昨日は「四角いトビー」の謎を解明しようとして、道に迷ってしまったのだが、(笑)

あの後、諦めがつかずにもう少し調べていると、段々と事態が飲み込めてきた。(笑)


あの歌は、元々はソドー島の機関車たちを褒めちぎる歌ではなかったようなのだ。

原語版の歌詞を読むと、どうも翻訳版とはニュアンスが異なる。


ざっと意訳してみると、こんな感じになった。



トーマス、コイツはヤンチャなヤツだよ。

ジェームスは軽薄だけど、面白いヤツさ。

パーシーは定刻通りに手紙を持っていく。

ゴードンは雷みたいな轟音で走っていく。

エミリーは自分を分かってるよね。

ヘンリーはピューっと鳴って、フウフウ煙を吐いてる。

エドワードは誰かを助けて分かち合いたいと思ってる。

トビーは、…そのアレだ、四角いヤツだな。



お分かりだろうか。(笑)


この歌は、ソドー島の仲間たちを、酔っ払いのおっちゃん風に、多少からかい混じりに楽しくチャチャっと紹介しているだけの歌だったのだ。(笑)

決してトビーさんだけが、不当な扱いを受けていたワケではなかったんである。


それを日本の子供達向けに、「みんなちがってみんないい」風に超意訳してみたものの、トビーさんだけは原文がベタ過ぎてどうしようもなかったのだろう。(笑)


なぜ、多少ムリしてでも、トビーさんの項を超意訳しなかったのかは疑問が残る。


cuboid ではなく square だったのだから、

「トビー! 正直者さ」くらいに無理矢理丸め込んでしまったら良かったと思うのだが、原語のニュアンスへのこだわりを捨て切れなかったのだろうか?


ちなみに、JR西日本の脱線事故の後、「機関車トーマス」はしばらく放映中止になっていた。

トーマスは脱線ネタが多かったので、視聴者の心情に配慮したのであろう。

こういう気は回せるのだから、あの歌詞もシレッと変更しておかれてはどうだろうか?(笑)