OTSURUちゃんの四方山話 -12ページ目
四十九日や
それ以外の
「法要」
「法事」と言われる行事について
主催する家は
会場を指定して
法要開始すれば
住職の読経
食事のふるまい
参列者の方の家ごとに
粗供養をお渡しする
お二人来ていただいても
粗供養は一つ
お参りに来られる方々は
お香典と書いた現金と
お供えの熨斗を付けた
お菓子の箱ひとつとかを
読経が始まる前に
お仏壇の前に並べて・・
だいたい一般的に
こうだと思われる
OTSURU地方
(正確にはOTSURUの夫地方)では
法要の時参列される方は
お香典のほかに
お参りに来られる世帯分の
「粗供養」と熨斗をかけた箱を持参される
よって
法要の案内文に
「そちら様を含めて
〇世帯のお参りです」
って一文を付け加えた
そうでなければ
参列者から
「何件来られるの?
粗供養は幾つ用意すればいいの?」って
電話がかかってくる
お寺さんには
お布施と
OTSURU家が用意した
粗供養(のみ)を
お持ち帰りいただく
しかし
参列者の皆様に
お持ち帰りいただくのは
OTSURU家が用意した「粗供養」
参列者が持ってこられた「粗供養」
大箱でお供えされたお菓子を
ばらして家族数に・・
お参りに来られた家ごとに
お持ち帰りいただくものになる
大紙袋に
うちの粗供養1個
皆さん持参の粗供養が
それぞれ一箱ずつ入れられる
それらを家庭分に分ける
お帰りまでに準備をし
大荷物を持ち帰るのだ
自宅で法要などしたら
参列されてくださっている女性の方が
全員での作業に携わってくださる
実際
おお仕事なのだ
箱入りはそのまま
バラすものは
ちゃんと参加家分に
均等に
公共交通機関で来られた方
お年寄りには大変です
この風習どうにかならんかな?
と常々思ってるが
何ともならんのが風習である
葬儀が終わってからも
会計決算
四十九日法要の準備
満中陰志発送の準備
相続の相談
などなど
四十九日の法要については
葬儀の日に
葬儀社とご住職と夫の予定を突き合わせて
予約を入れていたので
日程は決まっていた
ちょこちょこ
なんやかんや
やってるうち
あっという間に
10月がやってきて
四十九日法要に来ていただく方に
案内を送って
出欠を調べて・・・
オヤッと気づいたら
10月下旬
10月25日
明後日
法要のために葬儀社にもっていくものを
明日
実家に取りに行き
後飾りを四十九日以後バージョンに
造り替えてくる
今まで切らさず供えていた生花を
ここらで申し訳ないが
造花にしたり
そこらあたり片づけたりするだけだが・・
夫が多忙のため
OTSURUが行くことになった
間違いがあるといけないので
夫に確認
OTSURU
「あれはいるやろ?」
夫
「何でそんなもん要るんや!
そんなんいらんわ!」
OTSURU
「これはいらんの?」
夫
「それはいんねん、あほか!」
忙しい夫はイライラして
話にならん
こっちもムカついて
「ほなら、メモに書いといてや!」
言い残して さっさと寝た
10月26日
朝、やることと持ってくるものの
メモがテーブルの上に置いてあった
実家に帰ってやることやって
持って帰るもの持ってきて
10月27日午前11時から
四十九日法要
午前9時
この日も
葉月ちゃんは
動物病院のホテル(うちでは幼稚園と呼ぶ)で
半日保育をお願いしていた
午前9時から午後4時まで
普通の家庭なら
それぐらい毎日、一人(一匹)で
お留守番してるわんこもいるでしょう
しかしレディーでお姫様の葉月ちゃんは
滅多に一人(一匹)になったことがない
七時間とか
寂しくて死んじゃうかもしれないので
可哀想で幼稚園に預けることにした
幼稚園の先生(看護師さん)が
しっかり抱っこして連れていってくれたけど
一番大好きな先生(トリマーさん)じゃなかったので
葉月は少し不満顔であった
そんな葉月を幼稚園(動物病院)に残し
家に帰ったら
夫はまだ寝ていた
10時には向こうについてないといかんなって
昨夜話してたやん
片道40分はかかるでしょうが
もう9時15分やんか
喪主!!喪主何しとんねんな
ほんまにもう
起こさへんかったら
一生起きてきーひんつもりか
急いで急いで!!!!
ちょっと遅刻気味の
午前10時半
葬儀社に着くと
四十九日用の祭壇は整えられており
実家から持ってきたものを
担当者に渡して
「それはここに、
これはここで。
あ、それはいりません」
って感じでしっかり祭壇は出来上がった
祭壇の横には
参列の方々からのお供え物が
ずらーーっと並んでいる
親戚の方々も
ほぼ集まりかけていた
午前10時45分頃
そろそろ
ご住職も来られる頃
夫は今回も
葬儀の時にお世話になった
Fさんが取り仕切ってくださるので
Fさんと打ち合わ中
祭壇を見ていた妹二人が
「お兄ちゃん!!」
って走ってきた
妹二人のデュエット
「お兄ちゃん!お骨は??」
兄(夫)
「はあ?お骨なんて
四十九日にはいらんでえ」
OTSURU
「私もいるんちゃうって
言ったんやけどね、
四十九日にはお骨要らんのやって。
えらい怒られたんやから・・」
妹デュエット
「なにゆうてるんお兄ちゃん
四十九日には
お骨要るに決まってっるがな!」
夫
「要らへん、要らへん
なあFさん」
Fさん
「要りますよ」
夫
「
」
妹デュエット
「お兄ちゃん・・・
要るよ
あったり前やん」
夫
「
」
親戚もそろそろ集まってる中
そこら辺にいたおっちゃんたちも
えらいこっちゃ顔
OTSURU
「無言・・やから要るやろって言ったのに
あほか、四十九日に骨なんかいるかいな
って
絶対要らんって言ったのはあなたです」
夫→Fさんに向かって
「要るって言いました?」
「要るって聞いてないし・・」
Fさん
「いやあ・・」めっちゃ困り顔
「ここは要りますよ」
末妹
「今から帰っても
間に合わへんよなあ。
どないするん??」
上妹
「お兄ちゃん、どうする?」
お兄ちゃん・夫
「
」
「Fさん、骨壺の小さいの
あります?
あったら、それで行きましょ」
Fさん
「
ありますよ。
そうやね、もってきましょか」
夫はこういう窮地は
なんか何とかしよる人です
褒めていいのか悪いのか・・・
しかし
OTSURU
「何で[お骨はいらん]って
そんなにしっかり思ったん?」
と聞いてみた
夫
「だって、
一度たりとも要るって聞いてないもん」
<小学生か>
(これはこの話をOTSURUの
実妹にしたときの感想)
言い得て妙なり
(OTSURUの感想)
めでたく
(言葉選びが
間違ってることを承知で)
何もなかったかのように
(何も入ってませんが)
そこらに合った
空っぽの骨壺
知っている人は
知っているが
知らない人は
知らない
恭しく
祭壇の真正面に
鎮座
ご住職が来られた
OTSURU夫婦で
ご挨拶
例の件には触れない
絶対に・・・
親戚一同整列
ご住職入場
ご住職の前には
かの
骨壺が・・・
しかし
ご住職とて
中身までは
見極めることはできない
まさかの事実が
ここにあったのでございます
ご住職
まったくもって
申し訳ありません
その骨壺は
いえ
何でもありません
ご存じない方が
よろしいかと
読経は
すらすらと進み
すらすら・・・
すらすら・・・
読経終了
説法
「何やら本日は
この会館では
よーけ法要があるようで
皆さんが
お忙しくされてるようですな
結構なことでございます」
OTSURUの心のなか
「結構って、なんかちょっと
まあ、ご住職にとっては
結構なことやろね」
「お父さん、この遺影
ええ顔してはりますなあ
えらい私も、お世話になりました」
「ご住職、ご覧になるの
三回目ですけど
葬儀の時は
ライトに照らされてたから
見にくかったのかな」
「ではこの辺で」
と部屋を出られた
OTSURUも夫も
親戚の皆さんも
・・・ざわざわ
後のおっちゃんたちが
口火を切った
「お焼香なかったな」
「ご住職 忘れはったな」
OTSURU→参列者
「お焼香、無かったですね
どうしましょう。今からやりますか?」
夫(小声で)
「まあ、おあいこやな」
「なにがおあいこやねん」
一部の方々で
小さな含み笑い
OTSURUと目の合った
夫の後のおっちゃんが
( ̄ b ̄) シーーッ!って
人差し指を口に当てて
ですよね
じゃ、お焼香しましょうか
夫から順に
読経も
住職もいない中
静か――に
お焼香
全員終わり
夫のご挨拶は
後の食事会場で
ってことで
皆さんには
そちらに移っていただき
ご住職には
夫婦でちゃんと
ご挨拶
例の件には触れず
どの件?
二つあったし
もうどうでもええわ
触れないでおく
絶対に・・
ほんとに
もう
肝が冷える
冷えてるのは
OTSURUだけかいな
その後の食事会は
それはもう
和やかに
例の件が
二つもあったら
そりゃあ
秘密を共有した
同志のような感じで
結束も固まりますがな
この食事会の席にも
当然ながら
遺影と骨壺が
運ばれてきまして
ご存じの方は
そうでない方はそれなりに
有難いことに
骨壺に関する秘密について
あらためて口に出す人は
お一人もいらっしゃらず
知らない人は知らないまま
約一時間
和気あいあいと
食事を楽しみ
お話し
お開きの時間となりました
お食事の間に
皆さんに持ち帰っていただく
粗供養は
葬儀社の方が
しっかり作ってくださり
それを皆さんお手に
お帰りになりました
残った我が家の家族
食事会場を
片づける
遺影を箱に戻し
骨壺は
Fさんにお返しして
目と目で( ̄▽ ̄)ニヤリ
お世話係の人が
変な目で見ていたのを
OTSURUは気づいていた
でも無言
本当にお世話になりました
心からお礼を言って
会場を後にいたしました
帰宅後すぐに
葉月をお迎え
葉月は
幼稚園にすっかり慣れているため
どうやら今日は
皆さんの控室で
預かって
いただいていたみたい
楽しかったねって
みんなに言われて
元気に帰ってきました
PS.
夫がOTSURUに渡した
あのメモ
実物はどっか行っちゃったけど
写真を撮って残してあります
何かの時に役立つかと・・・
「父を送る」
やっとこれで終わります
火葬の間
若さま(お坊さん)もいったん御帰宅
みんな葬儀社に戻って
さあ
精進落としの食事
火葬場に来てくださったあと
どうしても用事があるとのことで
親子で
火葬場から直接お帰りになった方が・・
・・お料理が
・・二個
実家のご近所の方で
葬儀社に戻ったらお帰りになる方に
よろしかったら残ってくださいと頼んで
残っていただき・・
せっかくのお料理
おひとりには
(喜んで)食べていただける
でも一個が余っちゃうなあ
葬儀社の精進落としの食事会場は
火葬場から帰ったらしっかり準備が整っていて
お父さんの遺影の前に
一人分のお食事が用意されました
もちろんビールもお酒も
こういうことで
良かったんだよね
臨機応変
その時の一番いい方法を
考えていく
なるようになっていくんだわ
昨夜の通夜振る舞いの時と
メンバーはほとんど変わらず
知らなかった親戚同士も
相手方がわかって
話に花が咲くようになってきた
和やかでいい雰囲気でした
このご時世
車で来ていない人は少なく
お酒は飲めないと思った方がいい
お茶の次に
ノンアルコールビールが
一番の売れ筋
よって
酔っぱらいはゼロ
お父さんがいたら
「なんっちゅう嘆かわしいことやねん
こういう時に飲まんでどうすんや
酒は飲んでなんぼやろが」
って 一人でのんでたんとちゃうやろか・・
お父さん今頃
焼けてんのやろなあ・・とおもいつつ
骨上げと
その後の予定を考えながら
初七日法要と
持ち帰ってもらう粗供養の準備や
人数分っていうのが・・・・
約束した人
ちゃんと初七日来てくださいよ
勝手に帰らんといてよ
骨上げは
ほんとに近い親族だけで・・と計画していたら
おっちゃんが
「みんなで行こうや!」
と言い出して
・・・
スーパーおばちゃんは
留守を守っていただくということで
おばちゃん残して
みんなで行くことになる
火葬場につくと
さっきまで御棺に入っていた
お父さんの身体は
すっかり骨だけになって
大きな骨でした
どこの骨もしっかりと形を残して
大腿骨なんか
本当にそのままで
大腿骨・・・・・????
「あらあ~~!!!
ボルトが残ってる!!
すっかり忘れてたわ!!」
兄妹そろって
声を上げて
去年大腿骨骨折したとき
手術したことすっかり忘れてた!
そうやお父さん
ボルト入れてたんやった
あれからほとんど歩くことが出来なくて
それでもボルトは役に立ってたんかなあ
痛い思いしたけやったんやろか
それにしても
お骨 しっかり残ってる
骨上げをしてくださる
火葬場の係りの方が
頑丈な骨でいらっしゃいますって
褒めてくださった
あの山の家で暮らして
山仕事や畑仕事に
明け暮れていたんやから
鍛え方が違ってたね
頭蓋骨
あごの骨
上腕骨
背骨
大腿骨
・・・
骨壺に
絶対入りきらない
(当たり前か)
のどぼとけを
大きい骨壺と
小さい骨壺の
どちらに入れるか
のどぼとけが
一番大事
こっちがメイン
大きい方は山の家
小さい方は息子
つまりOTSURUの家
お父さんは最後まで山の家に居たかった
大きい方に入れてもらいましょう
無事に骨上げもすみ
お骨はOTSURUが抱いて
葬儀社に戻った
骨上げに言った方々は
初七日法要にも来てくださる方ばかり
一人も逃さず
会場にご案内
あれ
初七日法要は
ご住職がまた交替されて登場
初七日は
あらためての法要になる
ちゃんと
またまた寺院控室に
ご挨拶に伺って
午後七時
お骨を前に
法要開始
読経
焼香
説教
ご住職
またうちとご住職のお寺さんとのかかわりを
話していらした
「年取ると物忘れがひどくなりましてな」って
通夜でしゃべったこと
忘れていらしたのかあな
どんなこと話したかなあって
探り探りやったかも・・
お坊さんも
いろいろしゃべらなあかんし
あちこちでなんやかんや話してたら
話がかぶっても
致し方ないわな
法要の間に
粗供養と
御供のお菓子やら
お供えしていただいた籠盛を
葬儀社の方が
人数分に分けて
袋にいれてくださって
持って帰っていただく
用意は万端整っていた
会場を埋め尽くしていた生花
御棺の中に全部入れた・・
のではなく
花束を三つ作ってくださっていた
子供三人にひとつづつ
妹にひとつづつ
兄(OTSURUの夫)の分は
一番大きい孫娘に渡してあげた
こんな心遣いもうれしかった
缶詰の籠盛があったから
まあ 袋の重いこと
午後八時
これで一連の葬儀は
お開きです
皆さん 長いこと
大変ありがとうございました
父も喜んでいることと思います
どうかお気を付けてお帰り下さい
皆さんを見送って
喪主の仕事は
まだ終わらない
後飾りを
実家にもっていき
しっかりお供えして
来なければならない
これはOTSURUと夫と二人
それに葬儀社のFさんが
後飾りセットを持って
実家に
お仏壇の横に
段の木枠をおいて
遺影・位牌・お骨
お花・線香・焼香台
などなど
あらぼとけ様
(死んだばっかりの人)は
四十九日まで
仏壇に入れないで
別でお祀りする
ってこと
ほんとなら
家に連れて帰るべきなんだろうけど
なにせ狭い我が家
ちいさな骨壺を
うちにもって帰り
小さな神式の祭壇に・・
これもまた
我が家のやり方
とにかく疲れた・・
終わった
お父さん
お葬式終わったよ
どうだった?
ちゃんと頑張ったよ
お父さんの息子も嫁も
精いっぱい頑張って
お父さんのお葬式
何とか終わった
まだまだこれからやらなきゃいけないこと
いっぱいあるけど
とにかく終わった
笑ってくれてるかな
お父さん

