テキスタイル獣道 -26ページ目

フィンランドファッションって


デザインミュージアムでフィンランドファッションの展示がやっていると聞いたので覗いてきました。



































展示、ディスプレイがこざっぱりしていてとっても素敵でした。

低予算で何とか上手く見せようという苦労が透けて見えるようでしたが、、、。でも、こういう割り切り方というか考え方、好きです。



で、内容はですね、、、まあ、微妙。

個人的な意見ですが、そもそもフィンランドのファッション自体が微妙。

でも私はそこが好きなのかもしれませんけど。



ざっくりいうとこの国のファッションって、ファッションの王道たる、モード的な、エレガントとか、セクシーとか、そういった要素が欠落しているのだと思います。

やはり、貴族文化というものが無かったせいでしょうか?そういう意味では日本のファッションもそこらへんは弱いと思います。着物文化だったからですかね?

まあ、フィンランドはそんなこと以前に寒すぎて、オシャレどころではないというのが現実なんでしょうけど。生命維持の方が大切よね。




テキスタイルとファッションって、もちろん切っても切れないくらいの関係だし、テキスタイルにとって主戦場なのは間違いないのですが、私はどうしてもそこと距離を取ってしまうのです。

やっぱりね、やりたいのはテキスタイルのマテリアルというよりは、表層の色や柄なんだよなあ。 その辺りのスタンスがね、そもそも微妙。


いつもファッションショーやファッションの展示を見るたびにモヤモヤします。 おおむね煌びやかなファッションの世界に対する嫉妬なのだと思いますが、自分の立ち位置不在から来る不安のようなものなのだと思います。









話は変わりますが、OTTAIPNU のコーナーがあるCOMMONさんで、試験的にチェアパットをおいて反応を見てみることにしました。













もともと、アルテックの STOOL 60 の大きさに合わせて作ったこのチェアパット。

本場でどんな反応があるかなあ。

楽しみ!



富山もよう、快挙!

ヘルシンキ出張中ですが、ビックニュースが飛び込んできました。

昨年、私がビジュアルパターンを担当した北日本新聞社130周年企画の「富山もよう」が

日本新聞協会が主催する第35回新聞広告賞の新聞社企画部門を受賞したそうです!


http://www.pressnet.or.jp/adarc/pri/2015.html








こんな由緒ある賞を頂けるとは! いやはや、驚きでございます。


実は私、賞らしい賞って今まで受賞したことが無いんですよね、、、、

無冠のデザイナー。

そもそも、テキスタイルって業界的に賞って、、、、あるのか? ファッション系は多いけどね。



それにしても、最初の栄えある賞が広告系とは!

そもそも、グラフィックデザイナー、イラストレーターを目指して美大受験した私にとっては何とも不思議な巡り合わせです。

最近はイラスト系の本に載ったり、雑誌の表紙をやったり、こんな賞を頂いたりで何かこう、グラフィックづいているなあ


い、いっそ、、職替えか? テ、テキスタイルより儲かるのではないか?(@Д@;

や、しないけど。


そんなに甘くはないよね、仕事も、世の中も。

テキスタイルで地道にやりますー。


関係者の方々、有り難うございました。

これを励みに、今後もテキスタイルでがんばります!

おりゃー!





フィンランドのプリント工場にて



本日は北上して郊外のプリント工場へ。








単純に、フィンランドのプリント工場を見たいっていうのもあるんですが、目的はそれだけではありません。

今、ヘルシンキでOTTAIPNUの生地を販売しているのですが、意外にもとても評判がよくてハンカチとかはよく動いているようです。

しかし、肝心な生地が、、、評判は良いのですが価格がいかんせん高いようで、、、。

日本でもけっこう高い価格設定になってしまっていますが、そこに追い討ちをかけるように輸送コストや税金が加わり、結果、こちらではマリメッコの生地の倍以上の価格になってしまっております。

そりゃー、難しいよなあ、、、、

価格は下げられないし、、、どうしたものか?と考えた結果、「単純に、こっちで作ってしまえば輸送コストはかからないのではないか?」と、いう話になり

だったら、こっちで工場を探してみよう、と、いう話になり

まずは見学&打ち合わせにやってきました!

























フラットスクリーンが1台。かなりこじんまりした工場です。

インクジェットもやっていて、打ち合わせの時に先方が


(・ω・)/ 「インクジェットでやった方が型代がかからないからコストが安く出来るよ」 と提案してくれましたが


(;´Д`)ノ 「いや、その選択肢は考えていません。フラットスクリーンでのコストと生産ロットを教えて下さい。」


おそらく、変なジャパニーズだなあ、と思われたことでしょう。


価格とロットは何とかギリギリ行けそうだけど、肝心のクォリティーがね、まだ謎なんだよね。

ここの主力としては、懸垂幕とかフラッグをプリントしている様なので、繊細なプリントとかはどうかなー、という不安は、、、あるなあ。


先方は

(・ω・)/「今日はたまたまフラッグを刷ってるけど、普通に生地もやってるから問題ないよ!」

とのこと。



しかし、マス見本もグリットの色マスのみ(ちゃんとした色マスを出すには機械にセットしてやらないと出来ない為、えらい高くなってしまう)で、ほぼ一発勝負のご様子。

けっこう危険だなー、危険。

さて、どうするかなー。












工場の周りは一面の麦畑。 もう黄金色に変色して来ていて収穫も近そうです。



まー、やってみないと分からないしなあ。けっこうギャンブルだけど、とりあえず1柄だけやってみるかー。



と、帰りの車窓から麦畑を眺めながらぼんやりと思いました。

さて、どんな柄にしよう。

まだまったくの未定なり。


携帯を変えました



私の愛用して来たフィンランド用の携帯






確か3年ほど前だったと思うんだけど、こっちの家電量販店で一番安い物を買って(日本円で1500円だった!)、キオスクでSIMカードを買って使い始めたのです。

前回からどうも調子が悪かったのですが、とうとう通話中にも突然切れるようになってしまい、ついにダウン。

あー、駄目だ、新しいの買わなきゃ、、、と言っていたら知り合いが

「なんだ、じゃあ僕の使っていた古いやつをあげるよ」という神の声。









何と、ノキアのスマートフォン!

カメラもメールも、そして何と、データー共有(デザリング)も出来る!

うおおお! まじか! 最強じゃん!

SIMの大きさが違ったのでカットして挿入。ちゃんと使えました。

使ってみると、超快適。  自転車と車くらいの差がある。  ああ、感謝!



まあ、そうは言ってもこの携帯が壊れちゃったのはちょっと悲しい。

何だかんだと愛着もあったのよね、この安もの。 プラスチッキーな質感も含めて、何とも哀愁があってね。


試しに、SIMの無い状態で電源を入れてみると、聞き慣れたダサーい起動音。

その音を聞いたら、なんだか泣けて来た、、、

この携帯であんな電話したり、あの電話がかかって来たり、そういうなんか、大変だった思い出がブワーッと出て来てしまって

1人、宿でしみじみ。



お疲れさま。色々助けてくれて有り難う。

捨てられないなあ、これは、、、持って帰ろう。



ミーティングの日でございます






快晴。今日はミーティングの日。

メトロに乗って行きましょう。









多分、一年で一番緊張する日。 

このミーティング、私がヘルシンキに行くのが憂鬱と思う原因であり、それでも私がヘルシンキに行く理由でもある。 ああややこしい。

行く前にお昼食べなきゃ、と思ったけどまったく食欲がないのでベンチに座ってボーッと時間をつぶす。


もういやだー。 これで最後にしよう、、、。 と、毎回毎回思う。

でも今回もまた、こうしてここに来ているんだけど。
















それでもミーティングが終了した途端、めちゃめちゃお腹が空いて、「ああ、今回も来て良かった」としみじみと思う。 

そして爆食い。



ミーティング中に担当者が 「 あなた、なんだかんだと長いよね。初めて来たのいつだっけ? 」 って話になって 「 6年前ですかね、確か 」 と答えると 「 うわっ そんなに経つのか! 」、と。

担当者の 「 こいつ、けっこうしぶといな ( °д°) 」 という心の声が聞こえた、、気がした。



しぶとくて申し訳ない。でもまた来るよ。しんどくても来るよ。

29年前、大学の図書館で見たモノクロのマリメッコの写真。 何であれにそんなに惹き付けられたのか、分かるまで来るよ。





クリーニングデーにて


本日のヘルシンキはクリーニングデーです。

家にある要らない物をきれいさっぱり売っちゃおう、って日です。

そんな訳で街なかの公園をメインに、至る所にフリマが出現します。

当然、私も生地を探しに繰り出します。





























そんな中に何と、私がデザインしたユニクロムーミンのワンピースや








私がデザインしたマリメッコの生地やら








ヘルシンキのこんな所で見かけるとは、、、何とも感慨深いものがあるなあ。

でも嬉しい反面、クリーニングされちゃってるって言うのも、、、微妙、、かなあ、、、(x_x;)





しんどいけどまた来ています。







ヘルシンキ出張です。

まあ、恒例と言いますか。

何と言うかね、、、本当の本音を言うと、出来ることならば行きたくない気持ち。

や、実は今回に限ったことではないんです。もう3年くらい前から。

毎回毎回、「これで最後にしようかしら?」と思いながらチケット取っています。

今回も行くことは決まっているんだからさっさとチケット押さえれば良いのに、ウダウダしてたら何か高くなっちゃったり


ウダウダしている理由は単純に、しんどいから。

何故しんどいかって言うのも理由は単純。 私はここで仕事を取ろうとしたり、商品を売ろうとしたり、要はお金を稼ごうとしているからなのよね。

世の中、甘くない。 お金ってシビア。



まあ、そんなことを言いながらも、ちゃんと来ています。

そんなことをグチグチ言いながら、私は今回もせっせと、また来なければいけないように用事をどんどん作る。

しんどいけどこんな国、他にないからね。









明日からがんばろう。

マレンコの嫁ぎ先



久しぶりの更新になってしまいました、、

暑さのせいだ。(+_+)

そうに違いない。

皆様、お元気ですか? 私はグッタリです。(_ _。) 湿度なんて大嫌いだ!


さて,昨年末にアルフレックスから発表した、MARENCO × 鈴木マサル

1960年代に発表された名作ソファー,マレンコのカバーリングテキスタイルを私が手がけるという企画。

予想以上に好評で、その後大阪でも発表する事になり、生地の手配で我々もてんてこまいになってしまったのですがまあ、なんとか無事に納めた訳です。



先日そのマレンコの嫁ぎ先のひとつ、トヨタ自動車の東京デザイン研究所にお邪魔してきました。









エントランスの広い空間、正面にどーん、と。  圧巻の5シーター仕様。

マレンコの前には藤本壮介さんのガラスのテーブル。


凄いなー

何が凄いって、OTTAIPNUの、この作風の生地が、こんなステージで展開されているという事実。

我が事とは思えない。


アルフレックスの仕事は何と言うか、確実に私の、というかOTTAIPNUの生地のステージをぐっと上げてくれたように思います。



暑さも吹っ飛んだな。

感謝! m(_ _ )m






4ヶ月遅れの捕獲生地達 その2

さて、捕獲生地の続きです。








、、、、今回最大の捕獲

マリメッコの「KEIDAS」

1970年にアニカ・リマラによってデザインされたテキスタイルです。












基本的にこれ、インテリア用ではなくて服用のテキスタイルとして作られたもの

なのでお決まりの耳ネームも無く、生地も薄手でしなやかです。

その後、インテリア用にいつもの生地にプリントされたものも出て来たようですが、これは完全にアパレル向けの生地。

なので、これはおそらく、正式に売られたものではないのではないかな。工場とかのアウトレット品?

で、これで服でも作ろうとして誰かが買って、結局は作らなかったとか。

多分、そんな感じの生地


そんな事を想像したり空想しているだけで





ヨダレとナミダがいっぺんに出てきます。(TωT)














えーっと、これは新品。 私がデザインした柄です。日本未発売。






「KODIN ONNI」 って名前です。良い感じに出来てると思う。







ヘルットニエミのファクトリーショップには売ってました。ヘルシンキに行った際には是非!














これも新品。マリメッコ。

、、、凄すぎる。デザイナーは聞き覚えの無い人だったから新人かな? これもおそらくは日本未発売。








2メートルを超えるリピート。 うーむ、やるなあ。色も素晴らしい。

日本で発売されなかったのもうなずける。日本人にはこんな大きな生地、使いこなせまいよ。

そんな事言ったら同じような大きさのリピートの生地を8柄も作っちゃった私はどうするって話だけど、、、、

でも、こういう バカみたいな柄、もっともっと出てこないかなー と、思う。

こういうの単純に好き! でもそう言うのが大事だと思う、テキスタイルにおいては。









最後はムーミン。






実はこれも新品。

フィンレーソンから出た生地です。

私が知っている範囲だけど、トーベヤンソンがデザインしたテキスタイルは今のところ確認出来ているのは2つ。(知っている人がいたらメッセージ下さい!)

これはそのうちのひとつです。













デザインの中に弟のラースのサインも入っています。

共同デザインなのかどうか、そこは分かりませんがデザインは良いです。

鏡面返しの、割とイージーなリピートの付け方をしていますが、中心に来るモチーフを線対称にしない事でうまくバランスをとっています。

色はどうか分からないけど、形は割と忠実に再現しているように感じます。

ビンテージの入手が困難な事を考えると、、、買っちゃうよね、やっぱり。


どこまでトーベがデザインしたのかなあ、、、ラースのサインも入った経緯はどんなんかなあ、、、フィンレーソンの社内デザイナーの手は入ったのかしら?、、、

生地を見ながらそんな事をグルグルと考えては

また畳んで、そっと棚にしまっておくのです。

、、、最高に楽しい。










FIQ大阪店にて

捕獲生地ご紹介の最中ですが、ひとつインフォメーションを。

現在、FIQ大阪店では 「鈴木マサル 2015 コレクション」を開催中です!

あの、「デカプリント(俗称ですが)」シリーズ初の一般公開&販売です!







↑ デカいフクロウが店頭でお待ちしております。












、、、ひたすらデカい











大好評のタオルも。

あと、写真に写っていないけれどもチェアパットも。 ラグマットも。 カバンも!

もりもり盛り沢山。





詳しいインフォメーションはこちらをご覧ください。 ↓


http://www.fiq-online.com/main/cm_gallery.php


大阪の皆様、デカい連中を見に、是非ご来店下さいませ!


■開催日 :7/30(木)~8/15(土)

■開催店舗:FIQ大阪店

■水曜・日曜定休日