こんばんは、4月のメールマガジン担当している田平です。
4月もあっという間に終わってしまいそうですね。新年度は慣れました?私はまだまだ…回復期で働いているとスタッフが多くて、また病棟担当のシャッフルなど新しい環境は慣れないですね。どうにか人見知りを克服できる方法がないかと日々思います。
さて、ADL動作の分析の続きです。
前回は位置関係、アライメントの確認を主にお伝えしました。
今回はアライメントだけでなく、どのように身体を筋で連結しているかなど、人それぞれ違う反応についてお伝えしたいと思います。
動作時の筋緊張について注目することが多いかと思います。
それはまた動かしみることで確認できると思います。
どうでしょうか、患者さんを誘導する時に誘導に対して固定的で抵抗されたりなど、常に私達に患者さんの反応が返ってくると思います。
これも全て患者さんの運動や筋緊張の反応を感じ取っているのだと思います。
では、どのような筋緊張の変化によって運動が起きているか分析する視点を紹介しましょう。聞いたことがある方も多いと思います。
運動の仕方はブリッジ活動、テンタクル活動の二つに分けられます。
ブリッジ活動は身体の2点が支持面に接してその間を下側の筋活動で持ち上げられる(クローズドカイネティックチェーン)活動と言われます。また、支持面に接する身体部分を変えながら全身に広がる活動です。
テンタクル活動は支持面に接した身体部分の末端が空間を自由に動く(オープンカイネティックチェーン)活動と言われます。これは身体の上面の活動として確認できます。末梢を空間で動かすために、中枢部分が重りとして活動しているといえます。運動範囲が大きくなると、支持面に対して重力の回転モーメントがかかることで、中枢より反対側の末梢が中枢を超えて重りを提供します。
上記の二つの運動によって全身に運動が波及すると思います。
しかし、目的に応じて運動を変化させる必要があります。
それが運動の広がりの制御として、カウンターウェイトの活性化、カウンターアクティビティとして確認出来ると思います。
カウンターウェイトの活性化とは、ヤジロベイのように、支点に対して反対方向へ動く2つの運動を同時に行って重りのつり合いを取ること。
カウンターアクティビティとは、何かの運動によっておこる支持面の変化によって引き起こされる運動で、余分な運動を運動に拮抗する筋活動で制動、制御すること。
何か用語が出てくると難しい感じがする方も多いと思います。
では、一度患者さんと一緒に動かしてみましょう。
誘導に対して患者さんの反応はどうでしょうか。
運動はどこから始まりますか?
また支持面の変化はありませんか?
支持面の変化に合わせて末梢がバランスを取ったり、支持面の変化を作らないように反応していませんか?
専門用語は難しく思えますが、簡単にいえばこんな感じでしょうか。
人それぞれ偏りや特徴のあるバランス反応があると思います。
その特徴を何となくでも掴むことを毎日取り組むだけでも、今まで以上に患者さんの変化を導きだせるのではないでしょうか。
見た目だけでは分からないことも多いです。
見た目と一緒に動かした時の反応も踏まえて統合と解釈をしていく必要があります。まだ私も恥ずかしながら間違えることも多いです…。
でも患者さんの状況に近付くためにも毎日努力してみませんか?
今回の参考・引用文献
・評価から治療手技の洗濯[中枢神経疾患編],丸山仁司ら,文光堂.
・クラインフォーゲルバッハの運動学,富田昌男,Jornal of clinical physical therapyVOL3.2000