作業療法アプローチ研究会「Team,re;Quest」のブログ -32ページ目

4月のメールマガジンを担当する田平です。

新年度が始まって配置が変わったり、新入職の方が入ってきたりとお忙しい毎日をお過ごしですか?忙しい毎日でも、患者さんとの関わる時間は楽しくやっていきたいと思っている今日この頃です。皆さんも今までと変わらず楽しみを見つけて仕事をやっていきましょう!!(^^)


さて、私は回復期リハに所属する作業療法士です。

普段リハビリを行う座位訓練や立位訓練は患者さんにとって意味のある訓練なのか…など、迷っているのではないかと思います。

私は入職当時、学校で習うROMMMTの手技とは違い、ADL動作のための訓練は結果が見えにくく、訓練が本当に意味があるのか…なんてことばかり思っていました。

今思うと、それは分析力、いわば分析の仕方が分からなかったことが主な原因だったと今は思います。

今月のメールマガジンはOTにでも必要な動作分析のポイントがお伝え出来ればと考えています。


まず、私達が過ごしている環境に目を向けてみると、様々な情報などが周りに溢れ、自分に影響を与えています。今回注目してみたいのは、どの環境にも共通している重力に関してです。


重力があるために、私達には動作中に必然的に転倒を予防するためにバランス反応が存在し、動作中も何らかの形で無意識にバランスを保っています。ADL動作も例外でなく、バランス反応を伴いながら行っています。

ADL動作のバランス反応は、肩甲骨を含め上肢操作に大きな影響を与えていると思います。上肢のみでなく、頭頸部への影響も大きいのは言うまでもありません。

頭頸部には重要な感覚器が多く集まっています。頭頸部の方向が違うだけで情報が的確に捉えきれず、また上肢の筋活動に制約がかかることで、効率的かつ円滑なADL動作は難しくなります。


以上のように、健常な人が簡単に行えるADL動作も障害を持った患者さまにとっては難しい場合が大いにあるのではないのでしょうか。


しかし、不思議なことに、このバランスの保ち方も、ほとんどの人が違うやり方を取っています。

皆さんはほとんどの患者さんに同じ介入を行っていますか?

姿勢や動作の方法が百人百様になるように、介入方法も全く同じになることはないと思います。重なる部分があったとしても、その人の目標に合った介入が必要になるのではないでしょうか。


さて、初回は動作分析の重要性についてお伝えしました。

当たり前と思われる方も多いと思いますが、動作一つ一つ様々な繋がりを持っていて、影響を与えあっていることを念頭に置いて、もう一度分析をし直してみて下さい。


次回のメールマガジンは観察、すなわち「見ること」についてお伝えしたいと思います。