作業療法アプローチ研究会「Team,re;Quest」のブログ -6ページ目

こんにちは。

Team,re:Questの古池です。

世間では3連休だったかとは思いますが、仕事をされていた方も多いのではないでしょうか。



私は先週末から引き続き、この3連休、頭も身体もフル活動だったため、やや疲労があります…。。。



が、精神的にはとても落ち着いた状態が保てているように思います。

改めて、自分自身の身体に対するフォーカスの重要性を認識することが出来ました。

さて、ブログですが、9月は【人の身体とこころに触れる】といったテーマで書いています。

今回はその第2部です!

前回は、相手の身体に触れることは雑であってはならず、意識して行っていく必要があるといったことをお伝えしました。

触れる部分や圧の有無など、様々な条件で反応は変化してしまうと思うので、プロとして意識して行っていきたいものです。



ボディーワークや手技について、一つの動きや対象となる身体の部位について理解していることは実際行っていくうえで必要になってくる部分であり、イメージすることでパフォーマンスが変化するといったことも日常的に経験される方もいるのではないでしょうか?

治療や訓練の際、相手に触れるわけですから、皮膚について理解しておくことは無駄なことではないと思います。

復習のような内容ではありますが、触れる対象となる皮膚の構造やしくみについて今回は書かせて頂きます。


皮膚は人間最大の臓器といわれており、たたみ一畳分、重量にすると約3kg体重のおよそ16%を占めるといわれています。

また、触覚は五感の中でも生まれてすぐ機能し始め、亡くなる直前まで残るそうです。


そう考えると、終末期の患者様などにとって触れるという行為はとても大切な関わりの一つなのではないでしょうか。

次に皮膚の構造です。

皮膚は、深層から順に、皮下脂肪、真皮、ケラチノサイトと呼ばれる細胞が重なり合った表皮、その表面を覆う角層という死んだ細胞と脂質が重なった膜によって構成されています。



また、当然ですが皮膚は受けとった感覚を脳に伝えているため神経線維も存在します。

皮膚にある神経線維の太さは直径1㎛以下から20㎛以上までと様々で、その太さにより3種類に分かれています。太い順からA線維、B線維、C線維となります。

A線維はさらにα、β、γ、σの4つに分かれており、信号の伝達速度は神経線維が太いほど早く、Aα線維は秒速70120m、C線維は0.22mとなります。



A線維、B線維は髄鞘で覆われているため、有髄線維。C線維は髄鞘をもたないので、無髄線維です。

触覚刺激の大部分は、Aβ線維を通っていち早く脳へ到達し、そのものの形状を知ることが出来ますが、触覚の一部はC線維を伝わるものもあります。

これが人に触れる上での大切なポイントとなります!!




他人に触れられて気持ちいいと感じるのは、ゆっくりとした刺激に反応するC線維が存在することと、どういった人から触れられるかという心理的な判断の二段階で決まると言われているからです。



他人から触れられた時の反応は複雑で、好きな人から触れられた場合は快を感じるが、嫌いな人に触れられたら鳥肌が立つほど不快に感じるといったことも起こります。みなさんも経験されたことがあると思います。

このように触れられた時には、皮膚感覚を通じて、自分でも意識しない感情が起きているのです。

こういったことからも、触れるといった行為や触れられたことに対する反応は、触り方や触る人との関係性が大きく関わってきそうですね。



では、実際にどういった触れ方が良いかということは次回お伝え出来たらと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。