作業療法アプローチ研究会「Team,re;Quest」のブログ -31ページ目

こんばんは。田平です。新年度が始まって気持ちを一新しようと思った方は多いのではないでしょうか。私も体力を付けようとランニングを始めましたが、やはり三日坊主でした。意気込みすぎず、小さくても出来ることからコツコツやることが大事みたいです。



さて、今回も分析の視点についてお伝えしたいと思います。まず、「見ること」です。

OTは動作分析は苦手…と、牽制しがちだと思います。

実習中に上手く動作の相に分けて考えることが出来なかった、見ていることが合っているか分からない、一体何を見ればいいか分からないなんて思われている方が多いのではないかと思います。



動作を見た時点で分析は始まっています。何かしら感じ取っている部分があると思います。



では基本に立ち戻って考えてみましょう。

まず、

見た印象はどうですか?

窮屈そうな所、偏っている所など特徴的な所を探してみてください。正解不正解はありません。自分が思った事を大切にしましょう。



重心の位置はどうなっていますか?

全体の印象と、どの位置に重心をとどめているか、この点は後の分析でキーポイントになってきます。



前後左右のバランスはどうですか?

で感じた特徴的な部分は前後・左右アンバランスな状態にはなっていませんか。 

局所の確認としてランドマークを確認してみて下さい。さっきの特徴的な印象がより具体的になるのではないのでしょうか。

ここで特に確認して頂きたいのは、体幹です。両側肩峰、上前腸骨棘を身体のラインに合わせて四角形に結んでみましょう。捻じれや傾きなどより簡易に3次元で捉えられます。



次は体幹と頸部・四肢の位置関係を確認します。

局所を見ると全体が捉えにくくなります。行き詰った時にも一度、全体を再度確認することが必要ですね。



さて、①~④を確認して全体の位置関係は把握できましたか?

学生時代の動作分析は、切り取った場面の評価が多かったと思います。しかし、動作分析をするからには、治療で動作が変わることが重要になります。分析した姿勢は動作へ常に影響を与えていることを念頭に置く必要があります。



では最後に

真似してみましょう。

自分の観察したことを実際に自分自身の身体運動として確認することは大切な分析要素です。

外見を真似るというよりも、重心の位置に対しての姿勢の留め方や身体の使い方、動作の流れなど、相手がどのように動いているのか体験を共有することで、今まで行った評価に繋がりが出てくると思います。



4月号第1部のメルマガに載せたように、バランス反応が私達の動作に影響していることは理解して頂けましたか?



分析に躓いた時には、人間の本能で行っている安全の保証、特に転倒を防ぐ心理としても常に重心を支持基底面内に留めておく身体反応があります。この点だけで分析してみてはいかがでしょうか?どんな場面でも確認できると思います。



普段の臨床は忙しい、また患者様に悩んできる姿を見られるのは…と思われる先生方も多いとは思います。しかし、しっかり分析で評価が出来れば、治療もより結果が出てくると思います。是非もう一度評価をし直してみてはいかがでしょうか。