ビタミン第2弾です!
前回はビタミンとは?をお話しました。
ところでビタミンの後についているアルファベットの意味を知っていますか?最初にビタミンと命名したのは1912年ポーランドのフンクと言われています。その後1915年にアメリカのマッカムがビタミンを油にとける脂溶性A、水に溶ける水溶性Bと定め、以後C,D,E,F…と順番になっています。しかし、その後の研究で「これはビタミンではない!」とわかったものがあり削除されているものもあるので、所々順番通りになっていないそうです。
今回は始まりのビタミン、脂溶性ビタミンである「ビタミンA」についてお話したいと思います。
「ビタミンA」と言われたら何を想像しますか?
自分が一番初めに「あっ!」と思ったことは「夜盲症」。俗に鳥目と呼ばれるものです。
ここで少しだけ専門性を高めてお話ししましょう。
まずビタミンAには2つ種類があります。1つはすでにビタミンAの形になっているレチノールと呼ばれるもの(動物性の食品にだけ含まれる)、2つめは体内で必要に応じてビタミンAに変わるカロチンと呼ばれるプロビタミンA(植物性、動物性食品の両方に含まれる)があります。どちらも結果的にビタミンAとなりますが、ビタミンAは脂溶性のため体内に溜まりやすいという傾向があります。レチノールを多く摂りすぎてしまうと逆に毒性をもってしまうこともあります。カロチンの形で摂ると、必要に応じてビタミンAに変換されるので溜まりすぎてしまうという心配はありません。
ということは植物性の物からビタミンAを摂った方が良さそうですね!具体的には「にんじん、トマト、かぼちゃ、みかん、すいかetc…」が良いそうです。さらに脂溶性のため油で調理するとより吸収力が増しますね!
では、先ほど出た「夜盲症」についてです。目の網膜にある視細胞は明暗を感知する杆体細胞と色彩を感知する錐体細胞があります。杆体細胞には光受容体であるロドプシンが含まれており、その構成成分としてレチノールが存在しています。そのことからビタミンAが不足すると「夜盲症」になると知られているのです。また同様に暗順応遅延といった症状が出てくると言われています。
次は良いやつ!とイメージがついたカロチンの話です。カロチンの中にβカロチンというものがあり、強力な抗酸化作用を持つ栄養素です。
※ここで豆知識!カロチンという名は人参の橙色の元になっている栄養素であることから人参(carrot)に合わせて名づけられたそうです!
ところで抗酸化作用とはどんな作用かわかりますか?よくTVや雑誌では「アンチエイジング」=「若返り!」などと説明されていますね。
なので一般的に「酸化」=「悪い」というイメージがあります。
では人体でいう酸化とはなんでしょう?人は酸素を取り入れてエネルギーをつくっています。その取り入れた酸素の一部は化学変化を起こし活性酸素となります。(ある研究では普通に呼吸して取り入れた酸素の2%が活性酸素になると書かれていました)この活性酸素は体内に侵入してきた細菌を排除する効果を持っています。しかし活性酸素が過剰となると正常の細胞をも攻撃してしまうのです。
活性酸素が過剰となる原因として、添加物が含まれた食品の摂取、喫煙、紫外線etc…
これらに共通していることは、体を守ろうと各機能が働きすぎてしまい、その過程で活性酸素が発生するということです!(他にも原因はあります)
さてさて、βカロチンの機能で書かれていた抗酸化作用!様々な研究が行われています。
まず第一は、ガンの予防効果があるそうです。多くの細胞の遺伝子が活性酸素によって傷つけられることが原因で発生すると言われているガンですが、ある研究で、酸化ストレスを誘発しDNAを損傷させ、そこにβカロチンを与えたら酸化によるデオキシグアノシン化が起こらなかったといったデータもあります!参考:Vitamins at physiological levels cause oxidation to the DNA nucleoside deoxyguanosine and to DNA
またアルツハイマー病患者の血中の抗酸化物質の濃度を調べた研究では、βカロチン濃度が低いことがわかっています!
さぁ今回はビタミンA(やや話が逸れましたが…笑)について書かせていただきました!
なぜ夜盲症になるのか、なぜ抗酸化物質を摂るといいのか、少しでも参考になればうれしいです♪