」

驚愕のあまりハスキーヴォイスが上ずった。

「だって君は藍に三四郎を好きになって欲しいんだろ」

気持ちを言葉にして伝えるのを昔も今も不得手とするカイの動揺を喉で笑ってロードは胸の内で呟く。

      僕のほうが聞いてみたいくらいだけどね……・

 

 

 寄宿舎とはいえ連邦軍に所属する士官学校では外部との通信は厳格に管理されている。たとえそれが外交特権に守られた相手だとしても例外はなく、通信は全てモニターされ記録された。プライヴェートと言えど半ば公開されているに等しい。

 軍事機密、戦略作戦に携わる者の義務を学生のうちから叩き込まれるということだ。そしてマキノ一族に所属する三四郎が士官を嫌う『無償』の責務の一つでもあった。
 その三四郎がコンソールに着いたカイと並んでモニターに映し出されている。椅子に座るカイの背後からモニターを覗き込むように顔を並べている三四郎の、机に突いた机に手にカイの指がさりげなく重なっている。

 呆気に取られて藍はモニターの二人を見詰めた。

 これまで公の通信に三四郎が姿を見せたことは一度もなかった。国家元首の伴侶としては不適格な傭兵の三四郎の存在は公然の秘密とされてきたのだ。存在をないものとされる『存在』、それが三四郎のポジションだった。
 月人だからこそスキャンダルを警戒し続けていたカイが三四郎との仲睦まじさを監視者に晒すなど想定外だ、それどころか藍にとっても手を重ねる二人を見たのは初めてだと言っても過言ではない。

 言葉のない藍にモニターの中で眩いような光の粒を虹彩に散りばめるカイが微笑んだ。

      パパが帰ってきました、この週末は月に帰ってきなさい。

「パパぁぁぁぁ????」
月と地球の距離を越えてバリトンとテノールが絶妙な和音でユニゾンした。驚愕に強張ばる二人の表情はまるで鏡に映したようだ。

「……パパ……」
モニターの向こうとこちらで同時に呻くように呟いた親子は微妙に視線を逸らし互いを見られないでい.る。

 そんな二人に満面の笑みで頷くカイは楽し気で、本気で藍にそう呼ばせたがっているようだった。

 だがいくらそう望まれようと三四郎をパパと呼ぶのは御免の藍は前回の帰省の一件があるため黙り込むしかなかった。代わりにげんなりとした表情で三四郎がぼそりと呟いた。

       いくらなんでもここまで育ってるのにパパはねえだろ……もっと他にお父さんとか父さんと

       かいろいろ他にもあるだろ。
嘆くような愚痴はカイの端正な美貌を柔らかく綻ばせた。目を見張って三四郎を振り仰ぐ目元は淡く上気して表情は瞳の色が教える感情とぴったりと重なっている。

       いいのか……? 本当にそう思ってくれているのか?

藍を引き取った機会に再会した兄弟姉妹に対して三四郎は素っ気なかった。全く彼らに関心を寄せなかった三四郎がやがて離れて暮らす藍にもそうしない保証はなかった。そして離れ離れで暮らす家族を繋ぐには定期通信という糸は細すぎるのをカイは藍に突きつけられた。

 時間も距離も関係ないと言いきれるカイ達の絆と『家族』のそれは違うのだ。

       思ってくれてるって……あんた、本気で俺がとんでもない薄情者だと思ってるだろ。

       実妹ですら他人行儀のおまえにそこまでの父親の自覚があるとは考えていなかった。
            自覚があるかと言われると困るケド、ほら兄弟は他人の始まりって言うだろ。

       ガキの頃は紅子も俺の『家族』だったかもしれねえけど今の俺の『家族』はあんたと藍だろ。

そう言って喉で笑った三四郎が不服を隠さない藍を流し見てにやりと唇を吊り上げた。

       藍がどう思っていようと俺は藍のオヤジなんだ

三四郎らしい自己完結した一言で藍の拒絶も、カイの不安もないものにして屈託もなく笑う。親としての不安も迷いもない三四郎の根拠のない肯定は、しかし『家族』のカタチに拘り揺らぐカイをしっかりと支えるだけの力があった。

 そういえばジュール・ヴェルヌの任期を経てもドレイクは私を父として出迎えてくれた      三四郎も無償の愛情を時間と距離の向こうで注ぎ続けているのだ、そしてそれはとても身勝手で強くて優しい。

 カイの指が重ねた節高い三四郎のそれに絡められる。

 藍は私たちの子どもだ、絶対に変わらない事実を胸にモニターカメラに顔を向けたカイは鼻に皺を寄せ辟易としている我が子に微笑んだ。

 絆は結ぶものではなく紡いでいくものなのだ。

      お父さんとあなたの帰りを待っていますよ

 

 藍のスケベ心と、三四郎の親心と、カイの理想のすれ違い というのか 
 本当の両親はどうでもいい藍と、どう思われていようと父親は俺だという三四郎を前に、互いに認め合える親子でいて欲しいカイ。

 家族であっても思いは別々、それをすり合わせていくことが『絆』を紡ぐことかな……?
 一緒に暮らしているから、過ごす時間が長いからだけじゃ『絆』は生まれないのは凱が証明してくれている訳でだし事実、育ての親のカイを藍は『親』だとは思っていない……

ある意味、藍は『親はなくとも子は育つ』を実証しているのかも

うだうだとSSにかまけて更新さぼっている間に告知が出てしまいました 汗

 


ということで皆様、うっとうしい梅雨明けが早いか お手元にたぶんらぶらぶの三四郎とカイが届くのが早いか 心して待ちましょう 
 ではお知らせのみ。

 

あっ、手がけているSSは某国分太一くんの発言が発端ですWW しばしお待ちを