TIADオートグラフコレクションで1泊する。
このホテルは名古屋の繁華街の栄、久屋大通り公園のすぐ傍に立地している。

名古屋人が名古屋のホテルに宿泊するという、ちょっとした小旅行だ。
15:00にチェックインして、妻の詰子とプールに行く。
その後、詰子が焼き鳥を食べたいというので、ホテルからすぐ近くの「大銀杏」に行くことにした。

いくつかの串を注文して、ビールで乾杯する。
しばらくして串が運ばれる。

「オツトくん、このお店、何を食べても美味しいね」
「うん美味い」
「このしんぞう(ハツ)は最高だね」
「うん美味い」
「うずらの中が半熟で、ソースみたいになってるよ」
「ホントだ。こんなの初めて食べた」
「焼き牡蠣もプリプリで超おいしい」
「う~、ビールが進んじゃうよ」
「焼きおにぎりも美味いけど……」
「けど? 何? 詰子ちゃん」
「しそが入ってなかったら、もっと最高なのに」
「いや、入っていても最高に美味しいよ」
「ハハハハ」
 

あとがき

美味しい焼き鳥屋さんでした。
詰子はしそが苦手で、少しでも入っていると臭いと言ってきます。

焼き鳥写真

さて、退院したばかりの母のことが気になりますが、看病は妹に任せて、僕たちは以前から予約してあったTIADに来ました。
今回が2回目の宿泊です。

2023年の開業で、全てが新しくとても快適に過ごしました。
今回もプールを利用したのですが、どういうわけか1時間貸切状態。
どうして他のお客さんはいなかったのだろう?
たまたまでしょうか。

また、行きたいと思ってます。

 

 

妻の詰子が痛みをこらえて苦しそうにしている。

「詰子ちゃん、どうしたの?」
「背中痛いし、胸痛いし、寒いし……」

詰子は12月だというのに、Tシャツに短パン姿だ。

「とりあえず、服を着たほうがいいよ」
「着ると肩が痛いもん」
「いいから、着てみてごらんなさい」

ふてくされた顔で長袖の上着を着る。

「あぁ~、痛いし~、動きにくいし~、もう〜」
 

あとがき

かなりご機嫌がナナメです。
よほど痛いのでしょう。

詰子は、肩、胸、腕と毎日痛い場所が変わるようで、しかも、日によって痛くない日もあれば、激痛のときもあると言います。

以前にも、こんなことがありました。↓
https://otsuto205.com/2024/07/12/1341/

改善されないようであれば、また医者に行ったほうがいいかもしれませんね。

 

母が脳梗塞で入院して一週間ほど経ち、おかげさまで退院できた。
午前中に僕が母を病院から実家に送り届けると、妹が暖房を焚いて待っていてくれた。
ありがたい。
妹に引き継いで、僕はいったん自宅に帰る。

夕方に母の所へ戻ってしばらくすると宅急便が来た。
開けてみると、熨斗の付いた贈答用の焼き菓子の詰合せで、全く同じ物が3個入っている。

「母さん、これ誰にあげるの?」
「ん〜、覚えてない」
「注文した記憶ある?」
「ない」

記憶がないようだ。
ボケか後遺症か、どっちだろう。
どちらにしてもマズい状況に違いない。

しかし、それ以外はいたって普通である。
晩ごはんを食べて、母を風呂に入れる。
母にとって一週間ぶりの風呂だ。
いつも通りのルーティンで、入院前の日常と何ら変わりない。
22:00ごろ床に入った。

実家は古く隙間風が入り、めちゃくちゃ寒い。

朝、母に言う。

「寝てるとき、めちゃくちゃ寒かったわ」
「でしょう」
「母さん、寒くないの?」
「電気こたつ、入っとるもん」
「ぴょ〜(そういう所はちゃっかり頭が回っとるな)」
 

あとがき

退院日ということもあり、心配だったので実家に泊りましたが、母はいつも通り動いていました。
帰るときには、ほうきを持って玄関、車庫を掃いていました。

でも、ボケてる感じがするので一度医者に診てもらおうと思います。

介護の大変さを実感しています。
妹がいて助かっていますが、仮に僕が一人っ子で、世話をする人間が僕だけだとしたら、上手くできる自信がありません。

僕と詰子には子どもがいないので、僕たちが介護を受けるとき、どうなるんだろうと心配になります。

 

 

母の様子を見るため病院へ向かっていると、妹から電話がかかってきた。

「今、お母さんのところに行ってきたんだけど」
「うん、それで?」
「昨日、先生に病状説明してもらって、先生と3人で話したこと、覚えてないっていうもん」
「マジで!? 今から病院に行くから俺からも聞いて確認するわ」
「お願いします」

病室に着いた。

「母さん、調子はどう?」
「いいよ」
「あのさ、昨日、先生と俺と母さんと3人で話したの覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。内容はよく分からんかったけど」

本当に覚えているのか、適当に話を合わせているのか、疑わしい。
さらに聞いてみる。

「あれって何時からやったんだっけ?」
「3時だよ」

おぉ~、合っているではないか。
しかも即答だ。
どういうことだ?

そのことを妹に報告すると驚いていた。
妹は病状説明のことを何回も聞いたらしいのだが、母は覚えていないと答えたそうだ。
帰宅後、妻の詰子にも報告する。

「母さんの記憶力がいよいよ怪しくなってきたよ」
「まぁ、オツトくんも脳梗塞じゃないのに、お母さんと似たような言動をしてるけどね」
「!? どゆこと?」
「私が何回も説明しているのに、聞いてないって言ってくるでしょ」
「それとこれとは違うでしょ」
「同じです。だからお母さんも問題なし。オツトくんと一緒で適当に答えてるだけ」
「ーーーー(本当にそうだといいんだけどな)」

あとがき

大丈夫かな、心配です。
詰子の言うとおりなら問題ないんですけど。
しばらく様子を見てみないと何とも言えません。

さて、明日、退院します。
母は実家でひとり暮らしですが、古い家なので段差が多く、寒く、なにかと使い勝手が悪いので、病院にいるときのようにはいきません。
火の始末や転倒が心配です。

しばらくは、僕が泊まり込むことになりそうです。

先生から、これまでの病状説明があるというので、病院を訪れる。
CT画像を見ながら先生が僕と母に説明をしてくれ、退院は2日後に決まった。

そこまでは良かったのだが、先生の次の言葉に少し驚いた。
「実はCT画像の膵臓に気になる影が見つかりました」
「影?」
「のう胞ですね」
「のう胞?」
「水が溜まったものです」
「ほぉ」
「検査したほうがいいので、今から予約を取ります。退院後に受診してください」

母に聞いて確かめる。
「膵臓に影があるから、また検査するんだって」
「ふーん」
「わかった?」
「わからん」
「ーーーー(現状を理解できないようだな)」
 

あとがき

先生からの説明によると、
症状として、ろれつが回らない、注意力の低下、人の話を聞いて考える力の低下が認められる。
脳梗塞の一般的な原因として、血管が細くなる、心臓が弱っている、不整脈が考えられるが、母の場合、検査しても原因がよく分からないとのこと。
なので、血をサラサラにする薬で対処することになりました。

先生が説明してくれましたが、母は話を理解できませんでした。
これが脳梗塞の後遺症なのか、認知症の始まりなのか、分からないとのことでした。
昨日は病院内で迷子になりましたし。
いずれにせよ、理解する力や考える力が、かなり衰えているようです。

また、膵のう胞が発見されました。
今回入院したおかげで発見できたわけですが、運が良かったと考えるべきでしょうか。

予想外のことがいろいろ起きています。