6月から定額減税が実施されている。
僕は自営業者であり、税理士にお願いして毎年確定申告をしてもらっているので、僕と妻の詰子に関しては問題ない。

そんな中、年金ぐらしの母親の事が気になったので調べてみた。

詰子に報告する。
「母は調整給付金の申告をしなきゃいけないみたいだよ」
「調整給付金って何? どうやってやるの?」
「ん〜、調べないといけないな」
「そうなんだ。面倒だね」
「詰子ちゃんのお母さんは大丈夫? 電話して聞いてあげたほうがいいんじゃない?」
「いやいや、何もしなくていいよ。気にならない。私のお母さんがたとえ減税されなくても、まぁいいわって感じ」
「マジで? どうして気にならないの? 性格かな?」
「性格だね。私は......よきに計らえ、損するときもあるかもしれないけど得をするときもある。今回損をしたとしても仕方ないかなって感じ」
「ーーーー」
 

あとがき

十人十色とはよく言ったものです。
20年も一緒に暮らしているのに、未だに同じ思考にならないのですから。

それにしてもわかりにくい。
定額減税の大筋はわかっても細かいところがわからない。
文句は言いたくないけど、文句を言いたくなるレベル。
もう面倒くさいんで、マイナンバーで全部管理してもらって構わないので、AIに全部やってほしい。

そのかわり、AIは裏金工作も許さないからな。
そのうち暴動が起きるんじゃないかと思ってるぞ。

おっとっと、言葉が過ぎましたね。
すみません。

技術的には、できるはずなんです。
あなたが定額減税するための手続きのご案内メールとかが毎日飛んできてほしい。

ECサイトで、あなたにおすすめの商品がうっとうしいくらい来るのだから、技術的にはできるはず。
セキュリティがどうのこうのとか言うけど、実現しない理由はやる気がないからだと思っています。

ところがどっこい、よくよく調べてみたら、僕の母の場合、名古屋では、こちらがアクションをしなくても、ちゃんと処理されるようになってました。
おいおい、もっと早く言ってくれよ。
すごい調べたじゃないか。

はぁ~。
こんなストレスを感じることなく生きて行ける社会にならないかな。

結論として、詰子ちゃんの考え方が大正解だったどいうことですね。