97歳の底力 2 | OTSURUちゃんの四方山話  

OTSURUちゃんの四方山話  

「洞不全症候群」でペースメーカを入れるために入院したら
「ブルガダ症候群」であることが判明し
2013年にICD(埋め込み型除細動器)を入れました
ICDのペーシング機能と除細動機能に守られて
「普通」の生活を送っています 
     

9月12日朝

倒れた伯母は

その日を

生き抜いた

 

 

伯母は元気な時に

 

倒れても

入院したくない

 

延命治療は要らない

 

誰にもしらぜず

あんたたちだけで

送ってほしい

 

と言っていた

 

いつも寝ているベッドで

横になり

点滴をしてみたが

顔や体にすぐにむくみが出て

先生が「やめておきましょう」と言われた

意識なし

ただ、寝ているだけ

息をして寝てるだけの伯母

 

義妹二人に付き添われ

血圧も低く

体温は高い

危篤状態のまま

頑張っている

 

9月13日

夫が付添交代

義妹二人は

伯母に最後になるかもしれないと挨拶をして

自宅に帰った

 

意識は戻ることはないといわれた

血圧は低い

熱は高い

しかし伯母はその日を生き抜いた

 

9月14日

上の義妹が付添交代

熱は少し下がった

義妹2人、夫、OTSURUの

四人のライングループを作る

 

どんな情報も共有しよう

変わったことがあったら

すぐ連絡しあおう

 

意識なし

伯母は荒い息をしているが

頑張っている

 

9月15日

下の義妹が付添交代

熱は下がり

血圧正常

尿もしっかり出ている

・・が何時かわらない

 

介護の再認定のため

ケアマネージャーさんが来てくれる

 

12日に倒れてから毎日

 

ヘルパーさんは

午前10時頃と

午後6時頃

 

その間に

看護師さんが

午後1~3時ごろ

 

伯母の看護記録を

皆さんがノートに書いていかれて

連携を取ってくださる

 

毎日必ず来てくださる

付添人は

本当に見てるだけで

声をかけてるだけで

夜一緒に寝てるだけ

 

それでも

やっぱり

 

下の妹が

遺影の写真の相談を始めた

 

OTSURUが

パソコンに保存してるのでいこうと

決めて

データをすぐに持ち出せるようにした

 

伯母は無呼吸の回数が増えてきたが

穏やかな呼吸をしている

 

9月16日

上の義妹が付き添い交代

往復するだけでも疲れるという

 

そりゃあ疲れる

すぐ横に

何時息が切れるかわからない伯母がいて

しっかり寝れるわけがない

 

いつもあちこち電話をしていた伯母から

最近電話がないと

知人からの心配の電話が

次々かかってくるようになり

見舞いを断り

その応対も

疲れを増幅させる

 

義妹から

「あの~

お医者さん1週間は持たない」って言ってたけど

意識不明の点滴無しでも1か月は生きたっていう人いるらしい」

と、”不安のLINE”

 

この頃から

十分見たよね

これ以上しんどそうなの見てられん

それに

こっちもしんどい

いつまで続くんやろ・・・

 

ため息が出るようになってきた